平成23年 6月分


6 月30日(木) 今日は休みだったので、京都にフェルメールが来ているということで鑑賞に出かけた。
  フェルメールは3点だけだったが、光をキャンバスにとらえた見ごたえのある作品だった。そのあと
  久しぶりに、というか何十年ぶりに鞍馬に行った。ナビで道案内させたら、とんでもない細い道を
  示して冷や汗をかいたが、鞍馬の山は京都の町中からすぐにもかかわらず、深山幽谷の風情があって
  よかった。

6 月29日(水) 夜 区仏の総会がホテル阪神で。だいぶ参加者も減り、年代も若返ったのでちょっともう
  場違いな感じになってきた。まあ参加することに意義があるというオリンピック精神でお付き合いさせて
  いただこう。

6 月28日(火) 夕方 親戚のお寺の方が来られて、今度結婚するので式の司婚をお願いしたいということ
  だった。おめでたいことでもあるしお手伝いさせていただくことにした。およく聞いてみると仲人は教区の
  大先輩の方で、いろいろお教えいただいたこともある先生ということでちょっとひるんだが、まあ儀式のこと
  なのでなんとか勤めさせていただけるかと引き受けした。

6 月27日(月) あるお檀家さんでご主人がスピード違反で免停になったとのこと。しかもそれが取締用の
  カメラでひっかかったということらしい。機械は絶対に正確か、という気もするしそれで免停は厳しい。
  他の車の流れもあるし、カメラの場合は罰金だけにしてもらえないものか。

6 月26日(日) 法事の折に、家族葬について聞かれた。今こういったことが大きな関心事になって
  いるようだ。葬儀は亡くなられた方とご縁のあった方々にとっては、最後のお別れをする場でも
  あるので、経費がかからないからと言ってあまり身内だけで済ませてしまうのも亡き人にたいして
  失礼なことと思うが。

6 月25日(土) 区内に大きな葬儀会館が出来たが、あるご門徒の方が、知り合いに頼まれてその
  葬儀社の会員になってしまった、と話されていた。きちっとした儀式をされるのならどこの葬儀社
  でもかまわないが、こういう囲い込みのようなことはこういった場合相応しくないと思う。

6 月24日(金) 夕方から別院で会議。教区の教化事業のなかで儀式法要関係に関わった人の、
  3年間の締めくくりの会議。そのあと別院裏手のうどんすきの店で打ち上げ。この時期にうどんすき
  はないだろうと思いつつ、安くて人数が入れるところは限られているので仕方がない。

6 月23日(木) 6時から教区の声明講習の最後の講習。内陣作法ということで、出退や和讃本を
  めくるタイミングなどを習得していただくために、全員のかたに内陣に入っていただいたので、時間
  はかかったが、皆さんに経験を積んでいただいたのでよかったのでは。今日はエアコンをいれて
  いただいていたので助かった。

6 月22日(水) 夜 民生委の会合。木造の民家だったところを改装した胡麻料理の店で会合の
  あと会食。ちょうどある委員さんの方が、以前この家で長年住んでおられたということで、二階の
  座敷だったが、ここは以前子供部屋だった、とか話されていた。建具とかも昔のものを使って
  おられたりしてあったそうで、やはり日本の昔の木造の家というのは、いいものを使ってあるから
  少し修復すれば充分また使える。こういう料理屋さんなんかはそのへんを利用するのが上手い。

6 月21日(火) もうそろそろお盆のお参りの話が出てくる。そろそろ予定を立てないとと思うが、
  ややこしいことは先送りしたい性分でなかなか手に着かない。

6 月20日(月) また雨。車で行くところが多かったのでまだよかったが、パーキングから坂道を
  歩くのは草履では少し大変。

6 月19日(日) 青草人の会。今回から天親菩薩のところ。北インドの方でバソバンヅと
  言われておられたのを最初は天親、後の訳では世親と言われるようになった、というところ
  からインドの言葉から中国の漢字に翻訳するに当たって玄奘三蔵から新しい訳になった、という
  話に。そこから西遊記で有名な三蔵法師というのは玄奘のことだが、三蔵と言われた方は他にも
  おられた、天親の「浄土論」を翻訳されたのも三蔵流支という方という話になった。今日はおもに
  仏教の伝来の歴史を振り返るような話になった。それにしても大変な御苦労いただいて今日我々
  が仏の教えに出会わさせていただいていることに感謝。

6 月18日(土) 以前ご近所におられて、今は息子さんのお家の近くのホームにおられるかたと久しぶり
  にお会いした。以前よりお元気そうで、新しい環境がよかったということだろう。人にもよるのだろう
  が老後に新しい環境がよかったといえるのは結構なことだ。

