越後型戦艦 「越後」

要目(1945年4月)
項目 数値 武装 数値
基準排水量 89000t 主砲 45口径51.0cm砲  三連装3基  9門
全長 293.0m 副砲 60口径15.5cm砲  連装8基  16門
全幅 41.0m 高射砲 40口径12.7cm砲  連装20基  40門
機関出力 200000馬力 艦載機 5機
速力 30.27ノット 水線部装甲 460mm
航続力 18ノットで8000浬 甲板装甲 203mm+50mm

要目(1945年4月)
項目 数値 武装 数値
基準排水量 93000t 主砲 45口径51.0cm砲  三連装3基  9門
全長 293.0m 副砲 なし
全幅 41.0m 高射砲 65口径10.0cm砲  連装30基  60門
機関出力 280000馬力 艦載機 5機
速力 30.5ノット 水線部装甲 460mm
航続力 18ノットで8000浬 甲板装甲 203mm+50mm
デザイナーズ・メモ
これは、「太陽帝国」世界の軍艦ではありません。
中里融司氏の小説「軍艦越後の生涯」に登場する超超弩級戦艦です。
なお、上のイラストが原作に登場の「越後」の沖縄特攻時の姿で、下は「太陽帝国」風にした贅沢な仕様の「エチゴ」です。
ですから、要目に関する説明も今回は割愛します。

もともとは、「太陽帝国」の「21号型戦艦」の近代改装後予想図のイラストを作っていたのですが、
ふとくだんの小説に登場する「越後」とスケール以外が同じなので、手直しして今回の作品となりました。
まあ、あの小説にあった図面の挿し絵が気に入らないから自分で作ってみたと言うのもあるのですが、
やっぱり、集中砲塔型は格好いいですね。できれば、もう少し濃いカラーリングにすればよかったと思います。
東洋の悪の帝国の海軍の艦隊旗艦ですからこれぐらい貫禄がないと(笑)

なお、軍艦「越後」は、沖縄戦時と言う事で貧しい日本の事情を考え、
貧乏と一点豪華主義の折り合いが生み出したとして、旧式の12.7cm砲を満載してみました。
なお、個人的趣味で、副砲は一つも降ろしていません。太平洋を睥睨する女王たるもの大砲は一杯積まないと(笑)
また、「エチゴ」の方が重いのは、集中防御+重防御で非主要区画も装甲されているのと、
30ノット発揮のための現実的な機関を搭載しているからです。
ただ、このデザインだとどちらもこの腹の中にこれだけの大機関が搭載できるか疑問ですね。
余程の高温高圧缶を搭載しているのでしょう。

しかし、自分で作っておきながら、こうして仕様の若干違う2隻を並べてみると、純日本風の「越後」がなんとも美しく見え、
お金がかかっている筈の「太陽帝国」の「エチゴ」は何とも味気なくなく見えてしまいます。
「越後」はなるべく史実の大和型と同じ部品を使った結果こうなったのですが、
今更ながら、「大和型」の艦船デザインがいかに完成されたものかを思い知らされます。
(今回は、これに合わせて本来の大和型も作ってみましたので、機会があれば掲載します。)

また、作ってみて集中式の方が一割ほどバイタルパートが短くなると改めて分かりました。
けど、この艦の規模なら別に大和型と同じ砲塔配置の艦と同じなんですよね。もう少しヒネリがあるかと思っていました。

機会があればこのようなお遊びで市販の火葬戦記に登場する戦艦を作りたいと思います。(次はやっぱりRSBCの播磨かな?)