省エネ運転記録・高速編





省エネ運転で高速道路を走行

さて、一般道路走行時の省エネ運転は一応の効果を上げることが出来ました。 ところで高速道路を走行したとき省エネ運転方法は通用するのでしょうか?...これからご紹介するデータは、2001年11月から2002年2月までの期間、大阪から茨城県の水戸まで名神高速・豊中から入り東名高速・首都高速・常磐道の行程で約10時間の旅を条件を変えて7往復した結果を報告したいと思います。 勿論闇雲に走ったわけではなく、仕事で水戸まで行く予定があり、普通なら別の交通機関を利用するのが当たり前でしょうが、あえてここはデータも取れると言うことで一石二鳥の旅?となりました。 しかし片道750km..疲れました。

また、これと平行して...私が若かかりしころ..といっても7年ほど前ですがT社のソ●ラと言う車に乗っておりました..良く走る車でしたが燃費の悪いこと..この上ありませんでした。 その時に燃費を良くしたり、パワーを引き出すために色々試行錯誤しました。 その中で効果があった?物を今の私の自動車に施してみました。 でもこの今の車に通用するかはこれからの実験結果と言うことで追記していきたいと思います。 少しマニアックになりますが皆さんついてきてくださいね!(アーシング・ネオシウム磁石(吸気・燃料)・添加剤・マイナスイオン発生装置などなど..趣味の世界ですね(笑))

●我が家の乗用車について●
 ■我が家の自動車について
 ■私の自動車の季節ごとの燃費比較
高速道路でも省エネ運転
 ■高速道路も定速度走行
 ■長距離運転の注意点
ハイオク VS レギュラー
 ■ハイオクとレギュラーの違いとは?
 ■高速走行での差


我が家の自動車について
が家で愛用している自動車は三菱自動車のシャリオグランディスです。 エンジンは2.4L GDIエンジン搭載しており、従来のエンジンより高性能と言うことでした。 カタログでは...
項目
データ
パワー
+10%
燃費
−30%
CO2排出量
−30%
10・15モード燃費
11.6km/L
60km/h燃料消費
22.6km/L
最高出力(ps/rpm)NET
165/5500
最大トルク(kg・m/rpm)
23.5/3500
となっており、期待して購入いたしました。
この表示は私の車についているナビゲーションシステム付属の、平均速度・燃費表示などの表示画面です。 高速道路の走行で平均79km/hのとき19.5km/lということでこのクラスの自動車としては一見燃費はよいようですが、皆さんの車の場合と比較してみて如何でしょうか?
この表示は私の車の燃費最高記録です。 高速道路走行で東名高速・足柄SA〜海老名SAの51.2km上り区間で出ました。 どんな状況でもこのくらいの燃費で走ってくれればよいのですがね(笑)。 この区間って少し下ってるんですよね..
これは、この車のシフトレバーですが、AT車でありながらマニュアル・シフトが可能です。 4速のATですが、できたら5速ほしかったのが実感です。 しかしこの機能があったので省エネ運転方法の幅が増しました。


この機能の利用方法ですが、加速時にはあまりアクセルを踏み込まずに早めに上のギヤにチェンジすることです。 減速時にはシフトダウンでエンジンブレーキを使用することでガソリンの使用量が減ります。 街中の運転では頻繁に加減速を行う場合が多く効果がはっきり現れます。


普通のAT車でもゆっくり踏みこんで加速すれば同じ効果が現れますのでご心配なく。

私の自動車の季節ごとの燃費比較

夏(6,7,8,9月) [エアコン冷房27.5度の設定]
秋(10,11月) [エアコンを使用しない]
冬(12,1,2,3月)[エアコン暖房22度の設定 ]
春(4,5月)[ エアコンを使用しない](諸事情によりデータ表示なし)

データの補足説明
捕捉しておきたいのは、高速道路を使用してのデータで65km/h以上の平均速度の部分は高速道路で運転中に採取した瞬間的なデータ(10km程の走行距離)で、実際の運転では平均速度を65km/h以上にする事は困難です。 実際の運転で参考になさるデータとしては65km/hまでとしてお考え下さい。 長距離(300km以上)を高速で走るのであれば話は別ですが...


高速道路でも省エネ運転

高速領域も定速度走行
いつも高速道路に乗るとバンバンとばしていく車が沢山いますが、何を急いでいるのでしょうかね?..今回の実験でやっぱりゆったりとした定速度走行が有効なことが判りました。 一般道での走行も先に示したように、アクセルワークをゆったりと余裕を持った運転が有利であり、やはり法定速度付近で安定した安全運転を心がけることが燃費の向上にもつながることが判りました。
上のグラフで言うと、平均車速が〜90km/h間での領域は追い越しも少なく比較的安全でゆったりと走れる速度であり燃費も安定して良い結果が出ております。 しかし、90km/h以上の領域では追い越しを何回も頻繁にかけなければならなくなり、アクセルワークも激しくなることでエンジン回転数も上がることで追い越しの際、危険なことに加え燃費も悪くなる事がよくわかる結果となりました。
後で説明しますが、このデータはレギュラーガソリンの結果なのですが、この燃費の悪い領域にはハイオクガソリンが有効という結果もあります。..それにしても安全運転でゆったりと走りたいものです。

長距離運転の注意点
高速道路に限らず、長距離を長時間にわたって運転することは精神的にも肉体的にも非常に疲れる事を今回の実験で実感することが出来ました。 実験では休憩はサービスエリアでとるものの、アクセルを踏む足の疲れは完全にはとれませんし、目の疲れも激しく、目薬を毎回さすことになりました。 また、急いで速度を上げて運転しても疲れが激しく100kmも走ればもうくたくた..
そこで長距離を走るときの教訓?といえるか、まとめてみました。

