●ゲームの流れ
  基本的な流れはPS版と同じく、平日は午前中から夕方までが学校での勉強、その後はさらなる自習か整備ないしは訓練となります。そして、その間に不意の出撃が命令されると、その日一日は以後戦闘と言う形になります。
 当然日曜日は、お楽しみの休日です。
 しかし、当作品はテーブルトークRPGですので、これを厳密に行うことは事実上不可能なので、詳細については通常のテーブルトークRPG同様、全てゲームマスター(以後GM)の裁量に委ねられる事になります。
 また、当ゲームが紹介するルールの大半は、士魂号を使った戦闘と言う事になっており、PS版では戦闘同様に重視されていた通称「学園パート」については、テーブルトークRPGとして必要な最低限しか扱ってなく、どのような一般生活を送るかは、GMとプレイヤーにかかっています。

◇時間軸
 1999年1月から開始され、3月から5月が作戦期間となりますが、PS版と合わせるために1999年3月から5月がゲームの対象となります。キャラクターはそれまでに「学兵」として最低限度の事を教育されて送り込まれたとされ、これ以前についての状況にはしないでください。
 また、1シナリオは原則として一週間ぐらいにしてください。つまり、キャンペーンを展開すれば、1マーチ当たり9回のキャンペーンシナリオと言う事になります。
 これについては、キャラクターの成長に関わるので、後述する「キャラクターの成長」で詳しく紹介しています。

 なお、熊本防衛戦が終了して以後の事については、ここでは扱っていません。これは、熊本以外で「人型」がほとんど使われなかったと言われているからです。

●キャラクターは何をするのか

◇キャラクターの立場
 キャラクターにとって最も重要なのは、「学兵」として熊本要塞を守ることです。
 また、兵士であると同時に学生でもあるので、戦闘のないときは通常の学校業務も平行して行います。
 軍人としての階級は通常は「戦士」から始まります。ただし、司令(小隊長)、整備主任なら最低「百翼長」からスタートとなります。もしプレイヤーの中から小隊長、整備班長に志願するものがあれば、GMはある程度発言力などを調整してください。

◇キャラクターの役割
 キャラクターたちは、基本的に一つの「小隊」に所属しその部隊の隊員となります。
 また、学校単位で「小隊」を形成しているので、同じ「小隊」に属していれば、戦友であると同時に学友でもあります。
 そして、その「小隊」において、プレイヤーは基本的に「パイロット」になります。
 もちろん、取得する技能により他の部署、役割を担う事もできます。以下が大まかな小隊での役割となります。
 (モデルは、PS版の「5121小隊」です。

■小隊編成

装備

ラインオフィサー(一組)

テクノオフィサー(二組)

ライン:
人型戦車×3 
スカウト×2 
指揮装甲車×1

バック:
補給車×1 
輸送用トレーラー×3 
兵員輸送車×1

役職名 必要技能
司令(小隊長(委員長))
オペレーター×2
パイロット×3
スカウト×2
指揮車運転手兼事務官 指揮車銃手兼小隊衛生官
隊長または統率
誘導
戦車
特になし
事務
医療
役職名 必要技能
整備主任(副委員長)
戦車整備士 機体数×3
指揮車整備士
班長または統率
整備
整備

以上、小隊を運営するには、ファンタジーRPGのパーティーなどと違い膨大な数の部署と人員が必要です。
このため、全てをプレイヤーでまかないきることは事実上不可能です。このため、小隊を構成する人員の大半はNPC(ノン・プレイ・キャラクター)と言う事になります。
ですから、GMはプレイヤーが何をしたいかが決まれば、他の部署のキャラクターはNPCとして用意してください。
なお、NPCは最も必要とされる技能を2レベル持ちます。

◇PS版のキャラクターについて
 PS版のキャラクターは、プレイヤーとして使ってもかまいませんが(データは後日掲載予定)、それ以外の場合はPC(プレイヤー・キャラクター)にとっては、熊本で戦う部隊の一つを構成している名も知らない戦友でしかありません。
 もちろん、全くコンタクトがなくとも愚連隊、のちには精強な小隊としてその名ぐらいは知る事はあるかも知れません。
 また、現地出身のものなら同じ学校だったり、以前から軍人をしていれば片を並べたことがあったり、「青」なら知識として一族の者を知っていたりと、個人的な関係があるかも知れません。これについては、次のキャラクター・メイキングで少し触れておきます。