■伝説の木の下 まあ、要するにあとがきのようなもの(笑)

 ■大和級・制海艦(状態:1995年次)

 


 この歴史的歩みは、あなたの望む世界でしたか? 浮気せずにここまで来てくれましたか?(笑)

 皆様の中には色々なご意見もあると思います。何しろ、このルートでは一度も大日本帝国の前途を遮る者はなく、もちろん一度も大きな戦闘(大戦争)も発生せず、つまり主人公たる「八八艦隊」の鋼鉄の戦乙女たちが、その真価を発揮する事はなかったのですから。
 これが、もし小説だったらダメ出し間違いなしのシナリオでしょう。
 ですが、筆者的にはこの歴史的選択が、主に感情的に一番気に入っております。
 「ルート5」と分類上していましたが、個人的には「Good END 1」ぐらいに思っています。
 「兵法の極みとは戦わざること」などと言う言葉があります。まあ、ここまで言う気はありませんが、「戦争」が「外交」の延長である以上、そして本来国民に国益をもたらすものである以上、そしてある程度豊かであるなら戦争をしない事こそが、国家にとっての大勝利と言えるのではないでしょうか。

 もっとも、戦争しないテンションを維持しつつ謀略戦をせっせと行う日本帝国など、あまりにも似つかわしくなく、「こんなの大日本帝国じゃない!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、たまには良いとサラッと流してください。


 なお、いちおう題名を「伝説の木の下」としたので(笑)、最後まで浮気せずに来てくれた人のために学園のアイドルとはいきませんが、艦艇の画像を数枚用意してみました。
 誰にも(どの国にも)浮気せず来たこのルートでは、戦争をせずに艦艇の維持に軍事予算が贅沢に投入されたと言う事で、史実西側諸国風のイージス艦にまで改装されてしまった50cm砲搭載の「大和」を用意しました。一番下にあるのは、その妹にあたる超甲巡の成長した姿です。

 まあ、概要については見ていただければ分かると思いますのでその点多くは言いませんが、お金をふんだんにかけたパーフェクト・ビューティー(笑)なので、装備も盛りだくさんです。しかも、史実の「自衛隊」と違い「海軍」の超大型戦闘艦艇なので、SLCMには反応弾も搭載済みです。
 その上、満載10.5万トンに達するスーパー・ボディー(笑)ですので、某「征途」の「やまと」を凌駕する艤装が施されています。
 従来の戦艦としての基本能力以外に、イージス巡洋艦2〜3隻分の防空能力、汎用駆逐艦数隻分の打撃力、軽空母1隻分の艦載機が搭載されています。
 あえてマンガ的表現をするなら、「万能戦艦」と呼んでもよいでしょう。

 ですから、デザインした身としてなんですが、この艦には「戦艦」でなく、周辺海域を制圧するための艦と言う意味をこめて「制海艦」と言う、新たな艦種名を贈りたいと思います。

 ま、大和は、究極の存在なのですから、これぐらいあってもいいでしょう(笑)

 では、またの機会にお会いしましょう。ここまでつき合っていただきありがとうございました。
 2002年5月25日