落乱33巻感想
待ちに待った新刊、落乱33巻の感想をとうとうと語ります。
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合点承知!!という方はずずずいーっとスクロールして下さいませ。
それでは、早速いきましょう。今回は落乱の流れに沿っていきたいとおもいます
●第一章
新学期、といえば委員選挙・・・今まで明かされなかった委員選挙の実態を垣間見ることが出来ました。P14の右下のコマ、しんべヱが委員の名前を列挙していますが伊助は!?数えたら名前が10個しかなくて、11人中誰がいないんだろうと思っていたのですが・・・伊助君は何の委員にも当たっていないのでしょうか・・・
会計委員、案の定委員長は文次郎か・・・っていうか、仲の悪い会計委員の3年と4年って誰!?もしかしてこれは次の巻の複線なんでしょうか・・・張りっぱなしで忘れられないことを祈ります。31巻のビスコイトのように。結局アレは何だったのでしょうか・・・
そしてP20。伊作、何処から出てきたんだ!?ページをめくったらいきなりいらっしゃったのでびっくりしました・・・いや別に出てきたって言う事実だけで私は幸せだよ!おまけに『ゲスト』だって!特別だ!!優待だ!!VIPだ!!幸せです。『保健委員は不運委員なんて・・・』のところなんて可愛すぎ!!伊作さんとともにその不運を分かち合えるなら、喜んで保健委員になります(末期)おまけに、『じゃーな乱太郎保健委員会でまた会おう』・・・伊作さんが待っているんならたとえ火の中水の中草の中、何があっても行きます。わかってます。どうせ私は(自分で言うとむなしくなるので削除)
さらに追い討ちをかけるように小平太登じええっ!?小平太!?なんか性格変わってませんKA!?
→変化点
・髪型・・・ギザギザ→やや外ハネ
・下級生の呼び方・・・きみたち→おまえたち
・語尾・・・柔らか(例:よろしくね)→やんちゃっぽい(例:トスしやがって)
・・・24巻から33巻までのあいだに何かあったのでしょうか(答え:アニメで違う人になった)ってか、あれって明らかに責任転嫁ですよね・・・初登場時の印象は、『物腰の穏やかな、ちょっとマイペースな優しい兄ちゃん』だったのになあ・・・
あと、飛んできたフィギュアをトスする長次がお茶目さんで可愛かったです。きっとアニメでは、あの後に達成感から不気味な(約一名にとっては可愛い)笑みをこぼすことでしょう。
●第二章
出茂鹿・復活!!まさか出るとは思いませんでした。何気に出茂君って小松田さんと似てる気がします。少なくとも、私の母には見分けがつかないようです。
ところで、あのフィギュアの素材は一体なんだったのでしょう・・・っていうか、乱太郎が『絵が上手い』というのは聞いたことがありますが、『器用』でもあったんですね。でもあれ、器用なのか不器用なのかわかんない。どこをどうしたらああなるんだ・・・
●第三章
学園長が久しぶりに忍者っぽかったです。でも、気絶したまんま背負われているところ、怖かったです。個人的には、その運ばれた先に伊作さんがいて、芝居であるということに気づきながらも、学園長の心中を察して気づかないフリをする、という展開を期待してしまいました。
で。
文次郎登場!!仙蔵登場!!小平太登場!!そして相変わらず何の脈絡もなく伊作さん登場!!今回もあまりにもさりげなく、あまりにも突然に登場したのでびっくりしました。しかも、『六年間保健委員』がオフィシャルになりました。わーい!!
