[17] 2004年5月6日(木)『第14回情妙寺寄席』 名古屋市東区情妙寺  投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/06(木) 23:16:08 [返信]
I P:218.222.64.129
桂 宗助   始末の極意
桂 文我   こぶ弁慶
 中入り
桂 宗助   天狗裁き
桂 文我   佐野山


Re: 2004年5月6日(木)『第14回情妙寺寄席』 名古屋市東区情妙寺 投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/07(金) 01:44:26
I P:218.222.64.94
『始末の極意』 「ケチ」のマクラから爆笑。女性の口調の真似で大爆笑。特に年配の女性客に大受け。県民性からも、このネタは正解でした。(名古屋の人がケチという意味ではありません。堅実なんです、ハイ。)

『こぶ弁慶』  お伊勢参りは「東の旅」。大阪人にとって、こんな当たり前のことからの解説付き。噺の運びにそつはなく。駕籠を止めた弁慶の立て弁もさすが!オチはユニークな文我流。

『天狗さばき』 目をつぶって聴いていると、米朝師匠の高座と間違えるかも。(ちょっと無理かな?)
お奉行さんと、子供を上手に演じるところも、師匠譲り?

『佐野山』 講談ネタだけに、笑いの少ない人情相撲噺。
途中、少しウトウトしました。文我さん、ゴメンナサイ。  


Re: 2004年5月6日(木)『第14回情妙寺寄席』 名古屋市東区情妙寺 投稿者:スビバセン  投稿日:2004/05/08(土) 16:52:41
I P:61.127.245.142
春日井さんをお待ちしていましたが、残業でこられず残念でした。
お寺さんの広間にぎっしりのお客さんで、熱気と笑いにあふれた
良い落語会でした。宗助さんと文我さんが2席ずつで、枕も噺も
たっぷり聴くことができました。

「佐野山」笑いは少なめでしたが、たっぷりの枕が面白かったです。
いろいろな落語家、米朝、枝雀、春団治、志ん生の「マネ」で大爆笑でした。
この噺、何かで聴いた覚えがあるのですが、どうしても思い出せません。誰の噺を聴いたのかなあ・・・



[18] 2004年5月9日(日)「立川談春の会」名古屋丸善  投稿者:春日井のパパ  投稿日:2004/05/09(日) 18:35:15 [返信]
I P:220.219.198.214
「替り目」
仲入り
「ねずみ穴」


Re: 2004年5月9日(日)「立川談春の会」名古屋丸善 投稿者:春日井のパパ  投稿日:2004/05/09(日) 20:50:05
I P:220.219.198.214
前回予定の会に行けなかった反動で気合を入れて参上しました。
(スビバセンさん、スビバセンでした。)

開口一番。「今日は松坂屋で、米朝一門会がある中こちらへと・・・」と感謝の言葉から。何で譲り合わないのかと嘆く。そうですよ。実はね、岡崎でも年2回の九雀さんの会があって、この部屋でもお馴染みのあの方がそちらへ行ってはると思います。私は、九雀さんは何度も聴いてるし、国宝の方はねェ、結構松坂屋寄席は料金高く、それで小噺集では割りに合いませんので(他の出演は、Zさんしか判明してなくてよけい・・・、ここだけの話)、予約をキャンセルして初めて聴くタテカワダンシュンさんへ。
東京、大阪に比べ落語会が少ないのだから、バッテングするなよ。談春さん、天下の松坂屋と米朝師匠相手にあっちが譲れだって(変に納得)。でも雨の日曜日でもいつもより沢山入ってました。椅子が多く用意され100人以上だった。ただの丸善の会議室ですけどね(落語は会議室が1番と吉朝師匠は言っていたけど)

「替り目」このまくらが1番印象深い。いろんな落語家のことを話題に。ちょっと紹介すると、
新聞にも載った3月の名古屋での談志の「らくだ」。鶴瓶師匠から電話でテープないかって言われたんだって。とにかく凄かったらしい(聞き逃した私は後悔してます)。
この人が、客として聴けた噺家は、志ん朝師匠だけだって。あとの人は、同等とは言わないが少しはがんばれば追いつけると思いながら聴いていたって。プロの落語家として聴くスキを許さなかった志ん朝は偉大なんだ。
今、客の心を一番捕らえているのは志の輔だって。(上方ではあの方でしょうなあ。)
大阪の方々の為に、現存する国宝のことも言うてはりました。いつもこの師匠は80点の落語をするって。他人から見ると250点の落語なのにですって(意味深いコメントだ)。
みんなぞれぞれ名を残す名人なわけだ。そして、名人は最初から上手かったって。談志も志ん朝も最初から上手かったそうな。所詮才能だって嘆いていました。(いろんな御意見もありましょうが)

