飛祥型航空巡洋戦艦

同型艦
飛祥 1927年7月(1942年3月)

要目(新造時)
項目 数値 武装 数値
基準排水量 22500t 主砲 45口径35.6cm砲  連装2基  4門
全長 214.6m 副砲 なし
全幅 28.0m 高射砲 50口径12.0cm砲  連装6基 12門
機関出力 64000馬力 艦載機 常用21機・補用6機
速力 28.5ノット 水線部装甲 152mm
航続力 14ノットで8000浬 甲板装甲 甲板装甲 76mm

要目 飛祥型航空母艦(第一次改装後)
項目 数値 武装 数値
基準排水量 27500t 主砲 なし
全長 226.6m 副砲 なし
全幅 31.0m 高射砲 65口径10.0cm砲  連装6基 12門
機関出力 136000馬力 艦載機 常用42機・補用4機
速力 31.5ノット 水線部装甲 127mm
航続力 18ノットで10000浬 甲板装甲 飛行甲板装甲  75mm 甲板装甲 63mm

備考
 建造途中でキャンセルされたタイに輸出予定の金剛型戦艦を、ワシントン条約にある装備の35%以下の航空兵装の場合は空母としないとする条項に則って純粋な空母として建造せずに、残っていたあと僅かな戦艦枠を使い実験的に航空巡洋戦艦として建造。当初はその強力な攻防力と航空機による制空力、偵察力を活用して前衛艦隊の偵察、防空を担当する超大型偵察巡洋艦として期待されたが、中途半端な船体だったためその運用には大変な困難を伴い、艦隊側からは不評だった。
 そのため条約明けには早々に大改装が行われた。それは次世代の艦隊型航空母艦の試験艦的要素を持った装甲空母として改装さるものだったが、船体の延長を含む大改装工事は、あまりに改装に手間がかかり再就役は太平洋戦争開戦後になってしまっている。だが、改装したおかげでその後は最小サイズの装甲空母として機動部隊の一翼をになっている。