「杜の鼓動」は
1楽章「欅の風景」、2楽章「魂の還る場所」、3楽章「街の灯」
の全3楽章から構成される組曲です。

「欅の風景」において、「杜」は「森」であり、森における1日の始まりと終わり、
中間部では躍動する自然を描いています。
特に初演された場所、仙台のケヤキ並木の風景を曲想としています。

     ・音源 12 (2003.5.4 東北大学・名古屋大学マンドリンジョイントコンサート・初演)

 

「魂の還る場所」での「杜」は、その本来の意味「神社や寺院の周りの森」で、
 これは初演された場所が、今なお「杜」の多く残る京都であったことによります。

     ・音源 (2003.9.21 La Febbre Leggera第1回定期演奏会・初演)

 

「街の灯」は、都市でビルの立ち並ぶ様を「森」と比喩する所から曲想を得ました。
人工的な建造物の立ち並ぶ森、自然の動植物達の住む森、
そのどちらもが人には必要であり、
2つの森はせめぎあいながらも融和を図ろうとします。

     ・音源 (2003.11.29 東北大学マンドリンクラブ第38回定期演奏会・初演)

3つの楽章はすべて単独で初演されており、それぞれ1曲として独立しています。