■ シーン2「偵察、偵察♪」 ■

GM  では、コマを配置して実際の動きを追ってみましょう。
関係する皆さんは、自分のコマをおいて下さい。

(しばらくコマの準備をしている。)
アスラ  ワシの部隊はココか。
クレスト 市の北側ですか。挟まれてますね。撤退は街を走り抜けるんですか?(笑)
アスラ  大丈夫だ。ワシらは海に抜けて、そこに戦艦を待機させているから、そのままコッソリとトンズラだ。身軽が取り柄。
アントン アスラさんの方には、こちらの国家騎士団をサポートで後方に待機させていますから大丈夫ですよ。もう片方は、3個大隊もあるから大丈夫でしょう。
クレスト テーラー傭兵騎士団は、全力で偵察に投入するんですね。
アントン まあ、大丈夫でしょう。
アスラ  王子が言いたいのは、偵察だからそんな大部隊で偵察させずに、偵察力の高い1個大隊で良いんじゃないか、と言う事だ。
GM  そうですね、全力で偵察させれば、偵察じゃなくて攻撃と判断されて、ヘタに逆襲を誘う可能性が高いでしょうね。
アントン なるほど、了解です。威力偵察が目的ですから1個大隊だけ投入します。
残りは後方でサポートできる体制を整えて待機です。
あ、テーラーさんの部隊は残り2個もあるから、一つをアスラさんのサポートに回すことは可能ですか?
GM  傭兵部隊は、火消し役の予備兵力として若干後方でまとまって拘置されていますから、投入前から準備していれば可能でしょう。
クレスト もともとまとまった部隊を、あえてバラバラに動かすのはあまりよくないでしょう。東はテーラー傭兵大隊にサポートも全てまかせて、北側は最初の通りアスラさんの部隊とサポートに国家騎士団でいいのでは。
アントン で、威力偵察によって敵に攻撃の意志があるかが分かるわけですね。
アスラ  いや、敵の能力を調べるのが目的だろう。
クレスト もうあなたの撤退に勢いをもらって、攻め込んできているでしょう。
マヒェン  そうだよなぁ。
GM  まあ、すぐに攻撃するか、まだ待機しているかぐらいは分かるかな?
アスラ  個人的に、密偵などで偵察はできるかな?
GM  全体としてならアントン司令がすでにしています。それに、あまりに密偵を放つとその意図を敵に見抜かれて意味がなくなりますよ。
アスラ  なるほど、では手控えよう。
クレスト じゃあ、最後にまとめますよ。威力偵察をして敵の当面の意図をさぐり、敵の部隊配置については、先ほどはなった騎士たちに情報収集をまかせて、で僕たちはムサブレ市に向けての撤退準備と敵の進撃の妨害準備をすると。
アスラ  ラジャっす。
クレスト 予備兵力で拘置されている、現在不要な傭兵部隊などは下げていってももいいでしょう。
GM  と言う訳です。司令官、ご署名とご印鑑をお願いします(笑)
全員  (笑)
マヒェン  う〜ん、今度は一転してボトムアップになってる(笑)
アントン では、『ポン』と。(印鑑を押す仕草をする。)
アスラ  しょ、『承認』や(笑)
クレスト もうアカン。滅びそうや。有能コマンダーどこ行ったんや(笑)
全員  (笑)
GM  う〜ん、数値は有能なはず(笑)
アスラ  ダメじゃ〜ん。
アントン ロールプレイと数値は全然違うと言うことですね。
GM  大丈夫、マスターに聞いてよ。中立なんだから、調べると言う行動をしてくれれば全部教えるから。
クレスト うん。何調べたいですか。
アントン ・・・。(考え中)
マヒェン  あ、敵の密偵の状態とか新たに調べれますか?
