■The Five Star Stories RPG リプレイ5「KALLAMITY3100」

■時代:星団歴3100年

■各種設定

 裕福な工業国家で半島国家のオリオール公国対して突如侵攻したネライス氏族連合帝国。
 戦争は、帝国側の奇襲といえる侵攻と、圧倒的な軍事力の前に公国側は敗退を続けている。ゲーム開始時点では、まだオリオール側は国土をある程度を保持している。しかし、すでに公都は奪われている。
 ただし、ここで敗退すると公国は、防衛拠点構築の関係から半島の端っこにある主要工業プラント都市とその周辺部を残すのみとなる。

◆国家◆

■オリオール公国
 カラミティーの最も大きな海洋に面した比較的温暖な地域にある半島国家。カラミティーの中にあってそれなりに裕福な国家。
 クバルカンとの繋がりが強く、技術援助などを受けてもいる。また、クバルカンの影響があるため「法の精神」が強く、クバルカンに準じた法治国家としている。ただし、騎士団の女人禁制などの極端な法は存在しない。もともと、軍事強国でないが、戦乱の多いカラミティの常としてそれなりの軍備をもっており、半島の向こうにある島嶼国家とも強い同盟関係にあり、そこからの多大な援軍により現在の戦線を維持しており、またそこで軍を再編成している途中である。

■ネライス氏族連合帝国
元首:ドネス=アルス=アルジャン(♂ 220歳)
旗機:オワゾ・ド・フー 
筆頭騎士:ミシェイル=ミューラー天位騎士 ファティマ:ジェルミナル
宮廷騎士団:アッシニア誓約騎士団(団員数75名) 
使用MH:闇の王、蒼騎士
国家騎士団:ネライス氏族連合騎士団 使用MH:様々
総保有騎士:約780人
総保有MH:約820騎
軍事力:14個軍団・56個師団 約60万人

 3100年代に入っても、MH数800騎程度を有する地域軍事大国。第一氏族から第三十氏族と順番に名乗る大部族社会によって構成された、強固な氏族社会帝国。それぞれの氏族は貴族や王族にあたり、第十二氏族までが王族になる。そして、この数字の小さいものほど大きな権力を有している。当然、王族以外の公爵や伯爵の位を現し、その数字が低いほど位は高くなる。
 今回侵攻しているのは、ネライス第三氏族、アルス=シュバリエ王家を中心とした六つの氏族からなっている。
 軍事力はそれなりの力を保持しているが、硬直した氏族社会の弊害などもあり、経済的に決して豊かとは言えず、建国以来絶えずどこかと戦争をするような国柄で、一般的にも「好戦的」国家と見られている。「氏族」の名誉を非常に大切にする一方、「氏族」の命令に対しては愚直なまでに忠実であることが美徳とされる。
 また、ウモス社会主義国と親密な関係にあり、このためMHなど技術協力や兵器輸入などがなされている。
今回のオリオール公国侵攻に際しては、全戦力の3分の1程度のMH数250騎程度を中核とする戦力が、辺境鎮定軍として、グナル=アルス=シュバリエ皇女が率いて攻めこんできている。

◆事前設定◆
 ネライス帝国は、魔導大戦から始めた各地への侵攻で方々に兵力を派遣しており、3100年頃には各方面の戦線の大半は泥沼化するか何らかの形で終息している。
 しかし、この時点で帝国の財政はすでにガタガタであり、これを短期的に打開するために、近隣で比較的裕福な国のオリオール公国の電撃的奇襲侵攻を開始。

 一方オリオール公国は、間接的にクバルカン法王国との繋がりを持っており、侵攻が始まった時点でクバルカンの仲介や紹介で多数の傭兵騎士団が戦列に参加している。
 また、予備兵力の多くを隣国で現在再編成中で、数ヶ月半島を持たせる事が出来れば反撃ができる。

■双方の総合戦力
 ネライス帝国         :MH:250騎、陸上4個軍団13個師団
 オリオール公国(前線戦力)  :MH:80騎、陸上2個軍団6個師団
 オリオール公国友邦、傭兵騎士団:MH:60騎、陸上1個軍団2個師団
※オリオール公国側・後方拘置戦力:MH:100騎、陸上2個軍団4個師団
 (※:編成中のため数ヶ月は使用不可能)

■目的
 全てのPCの統一的な目的は、この国の公都を奪回し帝国を撃退する事にある。それ以外の目的は各PCによって微妙に異なるが、概ねこのラインに収束されている・・・はず。

■当面の目的
 純軍事的には、約3ヶ月の間半島の戦線を持たせる事が目的となる。

■目的のための手段(例)
 前にあるものほど、基本的に堅実度は高い。ただし、消極的な場合が多い。
 後にあるものほど、敵の意表を突ける可能性は高くなる。しかし、当然そのリスクも大きい。
 なお、状況によっては、複数選択も可能だろう。

・愚直に一兵士として、前線にあり目の前の敵を撃破し続ける。
・後方攪乱を行う遊撃戦を展開する。
・味方後方で反撃の準備を行う。
・敵司令部などへの奇襲(強襲)攻撃を行い敵を混乱させる。
・陰謀を駆使する。
・MHなどを使用せずに、敵司令官を殺害ないしは捕え、政治的解決を図る。
・通りすがりの超絶NPCに全てを託してみる(笑)
・バスター砲で全てを薙ぎ払ってみる(爆)

 では、実際どのようになったかは、皆様の目で確認してください。