特集.IH圧力炊飯器VS圧力鍋





最近話題の圧力〜・・と呼ばれる製品、どの程度の効果があるのか?

 このページでは、「経済的!、便利!」とのうたい文句で最近話題の圧力IH炊飯器と圧力鍋をVS企画として取り上げるてみました。
これまで我が家では、炊飯をガス炊飯器で行っておりましたが、最近になり話題の圧力IH炊 飯器を購入し炊飯器を入れ替えてみました。 また、圧力鍋も新たに購入・・ご飯が1分間で出来るとのセールスポイントで有名なものを購入。 圧力鍋はア○ ヒ軽金属さんの物でスーパー活○鍋(25000円)、圧力IH炊飯器はZ社のもの(28000円)とS社のもの(27500円)を2台購入・・またまた大 分値切りました・・。
さて、圧力鍋は調理時間を短く出来ると言うことで炊飯だけでなくこれからの料理で欠かせな いアイテムになりそうです。 圧力鍋はある意味保温調理箱と同じような効果(一度沸騰させれば後は待つだけ)があるので保温調理箱とのVSも面白そうで す。 圧力IH炊飯器は鍋が特殊で多層構造のものと、真空断熱層を持つものを買いましたので、保温時の電力消費が大幅に少ないとのことで期待できま す。・・さて、調べてみましょうか。

 ここで検証した結果は我が家の炊飯器と圧力鍋を使用して得られた固有のデータですので、他社の炊飯器でどうかは皆さんの機種で実際に検証してみてください。 また、環境負荷については電力使用量からの炭素排出量のみで表現しております。 あらかじめご了承ください。


各者エントリー開始
 ■圧力IH炊飯器
 ■圧力鍋
 ■保温調理箱
御飯を炊いてみよう
 ■圧力IH炊飯器VS圧力鍋VSガス炊飯器
肉ジャガを作ってみよう
 ■圧力鍋VS保温調理箱



■ 各者エントリー開始 

圧力IH炊飯器
さて、まずは新たに購入した2台の圧力IH炊飯器・・Z社のもとS社のもの2台購入しましたので、この炊飯器2台の平均で炭素排出量や電気代・炊飯時間・おいしさなどで比較していきたいと思います。

旧式のIH炊飯器に比べるとかなり内容が違ってきております。 健康ブームで玄米が炊けたり 発芽玄米がたけたり釜が真空構造になり断熱効果を高め保温時の消費電力を抑えたり・・様々な工夫がこらされているところに感心させられます。 炊飯時間も 短くなり、そのストレスも少なくなりました。
デザインも、今風にステンレスボディーのものが人気みたいで良く売れているようです。 価格は普通のIH炊飯器の2倍ほどしますが炊き上がり具合も昔より確実に良くなっていますね!。
我が家でも発芽玄米を毎日美味しくいただいております。 発芽玄米が少し高いですが・・玄米買って発芽させれば安く済みますね・・誰でも思いつきそうですから、既にそんな機械あるかもしれませんね。

圧力鍋
さて、圧力鍋はア○ヒ軽金属さんの物でスーパー活○鍋・・「1分間!」で有名CMでおなじ みのものでIHにも使用可能なタイプです。 使ってみると思ったほど面倒はなく怖くもなく・・安心して使用できます!。 かなりのものが早く調理すること ができるので時間のない主婦の皆さんにはお勧めですね。既に我が家の必需品です。

 

保温調理箱
さて、こちらは別のページでも紹介した保温調理箱です。 自作したものでもう5年は使用している我が家の必需品です。 廃材で作ったこの保温調理箱の底力をまた見ることになるのか!・・楽しみです。 余裕をもってのんびり調理するならこれが一番ですね。

■ 御飯を炊いてみよう 


圧力IH炊飯器
圧力IH炊飯器VS圧力鍋VSガス炊飯器
さて、まずは新たに購入した2台の圧力IH炊飯器・・Z社のもとS社のもの2台購入しましたので、この炊飯器2台の平均で炭素排出量や電気代・炊飯時間・おいしさなどで比較していきたいと思います。
あと、ガス炊飯器と圧力鍋でご飯が炊いて比較してみましょう。

