◆クラスの基本説明◆

★クラスと判定の関係
 本システムでは、他のRPGで用いられている能力値や技能ごとによる判定方法ではなく、ある専門分野を全般的に扱うことができるクラス(職業)によって判定を行います。
 本システムにおけるクラスは単にその職業分野における専門性をあらわすだけでなく、そのキャラクターの一般的な経験の度合いや教養の豊さを測る尺度にもなります。ちなみに総合的にレベルの低いキャラクターは二流の存在なわけで、基本的に騎士として一流ならばその知識や見識も一流なわけです。(もっともこの世界には例外も多い様ですが…)そして二つ以上のクラスが高い場合はまた別の評価(敬意されたり)を受けたりします。

★クラス
 キャラクターメイキングでも取り上げましたがキャラクターの行なえる技能をクラス(職業)という形で表したものです。そしてレベルはそのクラスに対する経験度を表します。
レベルの目安は騎士だと以下の通りです。
 これは、あくまで騎士としての目安ですが、実際ゲームをする時は5〜15レベルぐらいにするのがよいでしょう。これは、マスターが作成したシナリオの難易度に応じて調整すると良いと思います。
 また、サブ(一般)クラスで最も一般的なマイトを例にすれば以下のような目安になります。
 このようなクラスの場合は特殊ですが全てのクラスレベルの一応の上限は30レベルです。しかし、このレベルは騎士ならマキシやカイエン、マイトならバランシェクラスの人間です。つまりプレイヤーキャラクター(以下PC)でこのようなレベルを設定することは基本的にしないで下さい。PCとしてのレベルの上限はどれ程高くても18レベル(騎士なら天位)くらいを上限とすべきでしょう。それ以上のレベルを設定すると原作の雰囲気を壊すことにもなりかねないのでお勧めできません。

目安

レベル

目安

レベル
騎士の素質がある
駆け出し・小数民族
一般的な騎士
宮廷騎士
有名騎士団員
有名騎士・ミラージュ
天位
小天位
強天位
剣聖

1
3
5
8
10
14
18
20
22
25〜

かじっただけ
駆け出し
一人前

一流の人材
フルマイト

四大マイト
星団一
伝説的存在

1
3
5

10
15

20
25
30

★基本(戦闘)クラスと非戦闘クラス
 次にキャラクター作成でも触れていた基本(戦闘)クラスと非戦闘クラスについて説明します。
戦闘クラス
 最も一般的な基本(戦闘)クラスは当然「騎士」でキャラクター作成の際にこのクラスを選びレベルを決定します。ですが出身表で『ダイバー』がこれになる場合があります。そして特例ですが『どうしても騎士をしたくない!』という場合は完全な一般人とするためにこれを他のクラスにしてもかまいません。

一般クラス
 そしてこれ以外のものがサブ(一般)クラスになります。ですが出身表の結果、サブ(一般)クラスで『ダイバー』や『騎士』クラスを取得してよいキャラクターは『バイア』となることができます。
 上記のような特別な例を除いてサブ(一般)クラスは、騎士とダイバー以外のクラスならどんなクラスを選んでもかまいません。

判定方法

ここでは、先ほど紹介した、クラスを用いて行う各種判定の方法について紹介します。

★メインクラスでの判定方法
 一般的な判定はよほど特殊な職能を要求されない限り(ファティママイトなど)、メインクラスである『騎士』レベルが基準となります。これを基準値といいます。そして判定は……

騎士レベル+2D6=基本判定値
となります。
 そしてこの判定は多くの場合に使用されます。ですがこれにキャラクターの能力値を足して判定することもあります。

騎士レベル+能力値+2D6=基本判定値
ですがこの場合は、たいてい戦闘判定の時だけで、まれに運動的な行動の時などに敏捷性を足して判定したりします。この二つの判定方法の使い分けはマスターが適当と思う時に臨機応変に使かいわけて下さい。

★それ以外クラスでの判定方法
 ほとんどの判定は騎士レベルを使って行いますが、騎士クラスを取得していないキャラクターはそれに替わるクラスを基準値とします。ですが、騎士以外のクラスの場合は肉体を使った判定には一般人として判定しますので判定値が騎士の十分の一となります。(もしくは騎士の判定値が十倍になります。)

★知識・技術的な判定方法
 たいていの判定は『騎士』で行なえますが、いかに超人的な能力を誇る騎士といえどその知識は一般人とさしてかわるものではありません。特にMH、ファティマの知識などはその専門分野のものでなければチンプンカンプンでしょう。
 そこで専門的な知識や技能を必要とする判定はその専門分野のクラスレベルを基準値として用います。
専門分野クラスレベル+2D6=基本判定値
 そして必要とされる専門分野のクラスを習得していないキャラクターは判定をダイス目のみを振りその数値を基本判定値とします。

2D6=基本判定値
もっともこのような判定は成功するには多分に偶然を必要としますので、専門知識がないときは判定をすることすらできないとして判定を行わせない方がよいでしょう。

★専門的な知識・技能を要する
 判定のペナルティー
 上記のものが面倒なら基本クラスレベル+2D6=基本判定値に、適当なペナルティーを課して判定を行って下さい。ペナルティーは判定時、マスターが適当と思われる数値を設定して下さい。目安はだいたい下の通りです。

★クラスの専門化スキル
 全てのキャラクターはクラスのレベルが「8」レベルになると、『クラスと専門化』から、選んで特定の技能(スキル)の専門化ができます。
 専門化したスキルは、そのスキルに関連する全ての行動に「+1」点の判定ボーナスを得る事が出来ます。
 また、それ以外にもそのスキルの専門化を行う事によってしか、できないスキルもあります。
 さらに、専門化は以後4レベルごと(「12」「16」「20」「24」「28」)に1つのスキルの専門化を行う事ができます。このとき、重ねて専門化すると「+2」の修正が得られます。ですが、武器に関してはこれは行なえません。

★難易度
 難易度は特にこれという数値はなく、マスターが適当と思う数値を設定してそれを目標としてプレイヤーは基本判定値をそれ以上で出せばいいのですが、マスターはその都度その行動の難しさを設定しなければならないので面倒なのでマスターが指標とする難易度の目安となる表が存在します。


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