インディアナ(Indiana)級戦艦

新造時 

同型艦
インディアナ 1925年3月就役(第一次改装:1942年1月)
ノースカロライナ 1925年6月就役(第一次改装:1942年2月)

要目
項目 数値 武装 数値
基準排水量 43200t 主砲 50口径40.6cm砲  三連装4基  12門
全長 208.5m 副砲 53口径15.2cm砲  単装16基  16門
全幅 32.2m 高射砲 40口径7.6cm砲   単装6基  6門
機関出力 60000馬力 艦載機 なし
速力 23.0ノット 水線部装甲 343mm
航続力 10ノットで8000浬 甲板装甲 89mm

備考
アメリカ連合の「三年計画」、いわゆる「ダニエル・プラン」において計画された戦艦の第二群にあたるクラス。1917年、18年度予算でそれぞれ3隻ずつ、合計6隻の建造が認められた。
主砲には、新開発の50口径Mk2 三連装砲を採用し、これをオーソドックスに二基ずつ背負い式に配置し、それ以外の武装もそれまでの米戦艦の装備を踏襲するものが施された。
防御においても、米戦艦特有の重厚なものが施されていたが、舷側装甲では過剰防御とされたコロラド級よりは少なくなっている。しかし、その分速力増大に努力が払われており、この当時としては有力な23ノットを確保していた。
ただし、第一次世界大戦に参加していない故に、ジュットランドの戦訓が十分に活かされておらず、垂直防御がやや少なく、このクラスの数少ない欠点の一つとなっている。
また、推進機関が電気推進と特殊なものを採用しており、圧倒的な航続距離を実現していた。
しかし、ローマ海軍軍縮会議により、2隻の建造が認められただけで、他の4隻は建造半ばにして建造中止されている。
太平洋戦争を迎えると、拡大した軍事予算を背景として徹底した近代改装が施され、特に上部構造物は新造戦艦とほぼ同じものに変えられ、面目を新たにしている。
なお太平洋戦争において使徒達の中では唯一、第二次世界大戦中に二隻とも戦没している。

近代改装後(1942年)

要目
項目 数値 武装 数値
基準排水量 48200t 主砲 50口径40.6cm砲  三連装4基  12門
全長 208.5m 副砲 なし
全幅 32.2m 高射砲 38口径12.7cm砲   連装8基  16門
機関出力 60000馬力 艦載機 3機
速力 22.5ノット 水線部装甲 343mm
航続力 18ノットで8000浬 甲板装甲 89mm