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堂島川を渡る「あみだ池筋」に架かるのが堂島大橋。 市内でこれだけ優美なアーチがある橋も珍しいのでは ないでしょうか。 「大橋」と名が付くのは単に大きい橋ということではなくて、 同じ道筋にもう一つ小さな橋があるということです。 京都でいうなら 鴨川にかかるのが三条大橋なら,高瀬川にかかるのが 三条小橋となるわけです。まあ情緒はだいぶ違いますが。 ということで堂島川にかかるのが「大橋」で、蜆川に かかっていたのが「小橋」といわれていました。 やがて蜆川がなくなり小橋も なくなったのですが、堂島大橋の名前は残った というわけです。 |
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橋のたもとには左図のような水のみ場の址もあり、時代のロマンを 思わせてくれます。昔 この橋の上を通る市電が走っていました。 子供の頃、堂島大橋北詰の停留所から「百済(くだら)」行きの 路面電車に乗って「白髪橋(新羅橋が変化したともいわれる)」まで 行き、市立中央図書館へSF小説を読みに通ったものです。 今から思えば古代の韓三国にガタンゴトンと路面電車独特のゆれを 感じながら、時空を越えて旅しているような素晴らしい時間でした。 誰かに勧められて図書館へ行ったのかって?この市電が走っていた 通りを今はあみだ池筋といいます。ゆえに阿弥陀が行けと言いました。 |