比較対象:電気炊飯器(圧力IH)(最大5.5合、1230W)、ガス炊飯器(最大1升、1300kcal)、圧力鍋(IH、最大5.5合)
測定条件:5.5合炊きの両炊飯器にお米を4合入れ、機器指定量の水を加える。 初期水温24.5℃、室温26.6℃、湿度65%、換気扇(弱)運転あり、天候はれ、気圧未記録。 圧力鍋の水量は圧力IH炊飯器の水量と同じ。

圧力IH炊飯器の場合
指定された水量と米で炊飯しました。 まず米をとぎ、釜に指定量の水をいれ30分ほど放置、その後急速炊飯モードで炊き上げます。 合計4回の平均をとりました。

 


ガス炊飯器(13A)
ガス炊飯器の場合
指定された水量と米で炊飯しました。 まず米をとぎ、釜に指定量の水をいれ30分ほど放置、その後ガスに火をつけ炊き上がるのを待ちました。 およそ10分蒸らして出来上がりです。


圧力鍋
圧力鍋の場合
指定された水量と米で炊飯しました。 基準となった水量は圧力IH炊飯器の使用する水量と 等しくし、30分ほど放置、そのIHのスイッチを入れ炊き上げます。 重りが蒸気でゆれはじめてから1分後電源を切り10分ほどでできあがりです。 重り は低圧にセットしています。 合計4回の平均をとりました。

圧力IH炊飯器
結果結論
これは興味深い結果が出ましたね。

■ 測定結果(4合の場合)
項目
圧力IH炊飯器
ガス炊飯器 圧力鍋(IH)
消費電力(W)
1230W
- 1200W
消費電力量(kwh) 0.155 - 0.150
消費ガス(m3
-
0.032 -
加熱時間(分)
27.5
18.1 28(18)
CO2排出量(g) 55.8g 67.2g 54.0g
光熱費(円) 3.57 4.50 3.45

結果を吟味:以前測定したIH炊飯器とガス炊飯器同様、今回も圧力IH炊飯器の方がよさそうです。 しかも、炊き上がり時間も差がなくなってきました。 もうひとつ、圧力鍋の構造と圧力IH炊飯器の構造はほぼ同等で、圧力弁と圧力が逃げないようにパッキンがフタに付いていること・・勿論圧力鍋の方が応用範囲も広く圧力も圧力IH炊飯器でかけることのできる圧力よりかなり高くすることができます。 しかし、指定された炊飯方法で低圧の状態で炊き上げるとほぼ圧力IH炊飯器と同等の結果が出ました。
炊き上がりは、圧力IHとガス炊飯器が同等にやわらかく出来上がり、圧力鍋の方はほんの少し硬く出来上がりました。(もう少し水を入れればよかったかも・・)
やはり、この炊飯器対決は電気の方が有利なようです。 ガス炊飯器には保温機能はあってもタイマー機能が付いていません。(最近のはあるのかな?) 圧力鍋を使うと一番早くリーズナブルに環境負荷も少なく作れますが、全自動ではないので手間が少しかかります。 圧力IH炊飯器はその点タイマーあり・保温(真空釜)あり・蒸らし時間も自動でお知らせ。結果が出たようですね。

1位:圧力鍋(まめな人向け)
2位:圧力IH炊飯器(一般的には)
3位:ガス炊飯器(美味しくいただくには)
(2003年9月1日〜2003年10月5日)

裏話:いつも3合で十分なのに、炊きすぎた分食べ過ぎて2キロ太りました。 冷蔵庫にはしばらくの間、ご飯が詰まっていました。 そして昼は必ずピラフを食べさせられました。(笑)

■ 肉ジャガを作ってみよう 

肉ジャガは定番?
我が家では定番の肉ジャガですが、皆さんのお宅ではいかがでしょうか?。 誰でも簡単に作れますので、これをVSの材料にして普通に炊いた場合・圧力鍋を使用した場合・保温調理箱を使用した場合を比較していきましょう。

