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メンコ



 マスクはずいぶん昔から数多の老若男女を魅了してきました。

 プロレスで言えばタイガーマスクに始まり現在のライガーやザ・グレート・サスケ、

 スペルデルフィン、ケンドー・カシンに至るまで。

 その他で言えば月光仮面仮面ライダーもマスクマンと言えばマスクマンです。

 何故人々がマスクを好むかと言えばその中身がわからないことにより、

 幻想、ファンタジーを心の中に抱くことができるからだと私は思うのです。

 そしてその他と一線を画すその外観からキャラ付けも容易になるわけで。



 ところで競走馬で言えばマスクはメンコブリンカーシャドーロール等の馬具です。

 競走馬の場合は別に格好をつけるためにつけるわけではなく、

 ブリンカーなら視野を狭め、前方しか見えないようにし、レースへの集中力を高める効果がある。

 なのでその効果を期待した「初ブリンカーの馬は狙い」などという馬券術もあります。

 しかしこうした馬具が競走馬の思わぬキャラ付けに役立つ事があるのです。




 たとえばローゼンカバリーが一時つけてたコレ




 

 単に社台の勝負服に合わせたブリンカーなのですが、

 まるで村山元総理の眉毛みたいに見える白いブリンカーに

 善戦はするものの勝ちきれない彼のキャラも相まってもの凄〜く頼りなく見えたものです。




 他にも山内家の家紋をあしらった山内厩舎の馬共通の「ピンクメンコ」や、

 何故かシルクジャスティスが一時つけてた障害用の穴が大きいメンコ、俗称「ハイレグメンコ」など

 こった作りのメンコや変わったメンコは数々あったものの、

 キャラ付けという観点からはローゼンのブリンカーに勝つものは現れないかと思われました。



 しかし、しかしですぞ。



 遂に現れた。








 

 もう既にサラブレなどで話題になっているナゾ(牝馬 馬主 小田切有一氏)

 西日本スポーツ杯を逃げ切り、新聞なんかでは「ナゾの逃走」などいかした文句が踊った。

 兄弟にクレヨンナキワライスタンプオモシロイがいる完全な小田切血統で、

 父はもう既に種牡馬を引退したスターマンと、まさに血統もナゾが多い。

 このように既にキャラが立っている上にこのメンコだからまさにダメ押しである。









 と、ここまででマスクによる競走馬のキャラ設定というのは意外と大事かも、と思ったことでしょう。

 ところでここに競走馬にキャラを付けるにはもの凄く効果的で、かつ、

 どの馬も着けたことのない斬新なメンコのデザインがあるのですが、

 馬主および調教師の方々、

 採用してみるつもりはありませんか?





 そのメンコというのは







 

 こんな感じなんですが。












 これで貴方のところの競走馬のキャラも確定ですな。













ヨゴレキャラに



※「究極!!変態仮面」 昔少年ジャンプでちょっとの間だけ連載されてたマンガ。
   冴えない少年が女の子のパンツをかぶることによって正義の味方である「変態仮面」になり悪を退治するというようなストーリー。


モドル