ラストで実はみんな六年生の変装だった、というオチになったわけですが、どうして丹波忍者のいざこざやらは組との関係をやたらめったら知っているのだろう。と思いました。やっぱり上級生の情報網なんだろうか・・・それともオフレコで直接情報を仕入れていたのだろうか・・・
おまけに、仙蔵や文次郎が変装していたにもかかわらず、吹き出しが直線でした。そこまでなりきれるのか。ふ〜ん。
●第四章
アニメの暗殺話はここからでしょうか。珍しく名前のない人物が長々と台詞をしゃべっていましたが・・・なぜか懐かしさを感じました。聞き違いネタって久しぶりのような気がします(そうでもないかな?)ってか、安藤先生の顔のまま頬を赤らめるしんべヱがなんとも・・・本人もそうだったら愛嬌があるんだけど。あ、でもある意味怖いのでやっぱりいいです。
艦長達魔鬼・・・落乱の中で、漢字に外来語のルビが振られる日が来るなんて思いもしませんでした。アニメオリジナルではなかったのですね・・・なにやら『できる』忍者さんらしいですが・・・
個人的には、その達魔鬼さんと対峙することなく野村先生に変装させられた乱太郎を追い掛け回す大木先生がヒットでした。
●第五章
P133!!安藤先生に土井先生の悪口を言われた一年は組。『僕たちの悪口ならともかく』『先生の悪口まで言うのは許せん!!』素晴らしい。私が求めていたものの1つだ・・・ありがとう。感動をありがとう。ともすると見逃しそうですが、金吾君、抜刀してます。刃傷じゃあ〜
後半。みんなが落とし穴に落ちます。片膝をつくきり丸やらヒットする場面が多かったのですが、一番はP144の右下の小松田さんの口許。昇天しかけました。変装だったのか幻術だったのか、とにかく、見た目は小松田さんでも中身によっては悪人顔に見えるのだなあ、と思いました。
●第六章
庄左ヱ門は実はしぶ鬼の変装でした。というオチだったのですが、正体をばらすのが早すぎやしないか・・・?しかも自分の父親のことをぺらぺらしゃべっていいのでしょうか。そして、去るときは『大凧』にのって『わははは』と笑っていた彼ですが、この二つのワードで『白影』を連想したのは私だけでしょうか。
っていうか、火薬が盗まれてドクタケが本気で勝負をかけてくるなんて・・・こんなシリアスな展開、初めてじゃなかろうか。思わずドキドキしました。真剣に話す土井先生が格好よかったです。
そしてこのあたりから伊助の出番が増えていきます。第一章で名前が出なかった分を補うかのごとく。伊助のご両親が出ていた前回の予告はこれを暗示していたのですね。
●第七章
話はだんだんシリアスな方向へ。ってか疾風!!疾風さん!!ダンディー!!P.176の1コマ目の土井先生と山田先生もGood!!
P.181の親子揃い踏みも良いですねえ・・・『僕はネットサーフィンの方が・・・』しぶ鬼君って本当に将来有望です。
北石照代、突庵望太も復活です。人材派遣か・・・就職難なのかなあ。っていうか、制服が網シャツ・・・!!おそるべし。
伊助によって、漸く見分け方の種明かしがなされました。お兄ちゃん、過保護だと思います。あそこまでしてやれるお兄ちゃんって彼くらいではないでしょうか。そして、小松田さん(弟)は前巻で、これほどまでに優しいお兄ちゃんと、『君を見ているとイライラする』とまで言った利吉さんの見分けがつかなかったのか・・・やっぱり小松田君は忍者には向いていないと思います。
あっさりとつかまってしまったは組の面々。この後、最悪の事態は避けられたわけですが、十二人と水先案内人(と書いてパイロット、と読む)の交換を迫るドクタケやら、交換を迫られて兵庫水軍がどんな行動を取るのかとかも見てみたかった・・・!!やっぱり条件飲んじゃうんだろうか。
そして、その事態を打破したのが忍たまVSドクたまの戦いだったわけですが、P.206の1コマ目、何気にかっこいいです・・・これを(特に兵庫水軍の)5頭身の方々がやったら卒倒します。
しんべヱを海の中に引きずり込んだのは一体誰なんでしょう・・・庄左ヱ門の推測どおり水練だとしたら、重はまだ傷がないので舳丸、ということになりますが・・・舳丸の手にはあんな傷、あったかしら?
●第八章
東南風さんの第一印象=(長次+小平太+文次郎)÷3
東南風さんがたくさんしゃべっていました〜ただ気になっていたのですが、足場が崩れたは組のメンバー(10人)+小松田さんを彼一人で引き上げたのだろうか・・・縄は木にも回っていたので、十人分の体重を一度に支えていたわけではないと思うのですが。
ってかP225の1コマ目・・・!!どうしようどうしようどうしよう。きました。水練ばんざーい!!重の横顔と、舳丸の流し目(違)にドキドキです。美味しすぎる・・・!!
水軍フィーバーはまだまだ続きます。網問さんが初めてしゃべった!!蜉蝣さんも鬼蜘蛛丸さんも・・・!!それから間切!!あの意味ありげな笑みにドキドキです!!過去の単行本をひっくり返してみたのですが、描き込みが細かくなっています・・・!!ビバ!!リアル間切!!(なんか違います)水軍の方々がこれでもかって言うくらいに出てきて、本当にうれしかったです。・・・あれ、義丸は?
●まとめ。
33巻、読みながら叫びっぱなしでした・・・夢がかなったような、そんな感じです。艦長(キャプテン)達魔鬼がこれからどんな動向を見せてくれるのか、そして水軍やら学園やらはどのように対処をするのか、本当に楽しみです。是非次回は脅されて葛藤する水軍を見てみたいです。
●次回予告。
ややや山田家の修羅場が展開されるのですね!?そして母上がいらっしゃるのですね!?ご尊顔を拝することはできるのでしょうか・・・半年後が待ち遠しいです。ビバ!落乱!!