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■ガスレンジにちょっと細工で省エネ対策。(2000年10月21日・NHK「地球法廷」放送に使用)
■概略■
これは、我が家のガスレンジで3つバーナーが付いたスタンダードな物です。 この方法は多少危険を伴いますので注意してお試し下さい。 作る物はステンレス板(0.2mm以上)を加工するだけでバーナーの周囲に巻き付ける格好でおおいます。 4カ所に換気口をあけ、排気を促します。 原理は簡単で、ガスの燃焼した熱を周囲に逃がさないことで、鍋やフライパンに効率よく熱を伝えることで早く温度を上げることが出来ると言うことで省エネにつなげています。 良く似たものは市販されているようですが、実物にお目にかかったことがございません。 見つけしだい試してみたいと思います。
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■用意する物■
(1)ステンレス板(厚さ0.1〜0.2) 大きさ:900mm×300mm程 (2)ものさし (3)はさみ(出来たら金属切断用はさみ) (4)マジックペン (5)ペンチ (6)軍手(無くても良いですが、けがしないようにしてください。) |
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■調べること■
(1)炎の大きさと設置位置から外周を計算する。 条件1:炎が直接フードに当たらない 条件2:フードが傾いたりしない この2つの条件を満たすように、外径を計算し、やや大きめに円周を求める。 やや大きめにする意味は、制作すると全くの円にならないことが理由。 だいたい+5%くらいです。 我が家の場合は、直径165mmなので 165π×1.05=544mm(周の長さ) これに接合部分20mm×2(両端)を加え544+40=584mm (2)設置する底面と台までの距離 : 加工時の金属板の幅に相当する。 物差しなどで実測する。 その距離から5mmほど狭く見積もる(余裕) 我が家の場合は、55mmなので 55−5=50mm |
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■だいたいの設計図を書く■
上の「調べること」でフードの大きさなど調べ、計算した結果を図面にします。 展開図になるのですが、簡単な構造ですので、設計図ではなくステンレス板に直接書き込まれても良いと思います。 周方向の切り込みですが、4方向にだいたい円周の1/8の大きさの切り込みが入るようにします。 切り込みの長さは、フードの幅の1/2で計算します。 この場合は55mmですので27.5mmの切れ込みが入ります。 あとは、両端の連結部分を忘れずに、20mmずつ線を入れておくことをお忘れ無く。 |
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■ステンレス板に原寸図を描く■
用意したステンレス板に直接マジックペンで原寸図を描く。 ここで間違えるとどうにもならないので慎重に。 書き終わったら、もう一度確認して、はさみで必要部分のみ切り取る。 |
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■両端の加工■
用意したステンレス板を必要部分のみ切り取ります。 この写真は、右端の写真で、赤線の部分は切り取り、青線部分は谷折りします。 |
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■赤線部分を切り落とし■
この写真は、右端の写真で、赤線の部分を切り取った状態です。 切り取り後は危険ですので部品のカドを丸めてください。 |
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■切り落とした部分は残しておく■
「赤線の部分は切り取り」で切り取った部材はクリップに使用しますので残して置いてください。 |
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■切り落ちした残りはクリップに!■
「赤線の部分は切り取り」で切り取った部材を半分に折り、クリップを造ります。 |
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■右端は谷折り■
この写真は、右端の写真で、青線の部分を谷折りにした状態です。 |
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■左端は山折り■
この写真は、左端の写真で、青線の部分を山折りにした状態です。 |
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■周部分の加工■
この写真は、周部分の写真で、赤線の部分は切り込み、青線部分は100度に谷折りします。 |
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■赤線を切り、青線を折り曲げる■
この写真は、右端の写真で、赤線の部分を切り込み、青線の部分を谷折りにした状態です。 曲げの角度は100度程がよろしいのではないでしょうか。 ここは実際に出来上がってから現物合わせで良い角度を探してください。 そう、この折れ込みは何のためにあるかですが、これは簡単で、排気のために開けております。 |
