腕時計の電池交換がしてみたい

電池交換を自分でしてみたい。でも技術がないので・・・では、あなた自身の責任の下、一度やってみましょう。
ソニー電池様の教本を引用させていただきまとめています。 (ご注意)時計電池は有害ですので小さなお子様 の手の届かない場所に保存してください。 また使用済みの電池は絶対に捨てないでください。 腕時計用の 電池はリサイクルされますのでお近くの時計屋さんか電気屋さんに処分を頼んでください。またご近所にない場合は 郵便で弊店まで送ってくださっても構いません。責任を持って処理させていただきます。
   
腕時計の電池交換は誰でも簡単に出来ます。しかし、長く大切に使う時計はプロにお任せになったほうが安心です。
ただし時計屋ならどの人もプロの技術を持っているわけではありません。では自分でやってみようと思うのも当然です。
ここでは、ただ交換する手順だけでなく、ご自分で機械の調子を確認する方法も一緒に学びましょう。
 
◆時計の状態を観察しましょう
ご自分で電池交換するときは外観を注意して観察してください。 たとえば、ガラスのヒビなどがあったときには作業中に割れてしまうことがあります。 時計の動きを観察し自分で出来るかどうか判断してください。
@時間が合って動いている。
通常は動いているけど交換してみたいといった衝動に駆られ電池交換をする場合があります。そんなときは自己責任でおおいにやってみてください。
・電池交換の時期にはまだ早いが一度止まった、あるいは一度遅れたので交換しようと思った。
外からの影響を受けて止まることがあります。磁気、強い電磁波などで一時的に起こることが多いと思います。
もう一度様子を見て遅れたり止まったりした状態でお店に相談してください。
A動いているが遅れる。
電池寿命が尽きる時期である
時々止まったり、秒針が足踏みする。電圧が低下していても起こる現象ですが油の状態が悪くなっている場合が多いようです。
ご自分で電池交換をされて様子をみるのもいいと思いますが、電池電圧がある場合は分解掃除などの修理が必要です。
B秒針が2秒とびに動いたり、4秒に一度動いたりする
電池切れ予告装置が働いています。電池を交換しましよう。電池交換後も同じ状態が続く場合があるので、必ず電池交換する前にリューズを引き上げ、秒針を停止させた状態で電池を交換してください。電池交換後も同じじ状態が続く場合は回路に何らかのトラブルがある可能性があります。
C秒針がピクピクとわずかに動いている。あるいは同じところでピクピク動きながら進まない。
電池切れ直前の状態かもしれません。電池電圧を測定しましょう。電圧が低下しておれば交換してください。
電池電圧がある場合は機械部分の油切れ、埃の侵入、秒針がほかの針に接触している、針にガラス片やインデックスが当たっている。などが考えられ、お店で修理が必要です。
D完全に止まっている。

リューズが上がっていませんか。リューズを押してみてください。
それでも止まっているときは電池切れや機械の故障が考えられます。電子部品の故障、機械部分の油切れ、埃の侵入、秒針がほかの針に接触している、針にガラス片やインデックスが当たっている、などが考えられ、お店で修理が必要です。

 
◆裏ブタを開けてみましょう
*(時計によっては)時計バンドを取り外します。
裏ブタを外すときは時計バンドを取り外したほうがやりよい場合があります。こじ開け口がバンドの取り付け側にあって開けにくい場合やスクリュー式の裏ブタの場合、通常3時側か9時側以外にある竜頭やプッシュボタンが保持器に当たって使えないときはバンドを外します。 バンド接続部分をうまく保持器に引っ掛けて開ける事が出来るようになります。また金属バンドが繋がっているものは電池交換がしにくいので外したほうが電池交換は確実に出来ます。
 

開ける前にブラシ(古い歯ブラシで十分)で裏ブタ周辺のごみや埃を取ります。こびりついた汚れは爪楊枝で、細かい汚れや仕上げは柔らかい布でよくふき取ります。開けたとき内部に汚れが入らないようにします。
スクリューオプナーを必要とするタイプやコジ開けを使うタイプがあります。またスウォッチのようにコインを使うタイプもあります。
下記*裏ブタの構造を見ましょうに裏ブタのタイプを きしましたので参照してください。