まくらの報告が長なりました。どうしてもこの噺は、枝雀師匠が被ってしまいます。でも、酔っ払いの目と車屋の目をきっちり使い分けていました。伊達に演芸大賞受賞してないわい。




Re: 2004年5月9日(日)「立川談春の会」名古屋丸善 投稿者:春日井のパパ  投稿日:2004/05/09(日) 20:51:51
I P:220.219.198.214
「ねずみ穴」まくらなしでたっぷり、人情噺を。すぐこの噺、以前に聴いたことあること思い出したが、タイトル出てこない。蔵をめぐるところで思い出す。
でも不思議ですね。よくあるでしょ。昨日の事思い出せないどころか、今この部屋に何しに来たって。老化現象が始まってます。(御同意していただけるでしょお姫様。ああ、余計なことを、またいじってしまった。)けれど、除々に2〜30年前に聴いた(もちろん生でない)談志の噺がダブル。これも名人談志のなせる力なのでしょうか。
もう少し兄弟2人の会話をゆっくりとした口調で聴かせて欲しかった。まあ、談志と比較すること自体あまりにも過酷ですわな。
しかし、兄がなぜ3文しか貸さなかったかを話すくだりで、不覚にも、両目から1すじづつ出てしもた。落語聴いて涙するのは久しぶりだ。たまには、こんなのもいいでしょう。
すいませんね。いつも長々の自己満足のれぽを。



[19] 2004年5月9日(日)『第15回すずなり寄席』 岡崎市竜美丘会館  投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/10(月) 10:35:25 [返信]
I P:219.108.136.228
笑福亭 たま   開口一番(宿替え)
 桂  九雀   軒付け
 桂  雀喜   犬の目
  中入り
 桂  九雀   天神山


Re: 2004年5月9日(日)『第15回すずなり寄席』 岡崎市竜美丘会館 投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/10(月) 12:59:40
I P:218.222.70.84
「宿替え」 いつもながらの元気な前座さん。表情の変化がおかしい。若手らしく噺に工夫を凝らしているのも好感が持てる。お客さんにも、よく受けていました。

「軒付け」 枝雀一門の優等生らしい、そつのない高座。単に小器用と言うのではなく、どんな噺でも確実に平均点以上は取れる。太棹のテンさんと鰻の茶漬け男の繰り返しが、分かっていても、笑ってしまう。

「犬の目」 マクラで『師匠・雀三郎に入門して10年。弟弟子も二人できました。』それにしては、最近スランプ?チョット元気がないみたい。オチも変えて、努力はしてるんですよね。お兄ちゃん、がんばれ!

「天神山」 九雀さんの2席は、奇しくも『浄瑠璃』ネタ。と言っても、こちらは義太夫は出てこず、テーマが『葛の葉の子別れ』。胴乱の安兵衛が母狐に『コン、コン』と言い聞かすところは、師匠譲りの泣き笑い。結構な『ある春の日のお話し』でした。

岡崎は三河地方の落ち着いた城下町。毎年、春と秋の2回、九雀さんの肝いりの落語会が開かれます。この日は、あいにくの雨模様でしたが、晴れた日なら、乙川沿いから岡崎城までの散歩もお薦めです。





[20] 2004年5月9日『第308回岡町落語ランド』豊中伝統芸能館  投稿者:良枝  投稿日:2004/05/10(月) 12:49:33 [返信]
I P:210.190.44.242
桂佐ん吉「池田の猪買い」
桂吉坊「七段目」
桂都んぼ「秘伝書」
桂米平「試し酒」
桂吉朝「遊山船」


Re: 2004年5月9日『第308回岡町落語ランド』豊中伝統芸能館 投稿者:良枝  投稿日:2004/05/11(火) 12:58:19
I P:210.190.44.242
桂佐ん吉「池田の猪買い」
 神奈川で見た佐ん吉さんよりおもしろかったです。程よいテンポ感を感じました。