GM  そうですね。これ以上密偵を放ったりする必要はありません。後は、あなた方の情報収集系の技能で判定してもらいます。何かするときは宣言してください。ただし、ただの騎士などで判定するときはペナルティーとなります。
マヒェン  なるほど。では、敵の占領下にある公都ファタスの情報などは入りますか。
GM  今はシーン的に無理です。そういう判定は、この威力偵察が終了した後になります。
マヒェン  了解しました。
   ◆
GM  では、ようやく前線に移したいと思います。
アスラ  おぉ〜。ようやく出番か。さあ、適当に頑張るぞ(笑)
あ、そうそう戦友に会いたいんですけど。
GM  隣の陣にいますからすぐに会えました。
アスラ  やった〜。ポン友〜。
GM  さて、彼ですがフルネームは「マックスウェル=テーラー」。見た目は騎士としてならちんちくりん。160〜170ぐらいしかない、一見何でもないオッサンです。見た目から、クバルカンに嫌われそうな風貌ですね。
ただ雰囲気が独特で、疲れた肉食獣のイメージがあります。
アスラ  取りあえず、ベテランの傭兵として今の戦況をどう思うか、聞きます。
テーラー 「ボクは上から命令があれば行くだけですよ」
GM  ややぶっきらぼうで、淡々としていますが、意外に丁寧な答え方です。
アスラ  う〜ん、とりつく島もなしって所か。掴めんヤツだな。
ところで、テーラーの部隊編成知っていますか?
GM  知っています。フル編成のMH3個大隊です。「カダス」と言う強力な重MHと「ヌーベル・マグロウ」から構成されている、精強な騎士団です。
アスラ  て事は、その重MHが今回行くわけだな。じゃあ、テーラーが部隊にどんな命令をしているか聞いておこう。
テーラー 「いつも通りですよ」
GM  と、これも相変わらずです。ただ、自分でも情報収集をしたりしていますが、表面上はどうみても黙々と任務をこなしているとしか見えません。
アスラ  う〜ん、最初だし取りあえずこれぐらいでいいか。
では、「お互い適当にやろうや」ぐらいの言葉を残して去ります。
GM  あなたが去ろうとする時、今度はテーラーさんから問いかけがあります。曰く、「クバルカンの介入が近いという噂ありますが知っていますか?」です。
アスラ  「噂ぐらいなら」と返しておきましょう。
GM  「噂ねぇ」と、意味深な言葉だけ返して、「では用がないのなでしたら、ボクは仕事に行きます」と自らも天幕を出て行ってしまいました。
アントン あの、確認したいのですが、テーラーさんはどういう立場なのですか。
GM  クバルカン法王国の紹介で、あなたの国に派遣されています。つまり、命令権は軍司令官であるあなたが握っています。
アスラ  ヤツは人形使いの存在は、まだ知らないのかな?
GM  今の言葉からは何とも言えないですね。どちらとも言えます。
アスラ  う〜ん、あんまり詮索してもアレだし。ワシも任務に行きます。
あ、そうそうワシは自分だけの方が身軽で撤退もしやすいので、アントン司令からの命令を受けたら、かえって撤退の邪魔になるとして、この国の国家騎士団の支援は断ります。
アントン 歴戦の人が言うなら、その要請は受け入れます。
アスラ  あ、そうだ。テーラーの評判とか知りたいな。
GM  それは、事前情報かな。では、傭兵で判定してください。
アスラ  では、・・・18だ。
GM  まあ、詳しくはこのキャラ設定を見ておくれ。要するに傭兵の信義よりもお金を重視するけど、カネをせびりとるだけに奮闘もすると言うヤツです。
アスラ  なるほど、ではテーラー個人はどう?・・同じく判定は20。
マヒェン  そう言えば、テーラー傭兵騎士団がクバルカンの紹介を受けた経緯は分かりますか?
GM  その辺はまだだれも調べていませんから、現時点では不明です。
アスラ  それを今ワシが調べている。
GM  ええっとですね、クバルカンからの依頼を受けたのは今回が初めてです。
アスラ  ほぅ〜。
GM  今までは依頼があっても全て断っています。また、クバルカンもこの傭兵騎士団は基本的に嫌っています。依頼するときもやむを得ぬ時だけです。
マヒェン  カネで動くゴロツキの犬となりますからね。当然でしょう。
アスラ  じゃあ、なぜ今回クバルカンに雇われたんだろう? さらに詳しく調べる。
(判定中)
GM  この人は、クバルカンの近くの国出身です。
アスラ  ほぉ〜、その国はどういう国?
