インディアナ(Indiana)級戦艦
新造時
同型艦
要目
備考 アメリカ連合の「三年計画」、いわゆる「ダニエル・プラン」において計画された戦艦の第二群にあたるクラス。1917年、18年度予算でそれぞれ3隻ずつ、合計6隻の建造が認められた。 主砲には、新開発の50口径Mk2 三連装砲を採用し、これをオーソドックスに二基ずつ背負い式に配置し、それ以外の武装もそれまでの米戦艦の装備を踏襲するものが施された。 防御においても、米戦艦特有の重厚なものが施されていたが、舷側装甲では過剰防御とされたコロラド級よりは少なくなっている。しかし、その分速力増大に努力が払われており、この当時としては有力な23ノットを確保していた。 ただし、第一次世界大戦に参加していない故に、ジュットランドの戦訓が十分に活かされておらず、垂直防御がやや少なく、このクラスの数少ない欠点の一つとなっている。 また、推進機関が電気推進と特殊なものを採用しており、圧倒的な航続距離を実現していた。 しかし、ローマ海軍軍縮会議により、2隻の建造が認められただけで、他の4隻は建造半ばにして建造中止されている。 太平洋戦争を迎えると、拡大した軍事予算を背景として徹底した近代改装が施され、特に上部構造物は新造戦艦とほぼ同じものに変えられ、面目を新たにしている。 なお太平洋戦争において使徒達の中では唯一、第二次世界大戦中に二隻とも戦没している。
近代改装後(1942年)