桂吉坊「七段目」
 吉坊さんお上手ですね。吉坊さんはお芝居が好きなんだろうなぁ、と見ていて思いました。マクラから惹きつけられました。

桂都んぼ「秘伝書」
 おもしろい顔部門の都んぼさん、独特で個性溢れる噺家さんですね。マクラからたっぷり笑わせてくれました。マクラからネタに入るのもスムーズでした。

桂米平「試し酒」
 マクラでのお話で、えんぴつでご飯を食べたというエピソードには、正直引いてしまいました^^;。
米平さん程の体格の方が、お酒を美味しそうに平らげる姿を見ていると…下戸の私も「飲んでみたい!」と思っちゃいました。

桂吉朝「遊山船」
 吉朝師匠、粋に登場して粋に去っていったって感じです(笑)
師匠を見ているだけで涼しくなってくるから、やはり師匠は凄いです。


Re: 2004年5月9日『第308回岡町落語ランド』豊中伝統芸能館 投稿者:ファイン  投稿日:2004/05/12(水) 01:10:41
I P:222.147.237.223
桂佐ん吉「池田の猪買い」
 前に聞いた時より格段に成長してる
 目が泳ぐのが気になってたんですが、今日はきっちりきまってました
 何度かかんでましたが、前座でのテンポでは許容範囲か

桂吉坊「七段目」
 アレルギー性鼻炎(ヒノキか?)で体調わるかったらしい
 でも、声はいつもとかわらなく聞こえましたが・・・
 セリフも振りも板についてる感じですが、これでかたまらんように期待します

桂都んぼ「秘伝書」
 のっけからテンション高く、異才をはなってました
 好き嫌いがはっきり出るタイプの噺家さんちゅう感じ

桂米平「試し酒」
 ここの高座は暑いっていうてはりました、あの体格にはこたえるでしょうね
 ほんま照明が多すぎる感じです
 人物にもう少しメリハリが あれば良いのになぁ・・・

桂吉朝「遊山船」
 羽織を着ずにではったのには何かわけでも???
 涼しそうなお着物でした
 す〜〜と噺にひきこまれる、ほんま吉朝マジック!! 



[21] 2004年5月11日(火)『第36回さえずり会』ワッハ上方レッスンルーム  投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/17(月) 00:03:38 [返信]
I P:61.198.243.29
桂 出 丸   「牛ほめ」
桂 都んぼ   「おなつ観音」
桂 団 朝   「団朝のおじかん」
(中入り)
桂 あさ吉   「LOVE八卦」
桂 しん吉   「だんじり狸」  


Re: 2004年5月11日(火)『第36回さえずり会』ワッハ上方レッスンルーム 投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/17(月) 00:48:46
I P:61.198.243.29
桂 出丸「牛ほめ」 6時半始まりの会に、7時過ぎに着きました。出丸さん、間に合わなくてゴメンナサイ。

桂 都んぼ「おなつ観音」同じく、ほとんど聴けませんでした。オチだけは聞きましたが、???都んぼさんも御免。

桂 団朝「団朝のおじかん」 お得意の、大衆演劇のどさ回り劇団のお話し。自作の新作かな? 落語としては、噺の組み立てに無理があるが、内幕物としてはおもしろい。

桂 あさ吉「LOVE八卦」これも自作の新作落語だと思うが、途中で寝てしまった。テーマはおもしろいので、台本を練り直したら?

桂 しん吉「だんじり狸」やはり、プロの作った新作は味がある。しん吉さんも上手に演じていました。この噺は『まめだ』のように、昭和の古典落語として語り継がれるかも。  
この顔ぶれで『さえずり』会は甚だ疑問。10年選手は若手と交代すべし。



[22] 2004年5月12日(水)『第41回なにわ藝術祭・上方落語名人会』サンケイホール  投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/18(火) 00:07:31 [返信]
I P:218.222.64.157
桂  三 金    鯛(桂 三枝作)
笑福亭伯 枝    へっつい盗人
桂  春団冶    祝 の し
露の 五 郎    浮 世 床
(中入り)
桂  春 駒    軽   業
桂  文 枝    天 神 山

◎三味線 林家和女・中田まなみ ◎お茶子 里見栄子
◎鳴り物 林家染左・桂吉坊・笑福亭智之介


Re: 2004年5月12日(水)『第41回なにわ藝術祭・上方落語名人会』サンケイホール 投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/18(火) 01:11:55
I P:218.222.64.157
 桂 三金  「鯛」(桂 三枝作)
元銀行員の噺家さん。「皆さんは笑ってますが、親は泣いてます!」師匠の新作で、晴れ舞台の前座を立派につとめました。
 
