●世界観など
 PS版をご存じなら問題ありませんが、もしこの作品を知らないのならまず、このゲームを購入ください。
 説明するとそれこそ一冊の本ができあがってしまうので、ここでは取り扱いません。
 ですが、確認の意味も含めて必要最小限だけ説明しておきます。

◇歴史概略
 1945年に突如現れた「黒い月」により、それまでお互い人間同士で殺し合っていた人類は、不本意ながらも一致団結して人類の天敵たる「幻獣」と戦うことになった。
 それから約半世紀、戦いはまだ続いている。
 1999年に始まった3番目で、最後と言われる防衛戦争。

◇用語説明

戦車 戦車には二種類あります。
一つは、大きな大砲を持ちキャタピラで動き全身を鉄板で覆っている、いわゆる「戦車」です。
もう一つは、このゲームにおける主要兵器である「人型戦車」、いわゆる「ロボット」です。
生体部品(人工筋肉など)を多数使用し、搭乗者と精神的にリンクして自在に動きます。
幻獣 ゲームでは、1945年に突如現れた「黒い月」と共に出現した人類の「敵」です。
非常に不気味な姿をしており、その大きさ形も様々ですが人類にのみ敵意を持ち、圧倒的な物量で人類の文明圏を破壊しつくすべく迫ってきます。なお、戦士としては高い知能を持っており、優れた戦術を駆使してきます。
神経接続 この世界の人間は、左手の手のひらの付け根に特殊な「デバイス」と呼ばれるものを埋め込むサイボーグ手術を受けており、これによりこの世界の兵器を「同調接続」により操縦します。特に「人型戦車」を操るには必要不可欠なもので、プレイヤー・キャラクターは無条件にこの「デバイス」を埋め込む手術を受けています。
また、別の人間同士が「デバイス」を触れあうだけで意志の疎通を行う事も可能で、一般的にはこれを見せることは「恥部」を見せることに準じるぐらい恥ずかしい事と言われます。
第○世代 この世界の住人達は、そのほとんど全てがクローン人間です。
世代を重ねるごとに人間より強靱な肉体を持っていますが、生殖能力を持ちません。
基本的にPCは第6世代は15〜18歳、高くても30歳未満、低くても7〜9歳となります。
他には、第4世代(30歳後半〜?)や第5世代(30前後か?)があり、第4世代と第6世代がこの世界の大半を占めることになります。なお、第1、2、3、7世代は、PS版の設定の不明な点も多いのでここでは紹介できません。
また、年齢固定型クローン(若宮のような戦士や芳野先生)も存在しており、役割に応じた適当な年齢に達した時点で外の世界に出されてきます。
柴村一族 この世界を事実上牛耳る一族です。
非常に閉鎖的で秘密主義を貫いているため、その実体は殆ど分かっていません。
数少ない情報によれば、血縁を無視し実子であろうとも一度籍を外して、その後に養子にする形式を踏む。
また、政財界に隠然たる権力を持ち、まるで幻獣との戦争が起こるのを予見していたかのように軍備を整え、要職に一族のものを送り込んでいます。
なお、彼らは自分たちの事を「青(ブルー)」と呼んでいます。
ウォードレス 強化戦闘服の総称です。前線で兵士となるものはコレを着用して任務にあたります。
人工筋肉と装甲に覆われた戦闘服で、これを着るには第6世代並の強靱な肉体が必要です。もし、我々の世界の人間がこれを着用すれば全身の骨がバラバラになってしまうほどの負担があります。
ただし、生産数からこれを装備する部隊は熊本が主力であり、特に女性用のものは熊本でしか生産されていません。

◇判定
 判定は10面ダイス二つを使用した、2D10による上方ロールで行います。
 つまり、能力値(+技能)+2D10=目標値以上なら判定は成功すると言う事です。
 通常は、目標値に対して行いますが、戦闘などの場合は相手と達成値を競い合う事になります。
 もちろん、数字が上回った側が判定が成功です。
 同数の場合は、「攻撃側優位」となります。
 通常の判定の場合は、同数でも成功と判定されます。

目標値
 判定を行う際の目安です。この数字以上なら判定は成功し、それ以下なら失敗です。
 判定を行いたい難易度に従い数値も上下します。

達成値
 判定したとき算出された合計数値の事を言います。
 つまり、能力値(+技能)+2D10の合計した値の事です。