6 月17日(金) 囲碁で同じくらいの実力の方と四局打って2勝2敗。こういう場合だいたい
  ミスが出た方が負けるという展開になる。

6 月16日(木) あるお家のご親戚の方が、老後を田舎でのんびり庭で野菜作りでもしながら過ごそう
  と引っ越されたのが福島県の飯館村だったそうで、今は新潟の方で避難生活されておられるそうだ。
  元はとても過ごしやすい地域だったのだろうが、原発の事故のおかげで生活設計までくるわされたという
  ことになる。この災害は情報公開を怠ってきたということで、人災の割合もかなりあると思う。

6 月15日(水) 久しぶりに甲子園に野球を見に行ったが、やはり生は違う。スピードや全体の
  野手の動きがわかってよかった。さらに阪神快勝で六甲颪も歌えて最高。さらに帰りに知り合い
  の方と出会って甲子園近くの店で祝杯。試合は早く終わったのにどういうわけか帰りはタクシー。

6 月14日(火) 最近は寒暖の差が大きく体調を崩されておられる方も多い。朝晩は冷える感じが
  するし昼間は蒸し暑い。まあ6月はこういう時候だから仕方がない。

6 月13日(月) あまりお参りがないお墓でいつも遠縁の方がときどき参られておられたのだが
  最近そのお墓にお花が入っていたので、どなたが参られたかという問い合わせがその遠縁の
  方からあった。その家の直系の方とは連絡が取れないので、ということだったがこちらも常に
  お参りの方を見ているわけでないのでわかりませんとお答えした。やはり墓参りは何かの拠り所
  となるので、遠くへ行かれても何かの折に立ち寄られるのだろう。

6 月12日(日) 午後 六甲の裏側の道を走っていたら、ものすごい雨に見舞われた。この
  時期は突然の大雨に注意が必要。それにしても怖いくらいだった。

6 月11日(土) 中陰のお参りに行ったら、その家の方が中陰の意味をITのウィキペディアで
  調べておられて、意味がわかりましたと仰っておられた。多分こちらの説明とはそんなに
  違ってなかったとは思うが、今はネットで何でも調べられるので、その回答が真宗の教えに
  適っているかどうか確認しておかないといけないかもしれない。

6 月10日(金) 夜組会。寺役についてまだ経験の浅い方から、装束の着け方の講習など
  をしてもらいたいというご意見があった。こういうことを学ぶ機会というのはあるようで実際は
  なかなかない。議題の少ない時はこういう実践的なこともしていけたらいいと思う。なにしろ
  組会の参加者の平均年齢はあるいは教区で一番低いのではと思えるのだから。

6 月 9日(木) 教区の声明講習の内陣作法の出退作法の指導。はじめて挿鞋を履くのは
  初めてという方も多かったかもしれない。受講者全員に作法を実習していただいたので
  時間的には厳しいことになったが、こういう機会でないと練習できないことなので、別院
  のご協力のおかげでこういう場が持てたことはよかった。

6 月 8日(水) 午後これからお願いすることになる税理士さんが来られる。税金はきっちり
  払うのは当然のことと思っているが、その算定するのが大変だ。ある程度きちんとやって
  きたつもりだが、恥をかくこともあるかもしれない。

6 月 7日(火) 最近古本で購入するのはホラー物が多い。というか古本屋にすぐ売られるという
  ことなのかもしれないが、退屈しのぎにはライトホラーは向いている。まあパターンが決まって
  いるのであまり深く考えないでいい。

6 月 6日(月) 夜 地域のコミュニティセンターのことで会議。財団法人から違う形態に変え
  なければならないらしいが、元々地域の先輩方がお金を出し合って作られたもので、地域の
  ためのことにしか使用しないのに、使い方によっては取り上げられてしまうというのは納得が
  いかない。いろいろ不正があったことのとばっちりを受けたのだろうが、現状のままで使えるよう
  にしてもらいたい。

6 月 5日(日) 大きな病をして死に直面された方が話されておられたが、そういう体験をして
  わかってくるのは諦めということだと。仏教の悟りも諦念と言われているが、命の限度を知ら
  されるとそういう心境に近付いていくのだろう。

6 月 4日(土) 夕方4時半から寺で法事。いろいろお家によって様々な問題を抱えておられて
  人間社会は娑婆=耐え忍ばなければならない世界 とはよくお教えいただいたものだ。

6 月 3日(金) 夜 福島友交クラブの総会。ホテルの部屋が替わったせいか、人数が少なく
  なったような気がした。

6 月 2日(木) 夕方から別院で声明講習の打ち合わせ。そのあと講師を担当したメンバーと
  会食。今の教区を支えている若手の大半は、准堂衆会の面々のような気がする。それだけ
  優れた人材が集まっているということで、われわれの出る幕ではなくなってきた。

6 月 1日(水) 隣寺の前坊守さまの葬儀。寺の仕事だけでなく、地域のいろいろなお役を
  勤めてこられた。前住職が本山のお仕事やら全国を回っておられたので、坊守として、また
  地域と寺とを結びつけるお仕事をされてきたということで本当に御苦労さまでしたという思い
  で一杯になる。