 笑福亭伯枝 「へっつい盗人」
あまり聴く機会のない方です。坊主頭に迫力がありました。笑福亭らしい、ドスの利いた盗人でした。

 桂 春団冶 「祝のし」
舞台に出たときから引っ込むまで、立ち居振る舞いすべてが絵になる師匠です。最前列の席で、しみじみ見せていただきました。ビデオとかDVDは出ないモンでしょうか。

 露の五郎  「浮世床」
最近よく演られる噺です。軽くていい噺ですが、下ネタがいただけません。お座敷ならいいんでしょうが・・・。

 桂 春駒  「軽 業」
この噺家さんは『お初』でした。もう30年のキャリアなんですね。軽快な口上の軽業でした。

 桂 文枝  「天神山」
舞台に立たれた瞬間に、スゴイ存在感を意識しました。お年を感じさせない迫力。『へんちきの源助』も『胴乱の安兵衛』も、まるで目の前に居るようでした。トリの見本のような一席。

国宝の休演は残念でしたが、文枝・春団冶両師匠の名人芸と普段あまり聴く機会のない噺家さんを拝見して、結構満足したサンケイでした。




[23] 2004年5月13日(木)『第49回宗助はんの会』梅田太融寺  投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/18(火) 08:44:07 [返信]
I P:218.222.64.97
桂  二 乗   「開口一番(子ほめ)」
桂  宗 助   「佐々木裁き」
入船亭扇 好   「お楽しみ(佃祭)」
桂  宗 助   「口 入 屋」

◎三味線 吉崎 律子
◎鳴り物 桂 よね吉・桂 佐ん吉



Re: 2004年5月13日(木)『第49回宗助はんの会』梅田太融寺 投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/18(火) 10:01:26
I P:218.222.64.97
 桂 二乗 「開口一番(子ほめ)」
桂米二さんの秘蔵っ子。この日のお目当ての一つでした。
笑顔がよろしぃなぁー。表情が自然で、ルーキーらしくさわやかでした。(丸坊主のせいかも)

 桂 宗助 「佐々木裁き」
いつもながらの可愛い四郎吉っちやん。安心して噺の世界に浸っていると、突然、吟味与力が大声で『安堂寺町二丁目!』ーそら別の落語やろ! 大笑いでした。
マクラでは、米朝・文枝・春団冶各師匠の子供のころの形態模写付き声色で大サービス。

 入船亭扇好「お楽しみ(佃祭)」
めったに聴く機会のない江戸落語。上方にはない歯切れの良い口調に聞き惚れました。たまには、こんなんもいいものです。

 桂 宗助  「口入屋」
丁稚、番頭、御寮人さん、それぞれが生き生きとしている。女中さんの立て弁も澱みなく。船場の商家の造りも、さりげなく説明を入れて、天窓のひもと井戸の関係がよく分かりました。

国宝が「会費千円は安すぎるんちゃうか?」と言ったとか、言わなかったとかで、次回から若干の値上げだそうです。
次回は50回の記念の会なので、豪華ゲストが期待できそうです。(ひょっとしたら、テレビでおなじみのあの方かも)





Re: 2004年5月13日(木)『第49回宗助はんの会』梅田太融寺 投稿者:ファイン  投稿日:2004/05/18(火) 23:03:07
I P:222.147.162.6
『佐々木裁き』が『次の御用日』に・・・
宗助さんは大変だったでしょうが
個人的にそういうの大大好きです(*^-^*)
ああ〜〜ききたかったぁ〜〜!!
悪趣味でっか??


Re: 2004年5月13日(木)『第49回宗助はんの会』梅田太融寺 投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/19(水) 23:06:05
I P:219.108.136.60
ライブなりゃこその醍醐味です。
これもある意味「一期一会」



[24] 2004年5月22日(土)『第12回桂吉朝独演会』サンケイホール  投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/28(金) 00:38:18 [返信]
I P:61.198.208.59
桂 歌々志    米揚げ笊 
桂 吉 朝    犬 の 目
桂 こごろう   へっつい盗人
桂 吉 朝    百 年 目
 中入り
桂 吉 朝    浮かれの屑より


Re: 2004年5月22日(土)『第12回桂吉朝独演会』サンケイホール 投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/05/29(土) 13:58:29
I P:61.198.209.7
桂 歌々志「米揚げ笊」
久しぶりに見せてもらいました。大きな会場でも物怖じしない、結構な前座さんでした。師匠の名前を継ぐ日も近い?
 