GM  現在クバルカンの属国、いや衛星国化しています。
いや、表面的なお国柄を考えたら友好国かもしれませんね。
マヒェン  表面的にはな・・・。
アスラ  理由は?
GM  軍事的に屈服したからです。おおよそ150年前の出来事です。
アスラ  てことは、テーラーが子供の頃に戦争があったのか・・・
こいつの出生とか分かるかな? 王族とか。
GM  いいえ、そこまでは分かりませんが、そう言う情報は特にありません。
アスラ  なるほどね。まあ、戦友をあまり詮索しても仕方ないか・・・。
マヒェン  私も別ルートで、ここに派遣される以前の情報を探ります。
GM  はい、では判定してください。
マヒェン  騎士ですか?
GM  裏情報ならエージェント、騎士団ルートなら騎士で判定してください。
マヒェン  両方面から情報を入れます。・・・。(判定中)
GM  騎士団情報は、ファンブルだったのでありません。表面的な情報は、この近在に、まとまった部隊がテーラーの傭兵団しかなかったからです。
クレスト 何て頼りになる情報だ(笑)
マヒェン  私は法王様の事は信じているんだよ(笑)
GM  きっとミューズ君の言うことを鵜呑みにしてしまったんでしょう(笑)
マヒェン  「そうですか。分かりました、猊下」(笑)
全員  (笑)
マヒェン  で、本来好まれない傭兵を雇った裏は?(エージェントの方)
GM  今回に限り、テーラーの方が快く依頼を受けています。仲介したのは、この傭兵騎士団を普段からよく使っているカラミティーやボォスなどの大国ですね。フィルモアとかの帝国主義的な国です。どうやらテーラーは反対にそう言った方面の人脈には事欠かないようです。
マヒェン  評判は?
GM  人によってまちまちですね。好みの問題でしょう。ただし、体面を重んじるテンプルナイトからはこぞって嫌われています。見た目も良くありませんしね。ハッキリ言って騎士としてなら寸胴の醜男です。
マヒェン  ハッ、なるほど。
アントン こちらの国から情報を確認したらどうでしょうか。何か後ろ暗いとところはありますか? あと、ボクは面識あるんでしょうか。
GM  裏付けに特に問題ありません。面識は、顔を合わせたと言うレベルです。
クレスト 報酬の相場的にはどうですか?
GM  全然問題ありません。むしろ評判がありますので高いぐらいです。
   ◆
アスラ  いつまでも詮索していてもしかたないし、んじゃ、行ってくるわ。
全員  「おーっ」「頑張れ〜」「いってらっしゃ〜い」
GM  では、第一ターンのイニシアチブを決定しましょうか。
アスラ  お、ワシがするのか。では・・・とクリティカルです。
GM  では、そちらが先制ですが、まずは前進と索敵です。
ちなみに、今回は合計索敵力の範囲に入ったら索敵判定できるとします。
(実は、ルールブックには索敵範囲の規定がない!(笑))
アスラ  では、現在の状況は?
GM  正面に1個大隊がいるらしいと言う以外わかりません。

(そして、2ターン目の索敵まで進む。)
アスラ  じゃあ、範囲に入ったので索敵します。コロコロコロ・・・15です。
GM  全然分かりました。国家騎士団2個大隊が展開しているのが判明しました。
アスラ  詳細は分かる?
GM  重MHから構成されています。装備は防御的な装備が主でスパーラル(槍)を装備していますね。動きはあまり早くなさそうです。防衛用の部隊です。
アスラ  う〜ん、ひと当てしておくか。
GM  なお、向こうは敵正面を向きながらゆっくりと下がっています。
アスラ  と言うことは、(引きつけられて)囲まれる可能性大だな・・・。
GM  そちらの出方が分からないから、用心のため後退しているだけかも知れませんが。彼らのさらに奥に部隊が伏せてあるかは今のところ不明です。
アントン このまま膠着状態でも、良いのでは?
アスラ  う〜ん。まずは前進を継続だ。偵察だしな・・・てファンブル〜
GM  ダイス目プラス?
