■USN arsenal and private shipyard

■米国海軍工廠及民間造船所



 アメリカの1939年における造船能力について、海軍軍令部が編纂した資料をUPする。
 ”防衛省戦史部図書館、資料番号H霞ヶ関48”がソースである。
 下記表は1939年における米国造船能力について、昭和14年当時の各種統計や公刊物等を基に軍令部が作成したものを加工しました。

 また、付記した第二次世界大戦前後の各造船所の主要建造艦については、ネット上の資料である。


Table.1 米国海軍工廠及民間造船所能力表(昭和14年10月海軍軍令部)

造船台 船渠
戦艦・空母 巡洋艦 駆逐艦・潜水艦 戦艦・空母 巡洋艦 駆逐艦・潜水艦
海軍 東岸 5 12 17 5 5 10 20
西岸 2 4 6 3 (3) 3 3 (1) 9 (4)
民間 東岸 9 9 58 76 1 5 14 20
西岸 0 2 21 23 1 4 1 6
16 11 95 122 10 (3) 17 28 (1) 55 (4)

*( )は他に建造中のものを示す


Table.2 東海岸における米国海軍工廠(並びに工場)

工廠(工場)名 建艦種類 その他主要作業 人員 船台 船渠(長×入口巾×吃水) 建造(含契約)中
(昭和14.10.1)
記事
New York工廠 戦艦・空母・巡・駆・その他艦艇の建造・修理 Diesel Enjineの設計製作に関する特殊実験研究指導、旗、救命筏 士官級81、工員11000 戦艦×2、825'×130'、825'×130' 戦艦×1、694' 6''×120' 3''×35' 6''
巡洋艦又は大型特務艦×1、656' 4''×105' 4''×29' 9''潜水艦・駆逐艦×2、465' 6+1/6''×89' 3''×24' 11'' 、349' 1+1/4''×67' 1+1/4''×25' 6''
戦艦
NorthCarolina
Iowa
軽巡Helena
45,000現戦艦建造に適するように第2造船台を1200' に拡張工事中。
他に乾船渠1建造予定
Philadelphia工廠 戦艦・空母・巡・駆・その他艦艇の建造・修理 救命要具の製作、非役艦艇の保存整備 士官級99、工員11038+工場8300 戦艦×2、900'×130'、900'×130'  駆逐艦×1、500'×100'    戦艦・空母×1、1011' 4''×127' 6''×43' 5''
巡洋艦又は大型特務艦×1、744' 6+7/8''×102' 7''×30' 2+1/4''
潜水艦・駆逐艦×1、491' 7+1/4''×86'×25' 6''

戦艦Washington、
NewJersey、

駆2、敷設艦1

戦艦船台延長予定、駆逐艦船台延長工事中
Norfolk工廠 戦艦・空母・巡・駆・その他艦艇の建造・修理 錨、塗具、金属器具の製作 士官級81工員7000 戦艦×1、720'×130' 駆逐艦×1、430'×80'
休止中×1  
戦艦・空母×1、1011' 4''×27' 1''×43' 9''
戦艦×1、722' 11''×112' 5''×34' 1''
潜水艦・駆逐艦×3、492' 9''×86' 10''×26' 3''、465' ×67' 1''×20' 、465'×67' 1''×20'
小型艦艇×1、325' 7+1/2''×60' 3+5/8''×25' 3''
戦艦Alabama、
駆4、掃2
Charlston工廠 駆・小型艦艇の建造、駆・砲艦その他小型艦艇の修理 士官級50、工員1900 駆逐艦×2、360'×60'、360'×60'
休止中(駆逐艦用)×2 
巡洋艦又は大型特務艦×1、
622' ×113' 1'' ×34' 1''
駆5
Boston工廠 特務艦・駆の建造、巡・駆・特務艦の修理 錨、錨鎖、索具類の製作 士官級77、工員3350 駆逐艦or小型巡洋艦可×1、575'×70'  戦艦・空母×1、1175' 11''×133'×44' 8''
巡洋艦又は大型特務艦×1、738' 1''×101' 9''×30' 4+5/8''
潜水艦・駆逐艦×1、378' 11+1/2''×60' 3''×25' 5+1/2''
駆10
Portsmouth工廠 潜・その他小型水上艦艇の建造修理 士官級82、工員3380 潜水艦×4、340'×60'、340'×60'、340'×60'、340'×60'   巡洋艦又は大型特務艦×1
740' 10+1/2''×101' 9''×30' 4''
潜6
Washington工廠 小型艦艇の修理 砲こう、兵器の製作 士官級62、工員8500 引揚船台(500トン)×1
New Orleans工場 駆・潜等の小艦艇の小修理 駆逐艦・特務艦・潜水艦×1
525' ×100' ×28'(18000T浮船渠)
Guanta-namo工場 小艇の修理 引揚船台(500トン)×1
Key West工場 小艇の修理 引揚船台(1000トン)×1
Cristbal工場 小艇の修理 駆逐艦・潜水艦×1
386' 6'' ×66' ×22' 6+1/4''
Cape May工場 小艇の修理 引揚船台(500トン)×1
Merville工場 小艇の修理 引揚船台(400トン)×1
Pessacola工場 小艇の修理 駆逐艦・潜水艦×1
380' ×78' ×18'(5000T浮船渠)