桂 吉 朝「犬 の 目」
これはもう、完全な反則技(^^)当たり前の落語が当たり前でなくなる。これやから師匠の噺からは、目(耳?)が離せん!

桂 こごろう「へっつい盗人」
出てくるなり『やりにくい、やりにくい!』と、ボヤクことしきり。前がうけ過ぎると、自分のペースに入りにくいんでしょうね。でも十分おもしろい盗人さんでした。

桂 吉 朝「百 年 目」
『うまかった!』とか『楽しかった!』と、通り一遍の感想を書くのが気後れする程の気合の入った高座。旦那と番頭の会話は、特に心に沁みました。中入りのロビーでは、すごい「百年目」を体験した興奮を語り合う姿が、あちこちで見かけられました。

桂 吉 朝「浮かれの屑より」
トンコ節の出囃子にのせて登場。演者も観客も、先程までのはりつめた緊張感から解放?され、ウキウキ、ワクワク!
足腰ガタガタになるほどの熱演に大満足でした。


中入りの時も終演後も、知らない方から『いまの百年目、良かったねー!』、『今日の吉朝さん、すごかったね!』と声を掛けられました。今、自分が見たもの、聴いたことを誰かに喋らずにはいられない感激!同時代にいる幸せを感じました。今回がサンケイホールでは最後の独演会でした。来年からも会場を変えて、ぜひ「10日間連続落語会」とか、やってください。





Re: 2004年5月22日(土)『第12回桂吉朝独演会』サンケイホール 投稿者:良枝  投稿日:2004/06/06(日) 23:14:19
I P:211.124.255.135
桂 歌々志「米揚げ笊」
 私この日、チケットを家に忘れてしまい…歌々志さんに間に合いませんでした。歌々志さんごめんなさい。あぁ、なんて私はドジなんでしょう。観たかったなぁ。。。

桂 吉朝「犬の目」
 反則でしょ〜!!!(大爆笑)
と、誰もが心の中で舞台上の吉朝師匠にツッコミを入れた「犬の目」でした(笑)。こんなにおもしろい「犬の目」は初めてでした。さすがです!

桂 こごろう「へっつい盗人」
 この日も、いつも同様、目が潰れんばかりのごっつい紫のお着物で登場(笑)。いやぁ、これでこそこごろうさん!
ホンマ、あの「犬の目」の後はやりにくかったでしょう…(笑)。
せやけど、こごろうさんの「へっつい盗人」も受けてましたよ!かわいらしいアホが愛嬌あって良かったです。

桂 吉朝「百年目」
 師匠の「百年目」は何百年分も聞いてるはずやのに…とにかく凄かった!今まで聞いた「百年目」の中で最高でした。ほんま、難しいお噺やと思いますけど、さすがは師匠です。

桂 吉朝「浮かれの屑より」
 派手なアクションでお客さんもノリノリ。私もノリノリ。演じてはった師匠のほうは、さぞお疲れになったことでしょう(笑)。ホンマに楽しい屑よりでした!


 最後までお客さんの心をグイっと掴んで離さない師匠の芸を体感する事ができて、「生きてて良かった!」とホンマに思いました。これからずっっっと語り継がれていく伝説の会です!
 終演後に、吉朝師匠の事を知って、ファンになって良かったぁ〜!と心の底から思いました。