アスラ  おお、それはさすがに大丈夫。でもダメダメ。
アントン ?
GM  ああ、ファンブルの時はダイス目として出た「2」を加算した後で、もう一度2d6で判定して、その数値を引くんです。だから、二回目で「12」などデカイ目が出たら、数字がマイナスになることがあるんですね。
アントン ああ、なるほど。
アスラ  と言うわけで、そちらが動いてくれ。包囲されそう〜。
GM  いえ、今回もゆっくり下がっています。
と、言うところでアントン司令コマンダーで判定してくれ。
アントン あ、ハイ。何か異常事態ですか?・・・17ですが。
GM  テーラー傭兵騎士団からの偵察報告が入りました。「敵主力発見」です。
アントン 東側に主力がいましたか。数は?
GM  未確認ですが、約4〜6個大隊です。
アスラ  そらアカン。撤退させろ。
アントン そうですね。テーラー隊にも撤退を指示します。
GM  あ、そうそう。後、あなたがこの情報を握っているので、他の部隊にも教えるなり、どうするか決めて下さい。
アントン 情報は伝えます。あと、テーラー隊が見つけたのが全てとも限らないので、アスラさんの隊に油断しないよう伝えます。
GM  なお、現在手元にある情報を総合すると、ネライス帝国軍はサリス市を東方から迂回して、サリス市ともども全軍を包囲しようとしていますね。
アントン では、もっとも東側の国家騎士団の部隊に防衛するよう命じて、その間にテーラー隊を撤退させます。
GM  今判明している戦力差から見て、国家騎士団は鎧袖一触で粉砕されますよ。
クレスト 私たちは、全て包囲されようとしているんですから、退路の確保が今一番重要じゃないですか?
アントン 確かにそうですね。
クレスト ところで、今ボクたちの状況は?
GM  今前線にある以外の部隊の大半は、次の防衛線に向けて後退中ですので、包囲される心配はありません。個人的に残ると宣言しない限り、サリス市にはいません。
クレスト 分かりました。では、私は次に備えています。
アントン え〜と、このままさっきみたいに後退したらどうなりますか?
GM  さっきは敵は動いていませんでしたが、今は動いているので全部隊が戦闘中での後退とされて、「後退判定」をしなくてはいけませんね。
アントン つまり、迎撃すべきなのかな。
GM  その場合は、どちらかの戦線で戦闘してもらいます。
アスラ  小さな犠牲で済むなら、撤退すべきだろ。
アントン そうですね。事前の作戦通りに全部隊に撤退命令を出します。
GM  では、各部隊とも後退判定を1回してください。
アスラ  おう。
アントン 分かりました。1d6で判定でしたっけ。
GM  そうです。あと、テーラー隊はこちらで判定しておきます。

(判定の結果、PC側の2個大隊に若干の損害が出る。)
アスラ  何もせぬまま、ボコボコですな。
GM  さて、サリス市を放棄して全軍後退しました。と言う状態ですが、よろしいでしょうか。
全員  は〜い。
GM  戦況を簡単に説明すると、東部から大挙進撃してきたネライス帝国軍は、大きく迂回行動を取りつつ、サリス市をぐるっと包囲してしまいます。
そういえば、部隊を残すとか言ってましたが・・・
アントン いえ、完全に放棄します。戦場にする訳にはいきませんからね。
GM  了解です。
マヒェン  『私は絶対帰ってくる!』とか捨てぜりふ残していくのかな(笑)
アントン 「アイ・シャル・リターン」(笑)
アスラ  あ、ワシの隊はそのまま海から後方の防衛線まで撤退します。
GM  はい、包囲軍と対峙する部隊には残らないんですね。
アスラ  そうです。それは傭兵のお仕事じゃないですからな。
GM  なお、逃げるだけなら後は問題なく逃げれました。
ではここで前線にいた人は傭兵、騎士、コマンダーで判定。
アスラ  OK〜。トリャ〜22。
アントン どれでもいいんですね。・・21です。
GM  敵の追撃ですが、必要以上に追ってはきません。街の包囲が問題ないと判断すると、速度を落としてゆっくり確実にサリス市の包囲をしようとします。
アスラ  ほぉ、何か目的があるのかな。
GM  では、ここであなた方の選択です。(1)街に残る、(2)玉砕覚悟で戦闘を挑む、(3)防衛線まで下がる、(4)包囲部隊と向き合って布陣し直す。
クレスト (2)、(2)(笑)。
マヒェン  私は(1)〜♪
GM  じゃあ、人形使いさんは街に潜伏しました。専門家で、ただ潜伏するだけならもうしていますし、特に判定もいりません。
アスラ  お〜れも♪
GM  じゃあ、傭兵さんはトライブスマンで判定しておいてください。
アスラ  へ〜い。・・・15。
GM  あまり得意じゃない市街ですが、多分問題ないでしょう。
アントン ボクは面が割れすぎてるから、潜伏しない方がいいですね。そのまま、部隊を率いています。
GM  技能があれば変装などして潜伏してもいいですが、司令は軍隊にいるべきでしょう。(で、肝心の選択は?)