 ニューヨーク工廠
1930年 ペンサコラ
1934年 ニューオーリンズ
1937年 ブルックリン
1938年 ホノルル
1939年 ヘレナ
1941年 ノースカロライナ
1943年 アイオワ
1944年 ミズーリ・ボノムリシャール
1946年 キアサージ
1950年 オリスカニー
(リプライザル)

 
 フィラデルフィア工廠
1934年 ミネアポリス
1937年 フィラデルフィア
1939年 ウィチタ(キャムデン艤装)
1941年 ワシントン
1943年 ニュージャージー
1944年 ウィスコンシン
1945年 アンティータム・プリンストン・ロサンゼンルス・シカゴ
1946年 バレーフォージ
(イリノイ・ノーフォーク・スクラントン)

フィラデルフィア近辺は3つの大造船所が集中している。
フィラデルフィア工廠 : 所在地はペンシルバニア州フィラデルフィアのデラウェア川ととシューイルキル川の合流地点にあるリーグ島。大型船台2。ここでアイオワ級戦艦2隻ニュージャージーとウィスコンシンが建造された。
ニューヨーク=カムデン造船所 : 所在地はデラウェア川対岸のニュージャージー州カムデン(Camden)。フィラデルフィア工廠から約5キロ北東にある。大型船台9。戦艦サウス・ダコタが建造された。
クランプ=フィラデルフィア造船所 : 所在地はペンシルバニア州フィラデルフィアのデラウェア川北岸で、ペティス島の対岸周辺。カムデン造船所の北約2キロの対岸。


ノーフォーク工廠
1942年 アラバマ
1944年 シャングリラ
1945年 レークシャンプレーン・タラワ
(ケンタッキー)


Table.3 西海岸における米国海軍工廠(並びに工場)

工廠(工場)名 建艦種類 その他主要作業 人員 船台 船渠(長×入口巾×吃水) 建造(契約)中(昭和14.10.1) 記事
Mare Island工廠 戦艦・空母・巡・駆・その他艦艇の建造、巡・特務艦・小型艦艇の修理 塗具、ゴム、板金、旗、救命要具の製作 士官級137、工員6000 戦艦×1、700'×130' 駆逐艦×1、384'×42'、休止中(駆逐艦)×2    巡洋艦又は大型特務艦×1、740' 4+1/2''×101' 11''×31' 2'' 、駆逐艦・潜水艦×1、507' 11+3/4''×80' 9''×27' 1+3/4'' 、船渠1建造中 潜1、潜母1 建造中の第3船渠は1941年竣工予定
Puget Sound(Bremarton)工廠 戦艦・空母・巡・駆・その他艦艇の建造修理 士官級110、工員5600 戦艦(造船船渠)×1、927'×130' 、休止中×1    戦艦・空母×1、927' 3''×130'×23' 6'' 、巡洋艦又は大型特務艦×1、867'×123'×38' 、駆逐艦・潜水艦×1、638' 11''×72' 8+1/2''×30'
、船渠1建造中、1112' 8+1/2''×143'×39' 6'' (推定)
駆1、水上機母4 主力艦用第4船渠建造中。巡洋艦用第5船渠建造予定(710'×104'×32' )
Pearl Harbor工廠 戦艦・空母・巡・駆・その他艦艇の修理 士官級130、工員2100 引揚船台×1、332'×42'  戦艦・空母×1、1001' 10''×123'×35'、戦艦船渠1、駆逐艦船渠2建造中 戦艦用浮船渠1、駆逐艦用浮船渠1建造予定。
Cavite工廠 巡・特務艦・小型艦艇の修理 士官級86、工員2730 引揚船台(1000トン)×1、225'×55' 
San Diego工場 駆・潜等の小艦艇の小修理 引揚船台(500トン)×1 駆逐艦・潜水艦×1、361' 4'' ×42' 6'' ×20'(浮船渠)
Olongapo(Philippine)工場 艦船の修理 巡洋艦又は大型特務艦×1、500' 4+3/4'' ×99' 10+1/2'' ×37'(18500T浮船渠)
Balboa(Oanama)工場 艦艇の小修理 戦艦・空母×1、1086' 8+1/2'' ×110' ×46'
Hunters Pt.工場 戦艦・空母×1、1004' 7''×134'×40' 、巡洋艦又は大型特務艦×1、740'×103' 2''×29' Bethlehem S.B.Corp.所有だが海軍が優先的に使用