[26] 2004年5月26日(水)花組芝居『いろは四谷怪談』シアター・ドラマシティ  投稿者:良枝  投稿日:2004/06/06(日) 22:31:59 [返信]
I P:211.124.255.135
<配役>
武蔵守高師直…山下禎啓/桃井若狭之助・待ち女郎、おむく…松原綾央
塩冶判官・婚礼の世話人、甚五兵衛…各務立基/高野家家来、伊藤喜兵衛…原川浩明
孫娘、お梅…大井靖彦/乳母、お槇…溝口健二
民谷伊右衛門…水下きよし/伊右衛門母、お熊…北沢洋
小仏小平…橘義/按摩、宅悦…横道毅
小玉田左衛門…桂憲一/伊右衛門妻、お岩…加納幸和
塩谷家家老、大星由良之助…八代進一/質屋、利蔵屋茂助…嶋倉雷象
非人・舞妓、ジュウタロウ…森川理文/非人・町人、銀太…秋葉陽司
<あらすじ>
 塩谷家の主人である判官は、愛人で上役の高師直が桃井若狭之助に心を移したため、痴話げんかの果てに思い余って斬りつける。殿中で刀を抜いた罪で判官は切腹、お家は断絶。しかし師直はおとがめなし。浪人となった塩谷家の家来たちは、主人の仇討ちを夢見て町のなかに身を潜める。
 そんな塩谷浪人の一人、民谷伊右衛門。女房のお岩は産後の病で床に伏し、さらに同じ浪士で病人の小玉田左衛門の従者・小仏小平が居候。今日の米さえない貧乏さに、仇討ちどころか職探しの毎日で、同居の母親・お熊もぷっつん状態。そんなとき、仇である高野家の家臣・伊藤喜兵衛の孫娘・お梅が伊右衛門に一目ぼれ。持ちかけられた縁談話に乗れば、士官の道も開けるが、お岩の手前、伊右衛門も迷う。しかし喜兵衛の恐るべき策略を聞き、腹をくくって、お梅との結婚を承知する。
 その策略とは─。
 お岩の見舞いの喜兵衛が送った高価な薬は、実は顔面が崩れる猛毒。何も知らずに飲んだお岩は化け物面になり、伊右衛門にむごい仕打ちを受ける。運悪く居合わせた小仏小平も、間男の罪を着せられて惨殺。按摩の宅悦から事の真相を聞かされたお岩は、深く恨みながら悶死する。
 一方、塩谷家の家老・大星由良之助は、仇討ちの策も固まって、義士の一人と見込まれた小玉田左衛門を訪ねてくる。ところがそこへ、お熊と質屋の茂助が現れ、小玉田を薬泥棒呼ばわり。汚名を受けた者は仲間にできぬと、由良之助は去ってしまう。実は亡霊となった小平が、主人の病を治すために質屋から薬を盗んだのだった。絶望した小玉田は、乱心したまま行方をくらませる。
 そして伊右衛門とお梅の婚礼の日。それはまた、お岩の怨みに苦しめられるお熊の葬礼の日。白無垢姿のお梅にも、お岩の影が。
 怨霊現象のその裏で、討ち入りの陣太鼓がどろどろと鳴り響く。
 はてさて、事の顛末はいかに─?


Re: 2004年5月26日(水)花組芝居『いろは四谷怪談』シアター・ドラマシティ 投稿者:良枝  投稿日:2004/06/06(日) 22:57:01
I P:211.124.255.135
小劇系演劇ファンなら誰でも名前は知っている、という程有名な劇団、花組芝居。特殊なジャンル、ネオ歌舞伎の世界を主宰・加納幸和を筆頭として表現している劇団です。
芝居好きのみならず、歌舞伎好きにも広くファンがいます。
今まで観る機会がなかったのですが、やっと!やっと観る事ができました。
スゴイ。お見事。花組節炸裂。
この劇団は座長の加納氏の名前が有名なので、いつも加納氏がおいしい所を持っていくように作っているのかと思いきや…、実はそうでは無いんですね。ただ、加納氏に役者としても、もの凄い華があるっちゅーだけで。
普段のただのオッサンモードの加納氏の写真も、女形の加納氏の写真も見た事がありました。でも、それだけじゃぁ、分からない。
加納氏のファンじゃない私までも、加納氏扮するお岩さんが登場してきただけで気持ちが高揚して「うわぁ」と声が出てしまいました。
また、それぞれの役者さんのキャラも立っていて、スゴイ集団だなぁ、と圧巻されっぱなし。
ストーリーで印象に残ったのは、やはり小玉田左衛門の忠義の心、小玉田左衛門に対する小仏小平の忠義の心。忠誠心のすれ違いで起こった悲しい結果に、思わず唸ってしまう感じでした。

ただ歌舞伎の真似事をしている集団ではありません。そもそも「かぶく」ということをしているだけ。だから花組の芝居には洋モノを題材にしたものもあるんだな、という事が分かりました。花組がロミオ&ジョリエットをやっても、やっぱり「かぶ」いているんですねぇ。
「かぶく」の意味が分からない人は、是非、花組芝居を観にいってください。

ちなみに今回のパンフには歌舞伎役者の市川染五郎さんと加納氏の対談が載っていました。(染五郎さんと加納さんは以前に共演してはりました)
花組のパンフには前のものにも、落語家さんなど古典の分野の方と加納氏との対談が載っていたりします。
また、歌舞伎役者さんがゲスト出演されたりなどなど、歌舞伎をはじめとする古典の世界の方々にも花組ファンは多いようです。



