9 月30日(日) 久しぶりの台風が近畿地方をかすめていった。幸いなことに大阪は一時
雨風は強まったが、8月の時のような猛烈な雨ということもなく、夜には穏やかになった。
9 月29日(土) 台風が接近しているということで、お寺での法事に富山から来られる方が
おられると聞いていたので、電車が動いているかちょっと心配したが、午前中は何事もなく
無事遠方のところをお出でになり、法事のお参りされた。しかし天候のことよりも初めて
大阪のお寺にお参りに来られた驚きのほうが大きかったかもしれない。入口は自動ドア、
本堂内は土足で参詣席は全部椅子では北陸の木造の本堂とはだいぶ違っている。
9 月28日(金) 富田林のお寺で御遠忌法要の打ち合わせ。本格的な法要となると
準備も大変。しかし宗祖の御遠忌はいずれ必ずお勤めしないと真宗寺院とはいえない。
9 月27日(木) 夜 民生委の会合。そのあと飲みに行ったが、福島駅界隈の店は
どこも満員。月末で給料が出た後ということもあるが、手ごろな値段で飲めるという
のもこのあたりの店が繁盛する一因か。
9 月26日(水) 今年は彼岸花の咲くのが少し遅かったようだ。いつもは彼岸の中日
に合わせたように花を咲かせるのに、今年は彼岸の終わる頃に満開になっていた。
それだけ残暑が厳しかったということか。
9 月25日(火) 本堂にお参りに来られたら自動的に天井の灯りが点灯するようにして
いただいた。せっかくお参りいただいても本堂が暗くてはお参りしにくいし、かといって常に
電気を点けっぱなしにするのももったいないことでどうしようかと思っていたが、文明の利器
に頼れば解決がつく。これで阿弥陀さんとじっくり対面していただける。
9 月24日(月) 夜 天満別院で報恩講の勤行の練習。久しぶりに電車で出かけて、出口を
間違え、全く北と南と逆の方へ行ってしまっていた。方向音痴の面目躍如。
9 月23日(日) 急に涼しくなったので体調を崩されている方が多いようだ。あるお宅にお参り
に行ったら、いつもお元気な奥さんがお休みになっておられるということで、ご子息がきちんと
対応して下さった。挨拶もしっかりされているし、お茶も出していただいた。日ごろのご両親の
育て方が素晴らしいのだと思う。そういう親御さんに恵まれて、怒られることもあるだろうが、
将来のことを見据えて見れば幸せなことだと思う。
9 月22日(土) 秋の彼岸会。秋の彼岸の中日が9月22日になるのは116年ぶりのこととか。
うるう年の時は必ずそうなるのかと思っていたらそうでもなかったようだ。20数名のご参詣。
勤行は大経、正信偈、同朋奉賛。高間先生にご法話いただいて、そのあとおとき。
9 月21日(金) お彼岸の準備。といっても坊守が打敷はじめほとんど用意してくれたので
ご講師のことなどすることは限られていた。後は明日の好天を願うのみ。夜 楽の練習。
9 月20日(木) あるお檀家さんのお家に参らせていただくと、座敷に30枚以上の座布団が
並べてある。以前そこで落語家さんの練習会みたいなことをされていて、鶴瓶も飛び入りで
一席話したとうかがったのでまた落語の会かとお聞きしたら、今度は津軽三味線の演奏会
だそうだ。知り合いの方の息子さん(両親はミュージシャン)が津軽三味線をされていて、
今は東京芸大の邦楽を専攻されているその方が先生と一緒に演奏されるということ。20畳
くらいの座敷でじかにあの豪快な三味線の音を聴くというのは実にすばらしそう。お彼岸中
でなければ聴きに寄せていただきたいところだ。
9 月19日(水) 夕方 真宗学院の講師会。このところ学院生の出席状況も良く、あまり問題
はなかった。もう来春卒業されるということで、最後の習練の日程も決まっている。十分に
お伝えできたかはなはだ不安。
9 月18日(火) アマゾンの通販のCDは異常に安いものが出てくる。ビルエヴァンスのリバー
サイド時代のアルバム5枚で1200円。かつてその中の1枚をレコードで持っていたがその
倍近い値段だったはず。ついクリックしてしまうのが怖い。
9 月17日(月) 敬老の日ということで、祝日。日にちで決めるのでなく、日曜にくっつけて、
強引に連休にしようということなのだろうが、本来のその日の目的があいまいになってしまう。
その日になった謂れもあるだろうに、なにか本当に大事なことがどんどん失われていく。
9 月16日(日) 夜 仏具のおみがき。10名くらいの皆さんが集まってくださって、いっしょに
