高雄型一等巡洋艦

就役時

同型艦
高雄 1932年3月 摩耶 1932年6月
愛宕 1932年5月就役 伊吹 1932年9月
鳥海 1932年6月 鞍馬 1932年11月
輸出艦 6隻 1934年9月〜36年2月

要目(第一次改装後)
項目 数値 武装 数値
基準排水量 14980t 主砲 50口径20.8cm砲  連装4基 8門
全長 192.5m 高射砲 50口径12.7cm砲  連装4基 12門
全幅 19.0m 魚雷発射管 61.0cm  3連装4基 12門
機関出力 130250馬力 艦載機 3機
速力 33.8ノット 水線部装甲 152mm
航続力 14ノットで8000浬 甲板装甲 45mm

備考
妙高型の改良型として建造された条約型重巡洋艦。しかし、妙高型で問題とされた防御力の不備を最初から考慮に入れて設計されたため、妙高型よりはるかにバランスのとれた艦となっている。だが艦隊側からは攻撃力が不足すると不評だった。
だが、主に艦隊旗艦として運用する事を目的としていたので、この問題はあまり考慮されなかった。むしろ防御力に重点が置かれたことは各方面で高く評価されている。
また、妙高型よりも余裕のある排水量があったために、最初から航空機運用用の甲板が設置されていた。さらに、就役すぐに高角砲を新型のものに換装している。
また、多数の同型艦が輸出用として多数建造され、日本海軍最多の建造数を数える重巡洋艦でもある。
攻防バランスのとれた巡洋艦で運用実績も良好で、その後の汎用巡洋艦の見本とされた。
また、艦隊側の意見を全て採り入れた為大きな艦橋構造物を持つため艦船デザイン的にかなり不評だった。

その後、1940年に小規模な改装が行われ、皇国海軍に所属する全艦が防空巡洋艦として改装されている。
なかでも、「摩耶」はテストケースとして、徹底した改装が施されている。
その後、1947年からはさらに徹底した改装が施され、全艦完全な防空巡洋艦となって活躍している。

第一次改装後

第一次改装後(摩耶)

武装 数値
主砲 50口径20.8cm砲  連装3基 6門
高射砲 65口径10.0cm砲  連装10基 20門
魚雷発射管 なし
艦載機 なし
水線部装甲 152mm
甲板装甲 45mm