シャイアン型戦艦

同型艦
シャイアン 1930年10月就役
アパッチ 1931年3月就役

要目(第一次改装後)
項目 数値 武装 数値
基準排水量 38000t 主砲 50口径35.6cm砲  四連装2基 連装1基  10門
全長 226.0m 副砲 50口径14.0cm砲  連装6基 12門
全幅 31.4m 高射砲 40口径12.7cm砲  連装4基  8門
機関出力 120000馬力 艦載機 3機
速力 28.0ノット 水線部装甲 356mm
航続力 18ノットで7200浬 甲板装甲 152mm

備考
北米で、常にアメリカ連合と対立を続ける国家。諸部族連合。
この国では陸軍が主と考えられており、海軍は沿岸防衛のみが期待されていた。これは、アメリカ海軍があまりにも強大であるので、現実的な選択といえた。しかし、友好国であるアイヌ王国とのシーレーンだけは何としても確保するという前提条件に立った沿岸海軍であり、そのためある程度米軍に対してブラフとなる戦力の整備が常に求められていた。
1910年に建造された戦艦もそうした環境が生み出したものだったが、それも旧式化したのでその代艦として本級が計画、建造された。
要求された要目は、諸部族連合の厳しい台所事情もあり、贅沢な戦艦は計画できず、3.5〜4.0万トンで防御領の高いものが要求された。他の項目は二の次とされ、とにかくフリートインビーング思想を具現化したような戦艦の建造がアイヌ王国に以来された。
基本的に自国の建造方針と違う艦の要求にとまどいつつも、長らく友好国として交流している国のためと、海軍、民間を問わず集められた設計チームが組まれ、この要求に挑んだ。そうして建造されたのが本級である。
完成した船は、諸部族連合の要求通りアメリカの長砲身16インチ砲にすら耐えられる強固な構造とされたが、その反面攻撃力は下がらざるおえなくなり、14インチ砲となった。しかも、重防御だったことからくるトップヘビーを避けるため高い位置にある2番砲塔は他と違い連装となっている。
しかし、この建造経験はその後のアイヌ艦艇に少なかる影響を与えることとなり、アイヌ艦艇の重防御指向が強くなることとなる。