信濃級航空母艦(就役時)

同型艦

艦名

就役年
信濃(大和級戦艦3番艦を空母に改装)

1944(1952年改装)

・要目
項目 数値 武装 数値
基準排水量 65000t 艦載機 70〜90機
全長 268.9m 高射砲 54口径12.7cm砲  単装12基 12門
全幅 38.9m(飛行甲板幅54.8m) 水線部装甲 210mm(20度テーパー)
機関出力 150000hp 甲板装甲 127mm
速力 28.0ノット 飛行甲板装甲 75mm+20mm(主要部全て)
航続力 16ノットで7200浬

・メモ
今回のコンセプトは「yamato_1951」同様に、
「史実の「大和」が戦後生き残って、朝鮮動乱にあたる戦い頃に徹底した近代改装を行った場合です。
当然ですが、大日本帝國が限定的に敗北し、信濃がアメリカナイズされたという想定になります。
流れとしては、アメリカがミッドウェー級の改装の参考にするため、
もしくはフォレスタル級のテストベッドとして信濃をいじくり回したという感じですね。

そして、完成した姿を見ての第一印象は、「どこがどう日本の空母なのか?」でした。
船体は大和、艦首は大鳳、司令塔は信濃に手を加えたもの、航空装備と電子兵装はアメリカ製。
ひいき目に見ても、キマイラもしくは鵺ですね。

さて、市販の架空戦記では様々な姿の信濃を目にすることがあります。
多くは史実と同じもしくはよく似た姿の空母。希に戦艦として完成して奮闘しています。
しかし、今回のように徹底的に改装された姿、もしくは現代に繋がる装備を持った信濃というのは見たことがありません。
信濃だけでなく、スーパー系架空戦記においても、
米海軍を鎧袖一触する「超○○」と命名されるような空母ですら、従来の空母をハイパースペックにしただけです。
そうした市販の信濃が何となく気に入らないので、今回こういった姿で送り出してみました。

特徴や技術的な点は最初に示した通り、文字通りの「キメラ」です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
史実の信濃と同じパーツは、船体と艦橋だけです。
その艦橋ですら、航空管制を円滑にするため建て増ししています。
艦橋以外の各種装備については建て増しどころではなく、ほとんど新規設置のものばかり。
少しやりすぎたかもしれません。