使用した材料はそれぞれ等しく、ジャガイモ(メークイン)500g、玉ねぎ(中)1個、牛肉 200g、水1リットル、調味料を適量で作りました。(ちなみに、1回6食分の材料費・光熱費込みで467円です)。 全て測定しやすいように、IHクッ キングヒーターで調理しました。
 

 


普通に
普通に炊いてみよう
まずは、普通に炊いて見ましょう。 ジャガイモの皮をむいて、水に浸し、たまねぎを半分に して適当に刻みます。 鍋にサラダ油を小さじ1、熱して肉をいためます。 次に玉ねぎを入れ少しいためた後水を1リットルほど入れます。 調味料を入れ て、煮立ったらアクとりをして、ジャガイモ投入!。 再び煮立ったら弱火で20〜30分ほど(芋にくしが軽く刺さるくらいまで煮込む)。 そのまま食事時 まで放置。 食事時に暖めなおして「いただきます!」。
簡単!小学生の息子にも作れますね!

2003年10月5日


圧力鍋で
圧力鍋で炊いてみよう
さて、圧力鍋です。 ジャガイモの皮をむいて、水に浸し、たまねぎを半分にして適当に刻み ます。 鍋にサラダ油を小さじ1、熱して肉をいためます。 次に玉ねぎを入れ少しいためた後水を1リットルほど入れます。 調味料を入れて、煮立ったらア クとりをして、ジャガイモ投入!。 再び煮立ったらフタをして圧力をかけて調理・・重りが振れて1分で余熱調理。 圧力が下がったらできあがりです。 出 来上がったらそのまま「いただきます!」。
簡単!早い! 圧力鍋・・凄いかもしれません!

2003年10月5日


保温調理箱を
保温調理箱を使ってみよう
さて、保温調理箱です。 ジャガイモの皮をむいて、水に浸し、たまねぎを半分にして適当に 刻みます。 鍋にサラダ油を小さじ1、熱して肉をいためます。 次に玉ねぎを入れ少しいためた後水を1リットルほど入れます。 調味料を入れて、煮立った らアクとりをして、ジャガイモ投入!。 再び煮立ったらフタをして保温調理箱で保温調理。 そのまま食事時まで放置。 4時間くらいなら食事時に暖める必 要もなく「いただきます!」。
簡単!早い! 圧力鍋・・凄いかもしれません!

2003年10月7日


圧力鍋
結果結論
これは興味深い結果が出ましたね。
 
項目
普通のお鍋
圧力鍋 保温調理箱
消費電力(W)
1200W
1200W 1200W
消費電力量(kwh) 0.54 0.33 0.27
加熱時間(分)
42
25(37) 17(137)
CO2排出量(g) 194.4g 118.8g 97.2g
光熱費(円) 12.42 7.59 6.21

結果を吟味:こ れもまた面白い結果が出ました。 肉ジャガ対決では、圧力鍋がダントツと思ったのですが環境負荷は保温調理箱に負けてしまいました。 でも圧力鍋で作ると 非常に早く出来上がることがここでも実証されたようですね。 一番美味しく出来上がるのは、個人差もあるでしょうけれど・・芋に一番味がしゅんでいるのは圧力鍋と保温調理箱で大差ありません。 圧力鍋で作ると一緒に入れた玉ねぎが原形をとどめないほど調理してしまいます。 現代社会・・急ぐ人が多いようですから圧力鍋は頼もしい武器になりそうですね。 私はあくまでのんびりやらせていただきますが・・余裕がない人生なんてね〜!(笑)

1位:保温調理箱(まめな人向け)
2位:圧力鍋(急ぐ人向け)
3位:普通調理
(2003年9月1日〜2003年10月5日)

裏話:肉ジャガ1週間続きました・・しばらくは食べたくありません。(笑)

2003年10月12日

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2003年9月1日〜
最終更新:2003年10月12日


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