アントン はい、戦争以外の能力もないのでそうしてます。
クレスト ボクはどうしようかなぁ〜。
GM  王子の知名度もかなりのものですから、注意が必要でしょうね。
クレスト 封鎖線とかは、騎士の有無を言わせぬ凄いスピードで突破するんですよ(笑)
全員  (笑)
クレスト そして、裏切りに走る(笑)・・・そういえば敵司令の王女様の動向は?
GM  現在不明ですが、恐らく主力部隊を親率していると思われます。
クレスト 会えれば結構面白いんだけどなぁ・・・選択肢も広がるし(笑)
GM  あなたは、楽しくなるでしょうが、他のPCは楽しくないと思うぞ。
クレスト ボクが楽しめればいいんですよ(笑)
全員  (笑)
クレスト まあ、見つかる可能性も高いし、ここは予定通り最終防衛線にいます。
GM  りょーかいです。では、その後の敵の動きですが、敵はサリス市を包囲した状態で停止しました。ずっと囲んでいるだけです。
アスラ  ほぉ〜、そう出たか。
マヒェン  と言うことは、次はプロパガンダかな。
GM  そうです。包囲した翌日、再び全映像回線に放送が流れます。
ネライス鎮定軍の代表がスクリーン上に現れて再び停戦勧告をしています。
ただし、前回と違う人物がスクリーンに現れました。
カイン 「私は、ネライス氏族連合帝国・東方鎮定軍副司令官・カイン=ストレーガーである。偉大なる鎮定軍司令官グルナ=アルス=シュヴァリエ第三氏族第一王女殿下は、慈悲深くもオリオール公国に対して再び停戦を勧告するものである。なお、我々は現在オリオール公国が抵抗もせずに放棄したサリス市を包囲下においており、双方対等の立場としてこの包囲下にあるこの街での会談を申し入れる。」
アントン これは、私に対してですか?
GM  あなたも、含まれています。ちなみにあなたは前線指揮官です。別に総帥閣下ではありません。分かりやすく言えば、ギレンでなくドズルです。
アスラ  『やらせはせん、やらせはせんぞ〜!』(笑)
全員  (笑)
アントン 「兄じゃ」って言ってるヤツですね。じゃあ、ボクのMHビグ○ム風で(笑)
GM  トゲぐらいつけてあげよう。まあ、そんな事はどうでもよいのですが、要約すれば敵側はさらに有利になった時を狙っての、事実上の降伏勧告でもある停戦交渉をしませんか、と言う事ですね。
マヒェン  けど、なぜ今回は副司令が放送したのかな? お姫様は忙しいのかな?
GM  それは、今のところ不明です。なお、停戦するか否かについての発言権を持っているのは、軍司令官のアントンさんとクバルカンの利益代表であるマヒェン さんだけです。あと王子様は、オブザーバーぐらいの立場です。
マヒェン  目的が少し違うから、発言権は行使しません。
クレスト ボクは傍観です。立場弱いし。
アントン あの、停戦交渉する事で反撃のための時間を稼ぐことってできますよね。
GM  そうですね、その可能性は高いですね。
マヒェン  停戦交渉の間にそれ以外で時間稼ぐのもいいかもな。
クレスト ボクたちどれだけ耐えるんでしたっけ?
