畑を開墾日記




畑で野菜計画
私の田舎には30年ほど前まで畑をしていた農地があります。 30年も放っておくと草は生え、木も生え、年輪が放置していた年数を語ることに驚かされました。 この農地は使えると考え出したのが5年ほど前で、農耕の勉強をつづけ、家のベランダで少しずつ実験し、2000年に入りようやく計画を実行することになりました。
今回の畑の広さは120平米でそんなに広くありませんが、取りかかりの家庭菜園にはもってこいの広さです。 同時に、小さな畑を既に作っておりそちらは50平米位でしょうか? こちらは今年収穫できるように植え付け・種まきを済ませました。 他にも沢山の農地(あれ放題ですが)があるので、そのうち広げていきたいと思います。 

どうせなら人の力だけで開墾したい
ちょっとした畑でも、「これだけ木が生えてしまうと根まで取り去ることは至難の業」とご近所の皆さんに御指摘いただき、重機の導入を考えましたが御先祖様が残して下さっている農具などがあることと、やはり収穫を手袋越しではなく素手で実感したいという考えからやめることにし、新しく購入してお金がかかったのは「鉈」と「チェーンソウ」のみです。
「さて何処から手をつけようか..」が最初の言葉でした。

木を切り細かく切る
さて作業に取り掛かりましょう。 まず、木をチェーンソウで根本から切り倒し、鉈で枝をはらい、太さに合わせて分別していきます。 この時「鉈」が大活躍で木を切り刻むのが楽しくなりました。
木を切り倒し、積み上げると左のようになりこの木は将来お風呂のたきつけになるでしょう。 この作業を2人で10時間ほどかかってしまいました。 でも作業はまだ始まったばかり。 一番やっかいな根を取り去る作業が残っております。

根を根絶!(実感! 木の土から上と下の関係)
根は30年もたつと縦横無尽に張り巡り、「根絶」するのは非常に困難であることが実感でき、「根絶」の語源を知ることとなりました。
左の写真のような木が50本ほど畑に生えておりまして、根を取り去るのに2人で3日かかりました。 重機を使えば1日の作業で済むようですが、手作業で行うことで実感が伴い、良い経験でした。
しかし、太い木になると取り去ることが困難になり1mも掘り下げないと駄目な木もあり昔の開拓者の皆さんの苦労が少し解りました。
さて、左の写真は、根を半分くらい取り去った時点のもので、これを観ると解るのですが地上部分より地中の根の方が少し多い感じで木の生き様をかいまみることが出来ます。 地中からは蝉やカブトムシ・クワガタの幼虫・蛹がでてきて、蝉など何年かここに住んでいただろうに掘り返してしまい申し訳ないことをしました。 後日、それらはまとめて別の未開拓の畑に埋めてきました。

今回はここまでしかできませんでしたが、次回は土作りとウネ作りで畑らしくする予定です。

(2001年3月25日)

もう一つの畑、こちらは既に栽培開始
これは、もう一つの既に畑になっている場所ですが、今年収穫できるように植え付けも完了し、大根・ほうれん草・トマト・ピーマン・キュウリ・芋・ショウガ...などスタンダードな野菜を時期をずらせながら植え付けております。 
広さは50平米くらいで、ちょっと小さめの畑ですが、ミミズなど土を肥やしてくれる虫も豊富にいるので安心です。

畑の横には、堆肥造りのための場所を設け、栽培と同時に輪作を可能にするための土作りも同時進行させております。
息子も種まきなど喜んで手伝い、土に触れることで都会では味わえない安らぎを感じたのではないでしょうか?(私が感じたのかも..)

これから夏にかけて防虫や病気に気をつけないといけないのですが、農薬は出来るだけ使わないで済ませたい物です

いつも常駐していないので、自動水撒き装置をタイマーと電磁弁などで造り、市販の散水機で水を定期的に撒くことにしました。 雨水利用も勿論考えており、水槽など用意し雨水を貯める準備も完了です。

(2001年3月25日)

 

雨水利用
雨水をトユから採取し戦時中に作られたという水槽に貯めることにしました。 容量は200リットルくらいかな? これでは足りないのでドラム缶を用意する予定です。 この地方では水不足が毎年深刻に悩まされる問題になっているので水道に頼っているようでは野菜作りもままなりません。
この水槽に後はフタをしてボウフラ対策をするとしよう。