 メアアイランド工廠
1931年 シカゴ
1934年 サンフランシスコ


 ビュージェットサウンド工廠
1931年 ルイビル
1934年 アストリア

Table.4 東海岸における米国民間造船所

造船所名 建艦種類 人員 船台 船渠(長×入口巾×吃水) 建造(含契約)中(昭和14.10.1) 記事
New York S.B.&D.D. Corp. (Camden) 戦艦・空母・駆・母艦 5000 NorthYardに戦艦×5、巡洋艦×4を含む9船台あり、604'×120'、698'×122'、826'×124'、600'×152'、600'×152'。
SouthYardは閉鎖中であり、9船台のうち750'×103'の船台4あり。合計18船台
巡洋艦×1、駆逐艦×2 戦艦South Dakota、駆母2、
水上機母2、工作艦1
NorthYardはいずれも屋内
NewPort News. S.B.Co. 戦艦・空母・巡・駆 8400(36年) 戦艦×2、巡×1、駆×5の合計8船台(或は合計9船台ともいう) 戦艦×1、860' 7''×103' 3×30' 、
巡洋艦×2、639'×92'×24' 7'' 、
585'×99' 4''×24'
戦艦Indiana、空母Hornet、駆1、
客船1、タンカー1、貨2、客貨7
Bethlehem S.B.Co.(Fore River Plant)(Quincy) 戦艦・空母・巡・駆・潜 6700 戦艦×2(700'級)、巡×1、駆×5の合計8船台 1000T浮船渠×1 戦艦Massachusetts、
空母Wasp、軽巡SanDiego、SanJuan、
駆2、客3、貨11
Bethlehem S.B.Co.(Sparrow Pt. Plant) 駆×2(10という記録もあり) 20000T(巡洋艦)浮船渠×1、600'×130'×25' 6'' タンカー3、客貨3、貨(8)
Bethlehem S.B.Co.(Staten Island Plant) 3139(37年) 駆×4 巡洋艦乾船渠×1、駆逐艦乾船渠×1、
浮船渠5、大小船渠総計23
航曳3、貨5
Bath Iron Works 駆×4 なし 駆7
Electric Boat Co. 潜×6、引揚船台×1、312'×50'×12' 18''(2500T)  なし 潜7(4) 国内唯一の潜水艦民間造船所
Federal S.B. Co.
(Kearny)
駆×8 9000T浮船渠×1、438'×84'×20' 軽巡Atlanta、Juneau、駆5、
タンカー3、貨6(5)、客貨6
Sun.S.B.Co. 商船 6500 巡×3、駆×5 10000T浮船渠×2、523'×93'×22'、460'×97'×17' タンカー(2)、貨10(4)、客貨4
Pusey&Jones S.B.Co. 商船・一般修理 駆×4 引揚船台×2、1000T及び600T
Maryland D.D.Co. 一般修理 駆×2 浮船渠×3、501'×80' 2''×25' 6''(10200T)、440'×80' 2''×25'(9000T)
American S.B.Co. 駆以下小艦艇×4 浮船渠×2、586'×66'×14' 6''、736'×80'×14' 6''
Tampa.S.B.&Electric Co. 鋼船、機関ポンプ、一般修理 船台5 10000T浮船渠×1、401' 7+1/4''×187'×25' 貨4(4)


