産卵期は3月から6月
雌雄とも体長10〜15センチになると産卵可能な体形となって、10月頃から生殖巣の成熟が始まる。2月頃になると雄は少しの刺激で精子を流出し、雌は卵が成熟し産卵可能な状態に達するが、産卵期は池水温が16〜18度に上昇する3月下旬から水温25度に上昇する6月下旬頃までである。 この時期になると、岸辺の水草などの繁茂している浅場 に集まってきて、多数の魚が入り乱れて水面近くにある水草等に産卵する。 降雨で水位が上昇した翌日に、この行動が起こりやすく、産卵直前は数尾の雄が1尾の雌の生殖孔やエラ蓋辺りをつつきながら産卵場所の水草帯に追い込む行動を繰り返すので、比較的よく目につく光景である。 産卵は、普通、早朝から10時頃までで、まれに夕方や昼間も行われる。産卵数は体長20センチの固体で約7万粒、体長30センチの固体で約18万粒である。
 
スライドショウ
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はたきのために、巨ベラが浅場に集まっています
 
いよいよ、始まりです

 
ワクワクします
 
セズリとも、いいます

 
へらぶなの乗っ込み・はたき
 
葉に産み付けられた へらぶなの卵