おみがきをした。
9 月15日(土) 夜 ホテル阪神で昨年亡くなられた先生を偲ぶ会に出席。会のさなか
窓から外を見ると激しい稲光と雨で帰れるかなと思ったが、帰る頃にはもう上がっていた。
9 月14日(金) 5○才の誕生日。もうこのあたりになると「冥土の旅の一里塚」という
気がしないでもない。
9 月13日(木) お檀家さんで尺八の先生をされておられる方が、今 南米の民族音楽の
楽器 ケーナを習っておられるということで、演奏を聴かしていただき、CDまでいただいた。
素朴な楽器だが深い味わいと哀愁を帯びた音色で、アンデスの風が感じられる。
9 月12日(水) 郊外の方へ行くとミンミンゼミやヒグラシの声が聞こえる。市内だとほとんど
クマゼミの声しか聞こえないし、その時期が終われば蝉の声は聞こえない。生態系の
多様性は自然が豊かな証でもあるのだろう。
9 月11日(火) 最近古本屋が舞台になった小説が売れたりしているが、古本というのは
いろいろな楽しみがある。福島区にはあまり古本屋さんがなくて、先日も商店街にあった
店が閉店して、大手のDVDレンタル屋の片隅にわずかに古本が置かれてある店しか
近くにないが、なかなかそこで見つけものがある。今日もその店の105円の棚から
カーの「火刑法廷」、コエーリョの「星の巡礼」桜庭一樹の「少女には向かない職業」
加藤実秋の「インディゴの夜」絲山秋子の「ばかもの」と衝動買いしてしまった。それでも
そんなに財布が痛まないのがいい。
9 月10日(月) 夜 組会。出かけようと思ったら激しい雨になったので、車で出かけた。
宗費納入や調査票の提出などあって、組長は事務的に大変だったと思う。10,11月は
報恩講時季なので、次はもう忘年会。1年は早い。
9 月 9日(日) 青草人の会。今日は「焚焼仙経帰楽邦」のところ。この1行は単なる
曇鸞大師のエピソードの紹介ではなく、我々一人一人に問いかけられている問題である
と受け止めていくことが重要。仙人になりたい、ご利益をたのんだり、鬼神を恐れたりする
気持ちを明らかにしていく。そのことが化身土末巻に教えられてある、ということで四つの
戒め、余道につかえるな、天を拝するな、鬼神を祀るな、吉良日をえらぶな、という話に。
特に鬼神を祀るなということでは、「論語」を引用してあるのだが、本来の意味と全く逆の
読み方をされてある。それはまさに誤った教えの書を焼くというよりも厳しい否定の仕方で
しかしそのおかげで、今日私たちはお札を祀ったり、という現世利益に迷わされないという
確かな教えをいただけている。
9 月 8日(土) コンサートの予約の開始日と思って電話したら、会員先行予約だった。会員に
なると5%割引があるそうだが、年会費3900円納入しないといけないらしい。年に何度も
行くのであればお得なのだろうが、1回か2回ではちょっと元は取れそうにない。
9 月 7日(金) 折りたたみ式の書斎机を通販で購入。坊守が普段使っている机の上の
混乱を見かねて注文してくれた。おかげで原稿を書いたりするのが楽になった。
9 月 6日(木) 結婚式にもお招きいただいたお檀家さんのお譲さんに、子供さんが
授かったとお知らせいただいた。最近そういう話題から遠ざかっていたのでこちらまで
うれしい気持ちになった。
9 月 5日(水) 今日は御遠忌の「手引き」が各寺院に送ってきたので、それを参照に
しながら、行道散華の作法と、漢音小経の読法。華籠も持参して、いちおう動きを
みなさんにしていただいた。掛役の仕事もしていただいたが、いちばんそれをしてもらい
たかった方が欠席だったのが残念。殺気を感じられたか。
9 月 4日(火) 夕方から富田林の方に用があって向かったが、30分強で目的地に
到着した。最近は夕方でもあまり渋滞することが無くなった。喜んでいいのか、心配
しないといけないのかわからないが、ともかく便利になった。
9 月 3日(月) 真宗学院の指導。和讃を類型化して、それをひと通りやってみたが、
ちょっと消化不良だったか。
9 月 2日(日) 明日の真宗学院の指導の資料を作っていて、夜になって頁の順番
の過ちに気がついた。当日でなくてよかった。
9 月 1日(土) 午後から一時的に凄い雨。しかし30分くらいで上がった。ちょうど
車で出かけているときだったので、駐車場で数分待ったら、雨が小降りになり、
お参りを終えて出てきたら嘘のように日が照っていた。最近こういう天候が多い。