 
*使用する時計工具を選びましょう
・スクリューバックタイプ(裏ブタの周囲に回転工具を当てる溝があるもの))
 スクリュー式の2点支持式オープナー(DL−119)、3点支持式オープナー(DL−P38)、木製固定台DL113を使用します。
・こじ開タイプ、(側面から見て裏ブタとケースの合間に一箇所、薄く隙間が開けてあるもの)
 こじ開けDL121、ナイフしきこじ開けDL109を使用します。
 
*裏ブタの構造を見ましょう
 
*こじ開け式の場合
こじ開け口を探します。9時側12時側6時側あるいは8時側10時側が多いようです。
ただし高級品ほどよくみないとわかりにくく、たとえこじ開け口が見つかっても超薄型のよく手入れされたコジ開けを使うため出来るだけお店のプロにお任せください。
 6時側、12時側にあるものは時計バンドを取り外しておきます。
最初から堅いものは無理して開けないでください。閉めるときも堅く、閉まらないものもあるからです。
左の画像はシチズンエクシードです。高級になるほどこじ開け口が薄く見つけにくいのですが、シチズン時計の場合、裏ブタ刻印の下部にこじ開け口の在りかを示した記号が書かれています。⇒9ならば9時方向にこじ開け口があるということです。
  薄い時計ほど裏ブタが変形しやすいので、薄い目のコジ開けをほんの少し真直ぐに押し込みますとこじ開けの厚みでふたが開きます。こじ開けの名のとおりに無理にこじったり、ねじったり、ひねってはいけません。変形して防水不良の原因になります。
 
◆電池を取り替えましょう
*電池を取り外しましょう
@電池の側面をハの字型または、板バネで抑えてあるもの
(図を入れて説明)  ドライバーの先端でバネに接している反対側を押しながら、上に持ち上げます。
A電池押さえ板を使用し、一方をネジで止めてあるもの。
(図を入れて説明)  ドライバーでネジを緩めて、電池押さえ板を横へ移動させ、電池を取り出します。
B電池押さえバネを使用し、片側を回路部分に引っ掛け、片側をネジで止めてあるもの。
(図を入れて説明)  電池押さえを指で押さえ、ネジを緩めてバネを横へ移動して取り外します。
C電池押さえバネを試用し、両側をネジで止めてあるもの。
(図を入れて説明)  電池押さえバネを指で押さえ、ネジを緩めてバネを横へ移動して取り外します。
そのほかネジそのもので止めてあるものや、電池押さえの形の違うもののネジは、ほとんど緩めるだけで外れます。
外した電池は、わかりやすい場所においておきます。
このムーブメントは他社に供給されていてよく見かける標準的な機械で、ほかもよく似たものが多いので代表的に説明します。ピンセットは先端を傷めるのでドライバーを使って、上下に開いた2本の爪の中心のところに当てこじって出します。右からあげると機械が上に浮き上がり文字盤や針が外れてしまう場合があります。
 
*電池の入っていた場所の掃除をします。
@青や白い粉があったり、水滴のようなものが付着しているときはロデコ(吸着性のあるゴムのようなもの)やライスペーパー(料理に使うものとは違います)の端でふき取ります。
あるいは繊維の出ない油取り紙などで拭きとってください。
A電池の+極、−極が接触するリード板と、地板の間の絶縁シート(青や赤の透明)を正しく直します。
マイナス極の電池押さえの裏側も汚れたままにしていると錆びますから綺麗にふき取ってください。拭き取りカスが機械に入らないように写真のように電池側を下に向け上から下へ拭いていくといいでしょう。
 
