現代美術
インディペンデント
CASO
Independent CASO exhibition 2002


前期 (7.2-7.14)


中井 浩史中比良 真子
Art Production 美美
野口 リサ山本 亜紀七海 壽
塩田 沙恵子西 憲治Andrew W.
笹田 潤フクダ マユミ
野々村 友美井野戸 美華上野 須賀子
川嶋 守彦平田 洋一

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前期 2002年7月2日(火)−7月14日(日)


中井 浩史


1984 京都教育大特修美術科卒
1986 神戸大学大学院教育学専攻科美術教育専攻修了
1987 第30回安井賞展
1995 第38回安井賞展
2000 兵庫県芸術奨励賞受賞

 個展(近年のもの)
1999 Gallery GustoHouse(神戸)
2000 ギャラリー北野坂(神戸)
    ギャラリーハンター坂(神戸)
2001 ギャラリー島田(神戸)


タイトル「Pages」「Stratum 02-01」
 画面に描かれた線や形、偶然のしみや色、貼り付けられた物体さえもが空間的に融合する瞬間を求めてその位置を探す。それが私にとっての平面造形である。
 言葉では表現できない根元的で官能的なある摂理をそこに垣間見ることができればと願っている。


中比良 真子

1979 滋賀県生まれ
2002 京都精華大学美術学部造形学科卒
    京都精華大学大学院芸術研究科造形専攻 在学中

 グループ展
2001 群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館)


タイトル「OVER THERE」
 私が描いているのは、はっきりと見えないけれど確かにあるもの、ずっと同じさまで変わり続けるものです。


Art Production 美美


Art Production 美々は、劇団実作多プロデュースの美術全般、その他様々なイベントの美術関係の企画制作をしている。
代表:津田 沙織 ほか20代のメンバー10名ほど

舞台美術、衣裳、宣伝美術制作ほか活動歴
1998 「永久」
2000 舞台美術展「Life」
    「Rendez-vous」
    「Friday Moon Express」
    「The First Present」
2001 「孤島の碧空」
    「門」
    「The First Present 2001」
    舞洲フェスタ2001にビニールアートの
    パフォーマンス参加
2002 「星座監督」

ほか、「Art Plaza」を定期的に企画、美術を通じての交流を図る。
アート雑貨店エヒト/大阪本店にて出店


作品タイトル
「Where is our honey? Where is the queen bee?」

 蜂の世界は、限りなく人間世界に近い。全ての秩序と愛の世界。そして、女王蜂がいなくなると生活してゆけなくなる。
 私たちの女王蜂はどうだろう。


    
野口 リサ

1981 大阪に生まれる。
    現在大阪芸術大学美術学科三回生


作品タイトル「存在の定義」
  視覚、または光に重点を置いた、空間を利用する作品。

 人は観たり,触れたりしてそこにあるものの存在を認識する。というより、人の持つ五感を用いてそのものの存在感を高めていると言う方が相応しいかもしれない。
 様々な方法を用いてその対象の存在感を高めれば高めるほど、その対象が“存在”するという真実から離れていくのかもしれない。そのことは主体自身の“存在”にも関わってくる。
 主体が存在しないのか,その対象が存在しないのか。或いはどちらも存在しないのかもしれない。


山本 亜紀

1995 夙川学院短期大学美術科卒
1996 夙川学院短期大学専攻科修了
1997 夙川学院短期大学絵画研究生修了

 個展・グループ展
1995 4人展 茶屋町画廊(大阪)
1998 個展 信濃橋画廊(大阪)
1999 Furukawa Art Festival(熊本県立美術館分館)
2001 個展 信濃橋画廊apron(大阪)


タイトル「The Cosmos (rearrangement)」
 世界(宇宙)の構成要素となる原子。地球が出来、生物が生まれ、人間も原子から成り立っている。
 原子、分子が信じられないほどの速さで振動し、あらゆる事物を構成するにあたり、大きなエネルギーが生ずる様子、その原子の一瞬のエネルギーの流れを、宇宙的でメカニックな円形という広がりのある形で表現してみた。


