軍艦「土佐」
「土佐」要目(1942年10月)
デザイナーズ・メモ 大鑑巨砲主義者にして火葬戦記愛好家の皆様ならご存じでしょう。 ついに、「播磨」を越える最狂戦艦が登場しました。 史実においても、日本海軍の金田中佐(七脚マストなどの考案者)のアイデアの一つとされる「五十万頓戦艦」です。
まあ、元が莫迦莫迦しいほどに狂っているので、 脳天気なコメントだけすればいいのでしょうが一応コメントします。
ぶっちゃけたところ、何となく小説の図面が気に入らないので勢いに任せて作ってしまいました。 それが結論です。
なるべく基本設定に即しましたが、時代に即した装備への改変と、 もう少しまともな航空機運用能力の付与に重点をおいてイメージ化してみました。 ですから、艦橋構造物を史実の「大和級」にして、副砲を砲塔式しました。 設定に反して舷側部の主砲を艦首エリアに移したのも、格納庫を確保するためです。 煙突を二本にしたのは、艦の規模(主に熱処理の問題)からどう考えてもシフト配置になるだろうと考えたからです。
にして、これだけ莫迦莫迦しいといっそ爽快感すら感じますね。
ただ、ここまでするのなら、いっそ松本零士氏の漫画のような強敵を艦長(司令官)にして、 戦前の冒険モノのような娯楽作でもよかったのではないでしょうかね。 もし映像化するなら、宇宙戦艦ヤマトの敵側のテーマBGMにのって登場して欲しいです(笑)
2003年8月23日 文責:扶桑かつみ