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■部品の出来上がり!■
これで部品は出来上がり! あとは組み立てるだけ。 |
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■円くしてみる■
部品を円くして、両端を連結します。 |
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■つなぎ目■
つなぎ目の連結の様子です。 |
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■つなぎ目にクリップをはめる■
連結部分に、もう一つの部品のクリップで連結部分をはさみます。 |
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■ペンチなどではさむ■
連結部分をクリップごとペンチなどで締め上げ、つなぎ目が外れないように固定します。 |
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■出来上がり!■
これで出来上がりです。 さあセットして一仕事終えた後のお茶でも沸かしましょう! ここで実際に使用してみて、不都合を探し、もしあれば修正してください。 炎の上がり方が危険と思われる場合は直径を大きくするか、失敗と言うことであきらめてください。 ■注意■
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■冷蔵庫にカーテン取り付け省エネ対策。(2000年10月21日・NHK「地球法廷」放送に使用)
これは、冷蔵庫内の冷気を外に逃がさない細工を施すことで省エネにつなげようと言う考え方です。 既に製品として売られているので、お求めになられたら即効果が現れます。
これは、私が自作した物で、ドアポケットにも冷気が流れるように一番上の層にはカーテンが付いていません。そうすることで冷蔵庫全体が冷えるようになります。
さて、どの程度効果があるのかですが、我が家の冷蔵庫はインバータ方式でない6年前ほどの製品です。 平均すれば70Wほど電力を消費しておりました。
最近の冷蔵庫は断熱材の改善やインバータ方式が当たり前になってかなり消費電力が少なくなっているようなので、そちらのデータも早くとってみたい物です。(どなたかデータ持っておられませんか?) 対策前:1682(Wh)
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■蛍光灯の明るさアップで省エネ対策
これは、我が家の仕事部屋に設置しているシーリングタイプの照明です。 この照明の中には、30Wと38Wの蛍光灯が入っております。 この照明では2段階(明・暗)に調光が出来るようになっており、明るい設定では68W、暗い設定では55W程の消費電力になっております。
普段使うには少々暗いですが55Wの設定で使用しておりましたが以下のような反射板(アルミホイル)を貼ることで68Wの明るい設定の時と大差ない明るさにすることが出来ました。こういった照明は、10000円程で手にはいります。 |
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これは、照明のフードを外し内部を見た物です。 少しシワクチャにしたアルミホイルをスプレーボンドで蛍光灯背後の白色の反射板の部分に張り付けていきます。 これだけで作業は終わりです。ただ、注意していただきたいのはアルミホイルは電気を良く通しますので配線や回路がむき出しの照明器具には危険ですのでおすすめできません。
対策前:6時間×68W=408(Wh)
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■保温調理器で省エネ+α。(2000年10月21日放送に使用)
これは、昔NHKの番組で紹介されていた保温調理器を少し改善した物です。 どれだけ効果があるのか知りたかったので実際に作ってみました。
これは、保温調理器にフタをした状態で全体像を撮影した物です。
仕様材料は、適当な大きさのお鍋・発泡スチロール(廃材で可)・お鍋が十分はいる小物ケース・新聞紙・両面テープだけです。 我が家では、主にパスタ料理・シチュー・カレー・その他煮物なら何でも利用できます。 沸騰させ続けないのでビタミン群などが壊れにくいそうで、栄養面にもメリットがあります。
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これは、お鍋を入れた状態を撮影した物です。
お鍋の取っ手がすっぽり入るように、また、余分な空間をなくすように発泡スチロールを配置しているのがおわかりになると思います。 しかし、ここで注意していただきたいのは、あまり窮屈にしてしまうと熱い鍋を取り出すとき、ひっかりなどで鍋がとりにくくなり内容物をこぼして火傷のおそれがありますのである程度余裕を持った設計をして下さい。 |
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