[25] 2004年5月30日(日)『第58回小牧落語を聴く会 』小牧商工会議所会館   投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/06/01(火) 11:02:04 [返信]
I P:61.198.243.68
桂こごろう「つる」
入船亭扇辰「紋三郎稲荷」
(中入り)
桂こごろう「くっしゃみ講釈」
入船亭扇辰「甲府い」

◎お手伝い 桂 紅雀 


Re: 2004年5月30日(日)『第58回小牧落語を聴く会 』小牧商工会議所会館  投稿者:尾張の関西人  投稿日:2004/06/01(火) 11:57:19
I P:61.198.243.68
桂こごろう「つる」
マクラで自分の芸名の話を始めてから、めくりが変わってないのに気が付き、自分で降りて名ビラをめくってから再登場。『鶴』の名前のいわれを触れてまわる主人公もさることながら、無理やり聞かされる大工の友達の困りぶりが愉快。

入船亭扇辰「紋三郎稲荷」
一見年齢不詳。職人風の髪型が志ん朝さんみたい。
初めて聴く噺でしたが、前半は『稲荷俥』に似ていました。
落ち着いた口調で、さわやかな印象でした。

桂こごろう「くっしゃみ講釈」
こごろうさんのこの噺は、思い出深いので期待していました。いつもより、テンション低めに感じましたが、十分におもしろい『後藤一山センセイ』でした。

入船亭扇辰「甲府い」
落語の本で読んだことのある噺でした。『地口落ち』で、あまり感心しないと落語だと聞いたことがあります。実際聴いてみると、味のあるいい人情噺でした。サゲも良くできていて、聞き終わった後、ホノボノとしました。

派手で賑やかな上方と、しっとりと落ち着いた江戸落語。
対照的な噺をきいて、満足の日曜日でした。
(春日井さん、レスお願いします)



Re: 2004年5月30日(日)『第58回小牧落語を聴く会 』小牧商工会議所会館  投稿者:春日井のパパ  投稿日:2004/06/02(水) 11:42:38
I P:210.196.217.206
御指名いただきましたので(まだ、サンケイのレスもしなければいかんのに・・・)家主さん、これ、また編集にお手間取らせて御免ね。

先に、桂 紅雀さんのことについて、御説明しておきますと、こごろうさんと京都か何処かで前日仕事一緒で、小牧まで来てしまったとのこと。はじめに私服姿で挨拶された。「だだ、仕事がなかっただけです。」と笑いを取って楽屋に。せっかくだから前座で一席やってほしかったなあ。でもノーギャラだよね。

桂こごろう「つる」
めくりの件もビックリしたが、お辞儀して自分で見台を持って高座を降りた。初めてこうした人見ました。前座慣れしているって失礼やなあ。この噺、枝雀師匠のが頭を離れない。(最近、こんなんばっかや)

入船亭扇辰「紋三郎稲荷」
すいません。ちゃんと聴いてたのですが、どんな噺だったか思い出せません(もうボケが始まったかな)。
この方、江戸の粋を感じされる噺家ですよ。若いけど風格があって落ち着きがある。(別にこごろうさんの後だからという訳ではない。誤解ないように)「千と千尋の神隠し」の主題歌の作詞者がオカミサンだって(皆さん、その人知ってる?)。

桂こごろう「くっしゃみ講釈」
悪いけど、豊橋で同じ噺した宗助さんの方が上だ。(どちらがキャリア上か知らないけど。サンケイでは力入ってよかったのに)くしゃみにリアリティがもう少し欲しかったし、講釈師の先生の威厳が足りなかった。もっと、歳を取らねばこの噺難しいかもね。

入船亭扇辰「甲府い」
駄洒落で落とすくだらなさを、十分打ち消す「豆腐〜・・・」の売り声の素晴らしさ。聴き惚れてまった。最近来ませんね。夕方遠くで聞こえる豆腐売りのラッパの音も。ノスタルジックになってしまった。いい人情噺ですね。上方落語はこういうのは許さんのでしょうね。何処か笑いを取りたい、ナンセンスがなければいけないのが大阪人か?(大阪の方々反論あったらしてください。)志ん朝さんのCDにこの噺あるので、聴き直そうと思ってます。志ん朝の香りが・・・