GM  約3カ月です。
アントン で、まだ1週間ぐらいしか経ってなくて、戦線は大幅に後退していると。
アスラ  まずは、せっかくだから時間を稼ぐのじゃ。
その間に情報収集して、敵の弱点をさぐるのだ。
クレスト でも、停戦会談は敵に包囲されている街でするんでしょ、危険じゃあ。
GM  そうですね。交渉のテーブルに引きずり出す為にこの街を人質にとりましたからね。イヤミも込めてここでしたいと言っています。
クレスト で、そこにノコノコ行ったら、もう逃げられないんじゃないですか。
GM  それは、公式にはありません。互いに文明国同士ですからね。
クレスト でも、交渉が決裂したら、そこで捕まるとかあるのでは?
GM  それも大丈夫です。お互い下がるまでは安全です。それが文明国同士の戦争です。これは、常識ですので疑う方がおかしいと思って下さい。
マヒェン  下がるまで待つのが普通。
クレスト あ、そう言うもんなんですね。了解です。
マヒェン  話しまとまらんからって、「ブスッ!」じゃあ、ヤ○ザでしょ(笑)
全員  (笑)
アントン 停戦交渉は受け入れた方がいいんですね。
GM  はい、ではそれぞれどうするか決めて下さい。(1)反対する、(2)強行に反対する、(3)賛成する、(4)・・・どうでもいい。
マヒェン  (4)? (4)か?(笑)
アントン (4)とプレイヤーは言いたいんですが、取りあえず軍としては(3)で。
後退こそしましたが、そのおかげで前線部隊はまだ消耗も最低限で、前線の部隊の戦力差は拮抗しているので有利な材料の一つだと進言しておきます。
GM  う〜ん、確かに前線はほぼ拮抗していますが、ネライス側は前線にあるのとほぼ同じ数が後方に待機していて、それを入れ替えてすぐにも攻勢が可能と見られています。しかも、無理をすれば今ある分を含めて二倍の戦力で押し寄せる可能性もありますよ。だからこそ、今まで防衛戦に徹していた訳です。
アントン でも、3カ月あればこっちも条件が同じになるんですから、前線の戦力差が今大きいのなら、なおのこと停戦交渉で時間を稼ぐべきなんでは?
GM  はい。でも、敵にも思惑があることを、心に止めておいてくださいね。
マヒェン  ここで、ナゼ敵が執拗に停戦交渉をしたがっているのか、むしろ私はそれを知りたいんだが? だから残ったんだが。
アントン ボクもそれしたいですが、可能ですか。
GM  マヒェン さんはともかく、ただのコマンダーのアントンさんは、今すぐまた別に動くとなると色々制約がありますよ。
アントン 事前に放った部下を使ってでもですか?
GM  どちらにせよそうなりますが、そう言った事は難しいと思っていてください。
アントン あと、停戦交渉では、政府の専門家にお任せします。
マヒェン  政府の優秀な交渉人がいるに違いない(笑)
アスラ  ネゴシエーターおんねや(笑)
GM  エディー・○ーフィー?(笑)
クレスト 大暴れだ!(笑)
アスラ  『ショー・ターイム!!』
マヒェン  ビッ○・オー(笑)
全員  (笑)
クレスト 時間伸ばしてないし(笑)
GM  ま、そんあアホな事はおいといて続けますが、オリオール公国としては停戦に応じると言うことになりました。まあ、もともと生き残りの貴族や議員は停戦に傾いていたので、この流れを止めることはできませんでした。
クレスト ボクはチョビット反対と言う事で。どうせ意見通らないでしょうし。
マヒェン  なんだ〜、そりゃ。
GM  確かに、その程度では意見は覆りませんね。
クレスト いいです、いいです。ボクは反対したと言う証拠さえ残ればいいです。
アスラ  やっぱりな(笑)
マヒェン  やっぱりそうだと思ったよ(笑)