 ニューヨーク=カムデン造船所
1927年 サラトガ
1929年 ソルトレークシティ
1930年 チェスター
1932年 インディアナポリス
1934年 タスカルーサ
1938年 サバンナ・ナッシュビル・フェニクス
1942年 サウスダコタ・クリーブランド・コロンビア・モントピリア・デンバー・サンタフェ
1943年 インディペンデンス・プリンストン・ベローウッド・カウペンス・モントレー・ラングレー・カボット・バターン・ サンジャシント
1944年 アラスカ・グアム・ウィルクスバール・アトランタ
1945年 ブレマートン・フォールリバー・メーコン・デイトン・ファーゴ
1946年 トレド・ハンティントン
(ハワイ・フィリピンズ・プエルトリコ・サモア・ニューアーク・ニューヘブン・バッファロー)

このカムデン造船所は、Northyardに戦艦×5、巡洋艦×4、Southyardにも巡洋艦×4建造できる船台があったようなので、インデペンデンス級の7隻同時の建造進行なんてことができたのだろう。


 ニューポート=ニューズ造船所
1927年 レキシントン
1930年 ヒューストン
1931年 オーガスタ
1934年 レンジャー
1937年 ヨークタウン
1938年 エンタープライズ・ボイス
1939年 セントルイス
1941年 ホーネット
1942年 インディアナ・エセックス
1943年 ヨークタウン・イントレピッド・ホーネット・バーミンガム・モービル・ビロキシー・ヒューストン
1944年 フランクリン・タイコンデロガ・ランドルフ・ベニントン・レイテ・ビックスバーグ(ノーフォーク艤装)・ダラス
1945年 ボクサー・アムスターダム・ポーツマス
(イオージマ・タラハシー・シャイアン・チャタヌーガ)

チェサピーク湾に臨むノーフォーク工廠の対岸にある造船所。エセックス級の正規空母3隻エセックス、ヨークタウン、イントレピッドを同時期に建造した。さらに空母フランクリンを起工した1942年12月の段階では、ヨークタウン・イントレピッド・ホーネット・フランクリンの4隻が船台上に乗っている。つまり、ここだけでエセックス級を少なくとも4隻同時に建造可能ということです。


 ベスレヘム=クインシー造船所
1930年 ノーザンプトン
1933年 ポートランド
1936年 クインシー
1937年 ビンセンス
1942年 マサチューセッツ・ワスプ・サンディエゴ・サンファン
1943年 レキシントン・バンカーヒル・ワスプ・ボルチモア・ボストン・キャンベラ・クインシー
1944年 ハンコック・ピッツバーグ・ビンセンス・パサデナ・スプリングフィールト・トペカ
1945年 セントポール・コロンバス・ヘレナ・プロビデンス
1946年 フィリピンシー・オレゴンシティ・オルバニー・ロチェスター・マンチェスター
1953年 ノーザンプトン
(ケンブリッジ・ブリッジポート・カンザスシティ・タルサ)


 フェデラル=ケアーニー造船所
1941年 アトランタ
1942年 ジュノー
1946年 ジュノー・スポケーン・フレスノ


 
クランプ=フィラデルフィア造船所
1944年 マイアミ・アストリア・オクラホマシティ
1945年 リトルロック
1946年 ガルベストン
(ヤングスタウン・ウィルミントン・バレホ・ヘレナ・ロアノーク)

クランプ造船所は1927年に閉鎖しているため、上表には存在しない。
1940年に海軍は巡洋艦と潜水艦を建造するため2,200万ドルを費やし造船所を再開。
敷地は175エーカー。船台8、乾ドック×1。
主な建造艦艇にはクリーブランド級軽巡やバラオ級潜水艦などがある。
1947年に閉鎖。


