飛鳥型航空母艦

◆第一次改装後

同型艦
飛鳥 1930年3月(1940年12月)
飛天 1930年9月(1941年3月)

要目(新造時)
項目 数値 武装 数値
基準排水量 33000t 主砲 50口径20.3cm砲  連装4基 2門
全長 283.0m 副砲 50口径15.2cm砲  単装6基 6門
全幅 36.2m 高射砲 40口径12.0cm砲  連装6基 12門
機関出力 150000馬力 艦載機 常用60機・補用12機
速力 30.0ノット 水線部装甲 127mm
航続力 16ノットで8000浬 甲板装甲 飛行甲板装甲  20mm 甲板装甲 127mm

備考
ワシントン会議の結果、廃棄される事になった八八艦隊の17号艦として建造される筈だった戦艦の船体を流用して建造された大型空母。建造当初は33000トン以内に収める為もあり、最下層に格納庫を設け、その上の飛行甲板を二段にして下を発艦用、上を着艦用としてその上にアイランド型艦橋を設置して建造された。この艦形はイギリス、アイヌ王国の同時期に建造された航空母艦と同様の形である。
そして、その戦闘的な姿から準同型艦のアイヌ王国のカントモショリ級共々「戦闘空母」という愛称を得ていた。
運用実績は比較的良好であったが、後年機体の進歩による高速化と大型化にともない1939年から大改装が行われ、この頃に構想が持ち上がった航空艦隊決戦思想を受けて、前線で長期間活動が可能なように、元々の強固な防御力と雄大な艦型を利用し、強固な防御を飛行甲板全面に施した『装甲空母』として完成している。この改装により面目を新たにした同型はその強力な個艦防空能力もあり、その後小規模な改装を行われつつ長期間現役を務めている。そしてその強大な防御力ゆえ艦隊旗艦としての任務に就く事が多く国民から親しまれた。ちなみにその命名は、21号艦型がまだ命名前に空母への転用が決定した為、当時の空母には『鳥』をつけることとなっていたので改めてこの名が命名されている。