大和型戦艦
同型艦
大和 | 1941年4月就役 | 信濃 | 1943年2月就役 |
武蔵 | 1941年6月就役 | 甲斐 | 1943年8月就役 |
要目
項目 | 数値 | 武装 | 数値 |
基準排水量 | 71000t | 主砲 | 50口径46.0cm砲 3連装3基 9門 |
全長 | 275.0m | 副砲 | なし |
全幅 | 38.9m | 高射砲 | 65口径10.0cm砲 連装16基 32門 |
機関出力 | 210000馬力 | 艦載機 | 6機 |
速力 | 30.0ノット | 水線部装甲 | 457mm |
航続力 | 18ノットで8000浬 | 甲板装甲 | 230mm+75mm |
備考
新八八艦隊の主力戦艦として建造された超大型戦艦。八八艦隊で計画された13号艦級をタイプシップにして設計が行われた。当初6万トンクラスの戦艦として誕生するはずだったが、時代の趨勢に合わせて集中防御方式に改良を加えて、航空攻撃に対応するため艦全体を防御する重防御方式も採用し、さらにアメリカの次期主力戦艦が30ノット以上の高速を発揮するとの情報に合わせて機関出力・速力も強化された。そのため排水量が日本では初めてブロック工法と電気溶接を大々的に使用した戦艦にもかかわらず、当初の計画よりも3000トンも超過し、7万トンクラスの艦へとなっている。だが、これらの変更により時代に対応することができ、第三次世界大戦でも一線級戦艦として活躍している。また本クラスの武蔵は、大神海軍工廠が初めて就役させた大型艦でもある。
本艦クラスの最も大きな特徴は、50口径46.0cm砲3連装3基門搭載するということと、それを可能とするだけの雄大な艦型にあった。満載排水量8万tにも達する巨体は列強が新世代の戦艦として建造しつつある全てのクラスを凌駕する事を目的として建造されただけのことはあり、このクラスよりに匹敵しうる戦艦は、本クラスの後継艦の誕生と本戦艦に惨敗を喫したアメリカが対抗可能な新型戦艦を建造する1944年以降を待たねばならなかった。
そして本クラスは、第二次世界大戦中の最強戦艦として縦横の活躍をしている。