●空軍

 定数6万人

 旧軍では陸海軍がそれぞれ航空隊を保有していたため、戦後新たに設立された軍種。実戦部隊は、陸軍航空隊と海軍航空隊の陸上基地部隊の半数程度を統合・再編成したものが母体となる。
 組織や教育機関を一から作ったため国防軍・防衛軍としての性格が一番強く、戦後の軍ということで開放的な雰囲気を持つ。この傾向は、装備にも強く反映されている。
 また、広大な国土の防空を全て担わなければならないため、相応の規模を持つ。しかし、大規模な海軍航空隊が存在するため、外征軍・侵攻空軍としての能力は常に限定されている。
 冷戦期間中は、オホーツク方面での活動を第一にしていたが、冷戦崩壊後は両シナ海での活動にシフトしつつある。
 冷戦期間中は20個飛行隊(最盛時は24個飛行隊)を擁していたが、湾岸戦争以後16個に改変・縮小され、21世紀初頭の今日はさらに改変・縮小が進んでいる。
 これは、冷戦時代ほど部隊の大量保有が必要なくなったためである。
 なお、弾道弾防衛や人工衛星運用は、兵部省や統合司令部の管轄となるため、直接空軍には含まれない。

・実戦部隊
 =15個航空団(スコードロン)+α
  (定数約490機・常用部隊のみ)

 用途(機種)   :飛行隊数
・航空団
 戦闘(F8)   :2個飛行隊
 戦闘(FA7)  :4個飛行隊
 戦闘(F15J) :5個飛行隊

 爆撃(F15EJ):2個飛行隊
 爆撃(FA7B) :2個飛行隊

 偵察(RF4J) :1個飛行隊
 電子戦(各種)  :3個飛行隊
  電子戦機(YS-21A/EB・8機)
  早期警戒機 (E-2C早期警戒機・16機)
 早期警戒管制機  :2個飛行隊
  早期警戒管制機(E-3・8機)
 空中給油機:2個航空隊(大型機8機)

・輸送団
 C1=1個飛行隊(40機・小型)
 C130=2個飛行隊(24機・中型)
 YS-11C(輸送型8機・大型)
 YS-21(輸送型12機・中型)
 CH47J(輸送ヘリコプター ・18機)
 U-4=(8機・小型)
 *ボーイング747(日本国政府専用機・2機)

・救難隊(各方面に数機ずつ配備)
 救難捜索機U-125A
 救難ヘリコプターUH-60J

・訓練航空団
 =5個飛行隊(T1、T2、T4)
※高性能シュミレーターの開発で必要性が低下しつつあるとされる。

・統合防空司令部(人工衛星運用部隊含む)
 各種レーダーサイト:47箇所
 防空旅団:4(8個大隊・日本各地)
  (P2:160発・大型輸送ヘリ:18)

 空軍基地(大規模型)
  北部方面;豊原、択捉、新千歳
  中部方面;百里、小松(浜松、各務原)
  西部方面;築地、新田原
  南部方面;那覇、台北、高雄