あと、次回は野菜の虫対策を紹介します。

(2001年4月15日)

害虫退治(農薬?を作ろう)
開墾後の土の中には作物にとっての病害虫が沢山いるので、出来るだけ無農薬ということで写真の2種類の物を適量使用しました。 土の中には、「まる虫」・「ねきり虫」などがおり、苗を4本ほどダメにされてしまい、駆除も難しく、無農薬の困難さが身にしみて解りました。
以前にTVで放映されていた「NTV>ザ!鉄腕!DASH!!>DASH村」で紹介されていた「無農薬農薬」なるものを実際に作り試してみることにしました。

レシピは、DASH村のホームページにありますのでそちらをご覧下さい。

 MIX NTV ★ 日本テレビ・ホームページ ★

作ってみて、感じたのは、酷い臭い!...息子もかをを歪めております。 餃子を作るときのにおいをきつくしたような物で、炊き込むときにはむせてしまいかなりの悪臭をご近所に振りまいてしまいました。(これで家の害虫も駆除できればよいのですが...その前に人がもちません)

(2001年5月3日)
 

出来上がった「無農薬農薬」は使用済みペットボトルに保管し冷やしておきます。

今回の作成量は、3Lで、「DASH村」で紹介されていた物の半分の量です。

次の日、出来上がった「無農薬農薬」を使用済み噴霧器に入れ散布開始!

野菜や、草むらに散布したところ、面白いほど虫が退散していくのが実感でき、虫には申し訳ないのですが、楽しませていただきました。

それにしても散布中の臭いは、目にしみます。

(2001年5月4日)

土作りは基本ですね。(農具?を作ろう..その1)
開墾後、元畑とはいえごろごろと大きな石が出てきたり、草木の根の多いことに驚かされます。 普通この根っこなどは虫が食べてくれて、排泄し、微生物に分解され栄養分となるのですが、待てませんのでこしてしまうことにしました。

園芸用品の小さなこし器では役不足ですので今回は作成することにしました。 木材は古タンスなどの廃材を使用し、網はステンレス性の物を購入しました。 作成時間3時間、総費用2000円程で完成です。
土をこしておかないと、大根などを植えたときに二股が出来たりします。(見てくれだけでなにも問題ないのですが..) あと、草木の根などが残っていると害虫が発生しやすくなるので取り除いておくことにこしたことはないでしょう。

(2001年5月4日)
 

土作りは基本ですね。(土壌酸性度計)
これは、土の酸性度を調べるための測定器です。 実はこの測定器をまねてテスターなどを使用して自作したのですが、上手く動きませんで(pHの基準がとれなかった)やむなく購入することにしましたが、正解でした。 酸性度調整をする上での石灰などの散布量がこれを見ながら出来ますので楽になりました。 酸性度だけを見ていてもいけないのですが、基本ですから...
この測定器は、ホームセンターや農具を扱っているところで手に入ります。 値段は4000円〜5000円と言うところでしょうか..少し高いです。
これを基準にして電流計と銅・アルミ...もう一度作ってみるかな!?

(2001年3月25日)

カラスがやってきた。
カラスを寄せ付けないために...

最近カラスに作物をつつかれたと言う事をご近所の皆さんに言われます。 これは、いらなくなったCDROMですが、効果はあるようです。 しかしカラスも賢く、学習するようで、どこまで効果が期待できるか判りませんが、ひもでぶら下げて至る所につるしておきました。
あとは、鳥よけネットで対処しております。
(2001年7月13日)

幸運な耕耘機
小型耕耘機がやってきた。

いつもお世話したりされたりのご近所の方から使わなくなった新品同然の耕耘機をいただけるとのことで、大きくなってきた畑の作業効率を上げることができるので本当にラッキー!..幸運..耕耘機でした。 御近所つきあいは大切ですね!やっぱり。

(2001年8月19日)

早速畑を耕してみることにしました。 小さい畑の方の半分(40平方メートル)程をバリバリッと一気に1時間ほどでこの通り...鍬を振り上げていたら一日仕事なのに機械の力はやはりすごいですね。 

さて、ここには秋収穫のジャガイモをと植え込むことにしました。

(2001年8月19日)


2001年3月30日〜
最終更新:2001年8月27日


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