*外した電池と同じ種類の電池を組み込みます。
例えばSR621SWの場合、SRは酸化銀電池621の6は直径6o、21は厚みが2.1oをあらわします。
SWは内部の触媒となる物質でをあらわし、ほかにWというものもあります。電池を間違うということは動作に不具合が生じたり、早く電池が消耗されたりケースや文字盤を傷めることにもなります。必ず同じ種類の電池をセットしましょう。
@外した電池の番号と同じ電池を使用します
Aブリスターパックから取り外し、電池の表面をよく拭いてから、時計にセットします。
このとき指で電池を持たず必ずプラスティックのピンセット(DL−414)で挟んでください。
B側面をバネで押さえる方式の場合は、ぱねを押し込む感じで、電池を斜めに滑り込ませてセットします。
C板バネ方式の場合には、必ず指サックをはめた指で、電池と板バネを支えながらネジを緩めます。
D時計の文字板側を見て秒針が正常に動いているのを確認します。
秒針がない時計の場合には、長針が動いているかをしばらく見て確認します。
以上の作業をしても動かない場合は、電池切れ以外の故障が考えられます。
 
◆裏ブタの閉めます
裏ブタを閉める裏ブタの種類によって、閉め方が異なります。裏ブタの種類と開閉方法をご覧ください。
裏ブタを閉める際には、裏ブタの方向(リューズ、プッシュボタン部などの切り込み位置)注意して閉めます。
 
*バンドを取り付けます

@時計の裏側から、片側の足にバネ棒の先を入れます。
A反対側のバネ棒をバネ棒はずし(W2001の二股部分)でバネを押さえながら入れます。

 
◆時刻をあわせます
@時計の秒針が0秒のところにきたときに、リューズをいっぱいに引っ張り出し、秒針を停止させるとともに、針まわし状態にします。
Aリューズを回して、針を前進させながら(カレンダー付の場合は、日付変更の12時を確認して)現在の時刻より10分ぐらい過ぎたところで止めます。
Bカレンダー付の場合は、リューズをカレンダー早送り状態(一段引き)にして、日付をあわせます。
C再び針まわし状態にして、針をバックさせながら、現時刻より1分過ぎに合わせ、時報と同時にリューズを押し込みます。

 カレンダー付の時計の場合、は通常、腕にはめて動いている状態です。 2は爪が少し入るぐらい引っ張ってカレンダーが回せる状態です。 3は時間合わせが出来る状態です。 意外と知らない方も多いのでよく時計店に持ち込んで時間あわせを依頼されます。

 
◆電池の種類について
@SR      酸化銀電池
エネルギー密度が高い
小型、高容量の電池
電圧が安定している
*電池の電圧=1.55X(ボルト)
SWモデル  アナログ用 微小電流を長時間取り出す
Wモデル  デジタル、アラーム用 大電流を取り出す

 

 

 

 

 時計の精度に電池の性能は大きく影響を受けます。電圧が下がってくると誤差が生じます。 銀電池は腕時計用、リチウム電池はアラームやライトのついたデジタル時計用、アルカリボタンは小型の目覚まし時計用として使われています。
 時計の進歩は電池の性能の向上抜きには考えられません。

ACR/BR リチウム電池
長期保存性に優れる
高エネルギー密度の電池
径が比較的大きいため、デジタルクォーツ時計に多く使用
*電池の電圧3X
BNR/MR  水銀電池
*電池の電圧=1.35V/1.40X
環境問題などを考慮して各メーカーともすでに製造中止
CTR   過酸化銀
 SRとほぼ同じ機能を持つ SRで置き換えることが出来る。
 
DXR/GC 充電池(キャパシタ)
ソーラーウォッチなどの二次電池
蓄電池、コンデンサー

記号の読み方

SR626SWの場合
SR=電池の種類
6=電池の直径
26=電池の高さ
S=適応ムーブメント
W=ウォッチ用電池

 
*電池の保存性について
@酸化銀電池 
ソニーによるとソニー時計用電池は保存性に優れ自己消耗は年率5%未満
したがって2年間使用しないで保存されていた電池でも初期容量の90%以上の容量が残っています。
Aリチウム電池
リチウム電池は、保存中の自己消耗が極めて少ないのが特徴です。
自己消耗はまったく気にしないで使用できます。
 
 
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