Table.5 西海岸における米国民間造船所

造船所名 建艦種類 人員 船台 船渠(長×入口巾×吃水) 建造(含契約)中(昭和14.10.1) 記事
Bethlehem S.B.Corp.(Union Plant.及Hunter's Pt.並Alameda Works
(San Francisco)
駆・潜・一般修理 駆×3、閉鎖中×7 浮船渠×3、270'×66''×17' 6''(2000T)、450'×80'×14'(6500T)、301'×68'×17'(2500T)、戦艦×1(乾船渠)、1020'×110'×40'、巡洋艦×1(乾船渠)、750'×74'×29'、合計5船渠。 貨(5)
General Eng.&D.D.Co.Alameda Plant. 駆以下小艦艇×3、引揚船台×2、340'×56'×20'、288'×52'×18' 6''
Moore D.D.Co. 巡×2、駆×2、引揚船台×3 客貨2 浮船渠は両者結合し得る
Los Angels S.B.&D.D.Co. 駆以下小艦艇×6 浮船渠×1、540'×86'×23'(12000T)
Bethlehem S.B.Corp. San Pedro Works 浮船渠×1、514'×92'×25'(15000T)
Lake Union D.D.&Machine Works 長さ200'までの各種鋼船並に木船 船台2 浮船渠×5、340'×65'×20'(3500T)、100'×35'×14'(500T) 小型商船建造中
Toddshipyard Corp. 浮船渠×3、531'×104'×25'(16000T)、521'×98.6'×25'(15000T)、200'×55'×19'(3000T)
Nallace Bridge&Stractural Steel Co. 鋼船・一般修理 船渠4

