2007/10/28 晴

 

 

JR那智駅→那智、大雲取越え、小雲取越え、本宮大社→明光バ駅  

   
 

中辺路コースは、田辺から中辺路、熊野本宮を経て、熊野川で速玉大社、那智大社と参拝をし、大雲取越え、小雲取越えを経て本宮に帰るのが一般的だったらしい。

その大雲取越え、小雲取越えをしようと、那智から本宮までの45kmを歩く事にした。小口で一泊するとして、前日泊を那智にすると、2泊3日の贅沢な段取りになってしまったな、まァ良いか!。

ただ、100回を越える、熊野詣での行幸があった中で、このコースはただの1回しか行幸は無いんだって。なんかあるんだな?...。

大雲取越えを男性的とたとえると、小雲取越えは当然女性的と言えるナ。

歩行 45.4Km                                                                        トップ

   

 

1日目 那智駅から那智大社、青岸渡寺まで       歩行 9.3Km         PS軌跡@ A

撮影スポット 曼荼羅の道から浜の宮王子跡          GPS_ダウンロード@ 

那智大社はずっと昔、一度来てるんだけど楽しみではある。3日分の地図を用意してたんだけど、列車の中に落としたのかな?、紛失しちゃった...。熊野古道は道標がしっかりしてるからいいか、それに机上ちぇっくで大概覚えてるサ (^。^)。

大門坂まで地域の生活道を通るんだけど、のんびりできて良いもんだ。しかしこんな所にも都会風の民家がポツンポツンと建ってるみたいだなァ...(奈良を見習いなさい!) (-_-;)。

撮影スポット 大門坂

参道入り口にそびえる、樹齢800年の夫婦杉、見る度に惹きつけられるなぁ〜。当時の人が設計したとおりに育ってるんだろうな、たいしたもんだ。巨木の数では高野山に及ばないが巨木さに於いては凌ぐのではないかな   ヽ(^。^)ノ。

参道を登り終えるまでに、すれ違った観光客は100人を超えるかも!。会話を耳にすると韓国語が聞こえたり、中国語が聞こえるぞ、世界遺産のお土産かな。若い人が多いけど、年寄りは日本人だな。

2日目 那智大社から大雲取越え      歩行 18.2Km               PS軌跡@ A

撮影スポット 那智@ 那智A 大雲取越え    GPS_ダウンロードA

藤原定家は急坂を「未だかくの如きこと遇わず。雲取・紫金峯、手を立つる如し」と嘆いたらしいんだけど、定家さんはここを御輿に乗せられて通ったんだな、そんなバカなと言ってあげたい (^。^)。

特に越前峠から小口まで、標高差700b強の苔むした石畳の急坂は、現在の私等でもたいへんな事ですよ、まして御輿に乗るなんて?、定家さんは冒険心にとんだ人だったと偲ばれるな (^。^)。

越前峠から、胴切坂を小口までの急坂は降るべし(間違っても登らないようにね)!。降りても、降りても、急坂が続くもんだから、3度も立ち止まったよ、これでいいのかなあぁ〜、もし間違ってたらと不安がこみ上げてきたんだ。

3日目 小雲取越えから本宮大社へ     歩行 17.9Km               PS軌跡@ A

撮影スポット 小口から小雲取越え 本宮大社  GPS_ダウンロードB 

小和瀬橋を渡って、桜峠までの3km程の緩やかな坂を上りきれば、後は快適な尾根伝いが続く。まるで前日の悪戦苦闘がうそみたい、目の前に熊野川を擁する大きな空間が見えて来ると、本宮大社はもうすぐだ  ヽ(^。^)ノ。

この道は、那智から本宮へ帰る道なんですね、なるほど、なるほど。