新高型二等巡洋艦
同型艦
新高 | 1940年9月就役 |
要目
項目 | 数値 | 武装 | 数値 |
基準排水量 | 13180t | 主砲 | 60口径15.5cm砲 連装6基 18門 |
全長 | 192.0m | 高射砲 | 65口径10.0cm砲 連装6基 12門 |
全幅 | 18.4m | 魚雷発射管 | なし |
機関出力 | 152000馬力 | 艦載機 | なし |
速力 | 33.0ノット | 水線部装甲 | 152mm |
航続力 | 18ノットで8000浬 | 甲板装甲 | 65mm |
備考
敵軽艦艇に対する砲撃戦を目的とした、主力艦隊直衛用の重砲撃型の実験巡洋艦として計画されたが、その後の運用実験により、夜戦時における砲撃支援を目的とした水雷戦隊旗艦用巡洋艦とされた。
本艦の基本構想は最上型の設計を引き継ぐ形での攻撃力の強化だった。その戦闘方法は、砲1発あたりの貫通力や破壊力でなくその手数の多さにより敵を無力化、その後に後続艦艇の水雷艦艇に撃沈を任せるという戦闘方法をとることとなっていた。その余りの砲塔と砲の多さから『千手観音』というニックネームをいただいている。実際の戦場でもヤマタノオロチノごとく複数の鎌首をもたげ相手を激しく打ち付けた。
ただし、当初よりコストがかさんだことから後の建造はされていない。また、後の第三次世界大戦では主砲を両用砲とし、防空艦として八島と共に戦隊を組んでいる。
この艦こそ世界最大の教導駆逐艦の名が相応しいと言えるだろう。