なんかヘン?のページ



日常生活で感じたヘン?
一般的に環境対策がなされるようになってきた昨今、日常生活の中で気づいた「ちょっとこれでいいの?」や「もう少しこうしたらいいのに〜」と言うような疑問・要望などが多々あります。 これを少しまとめて行きたいと思いました。 皆さんはどう思いますか?

■カップ麺のお湯の量は記載ナシ!
■インターネット常時接続工事中
■無線LAN接続について工事中
■薄型大型テレビについて工事中
■全自動洗濯乾燥機に思うこと工事中


カップ麺のお湯の量
カップ麺のお湯の量は記載ナシ
さて、ちょっと夜食、ちょっと小腹がすいたときにお世話になるのがカップ麺。
お湯を注ぐだけで数分待つだけで出来上がり。 これを作り出した人はほんとに偉い!。 
お湯さえあればどんなところでも食することのできる優れもの・・
でも、作っていてちょっと待てよ・・と気付いた点があり、早速調べてみることにした。
それは、カップ麺を作ると必ずと言ってよいほど沸かしたお湯が余ってしまう・・・
私にとってはすっごく無駄を感じてしまうしだいです。
カップ麺のどこを探しても記載がない・・。 この商品だけなのだろうか?
(2007年2月1日〜)

 

カップ麺を調べる
疑問に思った私はいつものスーパーマーケットへGO!
カップ麺陳列棚に直行、陳列してあるもの全種類を購入。
持って帰って調べても調べても記載がない・・どれひとつとして記載がないが袋麺にはある。
作り方でお湯の量を示すものは・・「カップの内側の線まで・・」と言う記載。
確かにお湯の量を測る必要がない。 そこまで入れればよいのだが、必ずと言ってよいほどお湯が余ってしまう・・。
その余ったお湯を作るのにもガスや電気を使い余分にCO2などを発生させてしまっている。
これではいけないのでは?。
 
 

 

実際に作ってみよう
試しに、購入したカップ麺に必要なお湯の量を測らずにどの程度無駄が出るのかを実験してみました。
家族で、カップ麺の容器を見て、この程度だろうと目分量で取水、水の量を計測してみました。
勿論別々に時間を空けて15回実施。
サンプル数 n=15
{675,540,418,595,422,370,372,298,555,378,270,386,398,299,320}
平均:419.7cc 標準偏差:119.1
必要水量:(280cc)(調査結果)
加熱条件:IH(効率82%),初期水温15℃->100℃
無駄な水量(139.7cc/個)
無駄なCO2排出(CO2:6.14g/個)
無駄なお金(\0.392/個)
900億食/年:CO2=552434t*余計に排出
353億円の無駄!
*一人がこの製品だけを1個を毎食作った場合で最大の値
やっぱり無駄が発生してしまう
結局無駄が出ることは明らかになってしまった。
1年間に900億食で最大55万トン*CO2を無駄に出してしまう!
余ったお湯はエアポットなどに残せばよいという声もあるかもしれませんが、お湯を沸かすときに一番効率のよい方法は必要なときに必要なだけ作る・・これは基本です。
*一人がこの製品だけを1個を毎食作った場合で最大の値
ちょっと質問してみました
この件について即席麺協会に質問をしてみたところ回答がありました。
Q:(2007/06/28)この、必要なお湯の量の記載の件も環境問題に関係があると思います。
お湯の必要量が明記されていない場合、必要量以上にお湯を沸かす必要があり、余分なエネルギーと水を消費してしまいます。
「・・熱湯を内側の線まで注ぐ」を
「・・熱湯を内側の線まで(OOOcc)注ぐ」
などのように少し記載を変えるだけで省エネルギーにより環境改善が期待できます。
宣伝でも「何cc沸かして入れるだけ」とするだけで環境改善が期待できますし、各企業イメージもさらによくなると思います。
年間900億食近く世界で消費されておりますので、余分に消費する燃料は膨大なものになり、CO2排出量もそれに比例してかなり大きいと考えられます。このあたりについて、協会ではどのようにお考えでしょうか?

A:この度は、調理に必要なお湯の量をパッケージへ記載することに関するご要望のメールを頂戴し、重ねてお礼申し上げます。
カップめんは、袋めんのように調理器具や食器を必要としないことから、登山やスキーなどといったアウトドアでもご活用頂いております。
現在は「内側の線まで」と記載することによって、あらゆるシチュエーションで、最適なお湯の量でお召し上がり頂けると考えております。
必要なお湯量の表示については沸騰の状況や時間などによって、ご紹介する水の量が最適な量より少なくなってしまうことなども考えられ、このような記載方法をとっております。
しかしながら、このたび○○様より頂戴しました貴重なご要望は今後の検討課題とさせて頂きたく存じます。

以上メールコピペです。 しっかり回答いただけて感謝しております。 比較的簡単に実現できるともいますので是非実現させてもらいたいですね。
(2008年1月10日)


2007年2月1日〜
最終更新:2008年1月9日