*他に民間造船所約40あり

 ベスレヘム=サンフランシスコ造船所
1943年 オークランド・リノ
1944年 フリント
1945年 タクソン


Table.6 正規空母・軽空母の造船所

起工 進水 就役 退役 造船所
CV-7 Wasp 1936.4.1 1939.4.4 1940.4.15 沈没 ベスレヘム=クインシー
CV-8 Hornet 1939.3.30 1939.9.25 1941.10.20 沈没 ニューポート・ニューズ
Essex class CV 起工 進水 就役 退役 造船所
CV-9 Essex 1941.4.28 1942.7.31 1942.12.31 1947.1.9 ニューポート・ニューズ
CV-10 Yorktown 1941.12.1 1943.1.21 1943.4.15 1970.6.27 ニューポート・ニューズ
CV-11 Intrepid 1941.12.1 1943.4.26 1943.8.16 1974.3.15 ニューポート・ニューズ
CV-12 Hornet 1942.8.3 1943.8.30 1943.11.29 1970.6.26 ニューポート・ニューズ
CV-13 Franklin 1942.12.7 1943.10.14 1944.1.31 1947.2.17 ニューポート・ニューズ
CV-16 Lexington 1941.7.15 1942.9.23 1943.2.17 1991.11.8 ベスレヘム=クインシー
CV-17 Bunker hill 1941.9.15 1942.12.7 1943.5.24 1947.1.9 ベスレヘム=クインシー
CV-18 Wasp 1942.3.18 1943.8.17 1943.11.24 1947.2.17 ベスレヘム=クインシー
CV-20 Bennington 1942.12.15 1944.2.28 1944.8.6 1946.11.8 ニューヨーク工廠
CV-31 Bon Homme Richard 1943.2.1 1944.4.29 1944.11.26 1971.7.2 ニューヨーク工廠
CV-34 Oriskany 1944.5.1 1945.10.13 1950.9.25 1957.1.2 ブルックリン工廠
Ticonderoga class CV 起工 進水 就役 退役 造船所
CV-14 Ticonderoga 1943.2.1 1944.2.7 1944.5.8 1973.9.1 ニューポート・ニューズ
CV-15 Randolph 1943.5.10 1944.6.28 1944.10.9 1948.2.25 ニューポート・ニューズ
CV-19 Hancock 1943.1.26 1944.1.24 1944.4.15 1947.5.9 ベスレヘム=クインシー
CV-21 Boxer 1943.9.13 1944.12.14 1945.4.16 1969.12.1 ニューポート・ニューズ
CV-32 Leyte 1944.2.21 1945.8.23 1946.4.11 1959.5.15 ニューポート・ニューズ
CV-33 Kearsarge 1944.3.1 1945.5.5 1946.3.2 1970.2.13 ニューヨーク工廠
CV-35 Reprisal 1944.7.1 1945.8.12建造中止 ニューヨーク工廠
CV-36 Antietam 1943.3.15 1944.8.20 1945.1.28 1963.5.8 フィラデルフィア工廠
CV-37 Princeton 1943.9.14 1945.7.8 1945.11.18 1970.1.30 フィラデルフィア工廠
CV-38 Shangri-La 1943.1.15 1944.2.24 1944.9.15 1971.7.30 ノーフォーク工廠
CV-39 Lake Chanplain 1943.3.15 1944.11.2 1945.6.3 1966.5.2 ノーフォーク工廠
CV-40 Tarawa 1944.3.1 1945.5.12 1945.12.8 1960.5.13 ノーフォーク工廠
CV-45 Valley Forge 1943.9.14 1945.7.8 1946.11.3 1970.1.15 フィラデルフィア工廠
CV-46 Iwo Jima 1945.1 1945.8.12 建造中止 ニューポート・ニューズ
CV-47 Philippine sea 1944.8.19 1945.9.5 1946.5.11 1958.12.28 ベスレヘム=クインシー
Midway class CV 起工 進水 就役 退役 造船所
CV-41 Midway 1943.10.27 1945.3.20 1945.9.10 1992.4.11 ニューポート・ニューズ
CV-42 Franklin D.Roosevelt 1943.12.1 1945.4.29 1945.10.27 1977.9.30 ニューヨーク工廠
CV-43 Coral Sea 1944.7.10 1946.4.2 1947.10.1 1990.4.26 ニューポート・ニューズ
Independence Class CVL 起工 進水 就役 退役 造船所
CVL-22 Independence 1941.5.1 1942.8.22 1943.1.14 1946.8.28 ニューヨーク=カムデン
CVL-23 Princeton 1941.6.2 1942.10.18 1943.2.25 沈没 ニューヨーク=カムデン
CVL-24 Belleau Wood 1941.8.11 1942.12.6 1943.3.31 1947.1.13 ニューヨーク=カムデン
CVL-25 Cowpens 1941.11.17 1943.1.17 1943.5.28 1947.1.13 ニューヨーク=カムデン
CVL-26 Monterey 1941.12.29 1943.2.28 1943.6.17 1956.1.16 ニューヨーク=カムデン
CVL-27 Langley 1942.4.11 1943.5.22 1943.8.31 1947.2.11 ニューヨーク=カムデン
CVL-28 Cabot 1942.3.16 1943.4.4 1943.7.24 1955.1.21 ニューヨーク=カムデン
CVL-29 Bataan 1942.8.31 1943.8.1 1943.11.17 1954.4.9 ニューヨーク=カムデン
CVL-30 San Jacinto 1942.10.26 1943.9.26 1943.11.15 1947.3.1 ニューヨーク=カムデン
Saipan Class CVL 起工 進水 就役 退役 造船所
CVL-48 Saipan 1944.7.10 1945.7.8 1946.7.14 1970.1.14 ニューヨーク=カムデン
CVL-49 Wright 1944.8.21 1945.9.1 1947.2.9 1970.5.27 ニューヨーク=カムデン

※護衛空母は119隻の多数に上るので省略。


Table.7 造船所別空母建造数

大戦前後就役数 進水1941.12-1945.8
ニューポート・ニューズ 13 10
ニューヨーク=カムデン 11 10
ベスレヘム=クインシー 6 4
ニューヨーク工廠 5 4
ノーフォーク工廠 3 3
フィラデルフィア工廠 3 3
ブルックリン工廠 1 0
合計 42 34


ニューヨーク=カムデン造船所は軽空母11隻を建造した。
正規空母31隻が6造船所で建造された。
そのうち、太平洋戦争の期間内に正規空母を進水まで果たせたのは、ブルックリン工廠を除く5造船所の24隻。
ニューポート・ニューズ社は24隻中10隻を建造し、そのシェアは40%である。
この化け物チート国家アメリカを、どうすれば敗北させられるというのか。


1939年当時の英国

ビッカーズ社バロー・イン・ファーネス工場、同タイン工場、ジョン・ブラウン社、キャメル・レアード社 各2基
スワン・ハンター社、フェアフィールド社、ハーランド・ウルフ社、デボンポート工廠、ポーツマス工廠 各1基

計13基の大型船台が稼動していた。
うち2つは「クイーン・メリー級」の超大型客船を建造中。
残る11基のうち5基は「キング・ジョージ五世級」戦艦、4基は「イラストリアス級」空母を建造中。空きは2箇所しかなかった。