長距離運転は急いでも無駄
上にも書きましたが、急いで速度を上げても、到着する時間はそんなにはかわりません。 なぜなら速度を上げることでゆったり走っているときより明らかに体は緊張し、疲れが激しいのです。 そして疲れ切ったところでサービスエリアやパーキングエリアで休憩を余計に取る必要が出てくるわけで、ゆったり走って毎回休憩を少し取るのと大差はありません。 一度試してみてください..よくわかりますよ!
また、渋滞の中を縫うように追い越して行く車がありますが、そんなに神経使って追い越したってほんの数十メートル先までいけたところで、到着するのにそんな差はないのに何でやっちゃうんでしょうかね〜...私も昔はやってましたが、到着するのに3分も違わない...それなら疲れるだけ損ですね..それに何より危険ですから...やめたいものですね。

高速道路は危険がいっぱい
この実験中、毎回必ず3回は事故現場に遭遇し、渋滞箇所も3カ所は必ず通らないといけませんでした。 高速道路を走っていると一番危険を感じたのが「落下物」です。 よくトラックから落ちたと思われる荷を縛るためのロープ、長い角材、板、動物の死体...よく見かけました。 中でも角材は危険ですね! もう少しで私も踏みつけるところで事故寸前で回避できましたが高速で走っているためによけきれない場合も多くあるでしょう..(落下物を見つけたら道路管理社へ連絡しましょう) 気をつけていても向こうから危険はやってきますから気が抜けませんね..できるだけ皆さんも高速道路でも安全運転でゆったりと走って下さい。 


ハイオク VS レギュラー

高速領域での燃料による燃費の差
なかなかこれだけの長距離を走ることはありませんので、ちょっと燃料の種類によってどれだけ燃費の変化があるのかを調べてみました。 私の車はガソリンエンジンので一般的なレギュラーガソリンとハイオクガソリンの比較と言うことになりました。 私の車はハイオク仕様ですが、レギュラーガソリンでもOKということでずっとレギュラーで走っておりました。 
レギュラーとハイオクはどこが違うの?
さて、比較するガソリンのレギュラーとハイオクの差はどの辺にあるのでしょうか?。 価格で言うと1リットル当たりレギュラーが88〜95円、ハイオクが98〜110円(大阪市内)で、ハイオクの方が1割程高価であることが判ります。 機能的な差としては、ハイオクはレギュラーガソリンに比べてオクタン価が高いことにあり、オクタン価が高いほどそのガソリンの着火温度が高いところにある。(着火温度が高い..オクタン価が高い..ハイ・オク単価..ハイオクということですか(笑)) 着火温度が高ほど、エンジンの中では混合気をより強力に圧縮できることで強い爆発力を得ることが出来ると言うことです。 
実際にデータを取って結果を吟味してみよう!
上にあるグラフが高速道路(名神・東名・首都高速・常磐道)を7往復した際の往復データの内、渋滞などの影響の有った部分を除いて高速領域の80km/h以上についてまとめてみました。 測定地点はサービスエリアまたはパーキングエリアで行いました。(黒丸PA・大津・養老・浜名湖・富士川・足柄・海老名・守谷・友部SA) 燃料を帰る際には車のコンピュータを必ずリセットします。 実際にこのデータを取ってみるとはっきりするのは、外的要因として外気温や風向・風速、路面状況によってかなり燃費に影響があるところです。 この冬の季節、名神高速から東名高速には西風が吹いております。 気象庁のデータからもそれははっきりしていることですが、大阪から東京方面へ行く方が燃費が良く、逆方向では燃費が悪くなります。(私の車では15%程燃費を左右されました) 
さて、データのうち平均車速ですが、90km/hまでの領域では高速道路で80〜100km/h付近で運転すると出る速度領域で、ゆったりと追い越しも少なく一定速度で運転できる領域です。 平均速度が90km/h以上になりますと、90〜120km/h付近までの速度で、追い越しを何回もかけないといけなくなり効率が悪く危険な運転になりかねません。 データではこの2つの速度領域で差が出ました。 アクセルワークの激しくなりがちな運転の90km/h以上の速度ではハイオクの方がレギュラーより最高で18%燃費が良くなりました。 また、一定速度で走ることが容易な80〜100km/hの領域ではレギュラーガソリンとハイオクガソリンの差は見られず、かえってハイオクの方が燃費が悪い場合も見受けられるほどでした。 データ中の最高燃費は92km/hで19.5km/L...大きな車の割には良い燃費といえるでしょう。 最終的に平均しても15.2km/L(ハイオク)とまあまあの結果が出ました。
私の結論
結論としては、ハイオクとレギュラーでは価格差はあるものの高速道路に限って言えばハイオクの方が優勢なように思います。 ハイオクガソリンには添加剤としてエンジン内洗浄液などが添加されているものも多くありエンジン内やマフラーもきれいになるようです。 ただ、どの車でもそうかというとそうでもないかもしれません? 高速道路でゆったりと安全速度でずっと運転できるので有ればレギュラーもハイオクも差が無く、安価なレギュラーを選んでも良いようです。 ただ、長距離を運転するときはそうゆったり運転もできませんので私はハイオクをおすすめします。

皆さんの車でも実験してその車にあった燃料をお使い下さい。 


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2001年11月27日
最終更新:2006年6月11日
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