七海 壽

1998 大阪芸術大学大学院博士課程修了
 個展、グループ展 多数


タイトル「回天」

   「人間」「生命」「宇宙」および「科学」「非化学」の「平和的共存」
   「個」が存在する限り「時」は刻まれ「世界」は回る
   「特定の個」がなくても「時」は刻まれ「宇宙」は回る
   すべての「個」が無くなるとき「時」には刻む必要がなくなり全ては無
   すべてはつながり「世界」をつむぎだす。
   その「糸」に生れるか?「大縄」をつむぎだす小さな「糸」に生れるか?
   「糸」が「大縄」に生れることを嫌い「特定の糸」になれば
   「大縄」はいずれ散るだろう。
   「大縄」をつむぎだす小さな「糸」はすべてをつなぐ大切な「糸」

現代の個人主義的な作品の在り方に異を唱えつつ、芸術作品とは何か、また絵画は芸術作品になる得るのかを考察しながら制作する。作品形態もジャンルにとらわれず、額縁絵画形態も内包しつつ、それでいて壁面全体が作品として成立するような形態を目指す。


塩田 沙恵子

1980生まれ
1998 京都市立芸術大学入学
2000 昭和シェル石油現代美術賞展 準グランプリ受賞 
    目黒美術館 (東京)
2001 個展 工房IKUKO( 岡山県・倉敷市)
2002 京都市立芸術大学美術科油画専攻卒業


タイトル「世界の終わり」または「love in side」

 人の感情はたとえ環境や生活、経験が異なっていたとしても、個人の感情をつきつめれば、それは普遍性を帯びる、と考えています。
 その個人的な、しかし普遍的なその矛盾をはらんだ感情を、絵画で視覚をとおしてどこまで、見た人に喚起できるか、をコンセプトに絵をかいています。


西 憲治

現在 京都市立芸術大学大学院在学


タイトル「room」「summer」「chain drawing」
  新しい視覚体験。これを軸に制作している。
  単なるオプアート的な視覚体験ではなく、心的な
  感覚を伴う「新しい視覚体験」を研究している。
  その心的な感覚というのは、普段の生活で人が
  モノ・ヒト・コトと関係を持つ時(そこには様々な決定、
  選択がある)、また繋がったと感じた時に経験する
  触覚的な感覚。この言葉にはできない、因果関係
  とでもいうのか大きな流れのようなものを再体験
  できるような作品を作りたい。
   「絵を描く」という意識で制作するのではなく、
  どのような印象、体験を表現できる平面作品を
  空間に存在させるかを考えてプランニング、ドロ
  ーイングをする。


Andrew W.

英国出身

1999年、大学院写真学修士プロジェクト、「Visions from Japan」を修めるため来日。花や数珠、コンビニ、スーパー、職人、プラスチックなど日常の日本の意外な美をとらえる。今回の作品は香港で撮られたもの。
大阪府立現代美術センター、ギャラリーJAFRO(京都)ほかで個展多数。写真家として活動中。


タイトル 「Trip 2 Kong」
コンセプト Photo documentary


笹田 潤

1980 三重県四日市市生まれ
1998 京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻に入学
2000 メキシコ・メキシコシティ・ENAPにてグループ展「ZERO」
2002 京都精華大学芸術学部卒


タイトル 「戦争を知らない世代の視点」

 「私はね、死なないために殺しをやっていたんだよ」
 「血だらけの友人は、私にピストルを向けて呉れと言ったんだ」
 この言葉は祖父の言葉である。
 戦争経験者の言葉は、私自身に圧倒的な圧迫感を与え、
 一方で、かすみゆき薄れゆく記憶にも繋がっている。
 記憶そのものの、見えにくさ故の視点は、
 経験者と未経験者双方の、感情・感覚が混ざりあう場所で
 あるといえる。
 現社会の風景と祖父の言葉の風景が混合する、かすみ
 ゆく記憶を私は視ている。


フクダ マユミ

1967年生
2000年 第3回西脇市サムホール大賞展
      (西脇市岡之山美術館)
2001年 個展/ぎゃるりー・うー(大阪)
      Internatiol Group Show/Caelum Gallery,New York
      個展/ギャラリー白(大阪)
2002年 第4回西脇市サムホール大賞展
      (西脇市岡之山美術館)


タイトル「去るあなた、見送る私」

−忘れていくもの−
 生きるとは、新しく何かを得ると同時に大切な何かも
 失ってしまう。
 失った心は何処に行くのだろうか。心の墓場に向かう
 のだろうか。


野々村 友美、
井野戸 美華


●野々村 友美
1979 京都府生まれ
2001 成安造形大学造形美術科卒
 展覧会歴
2000 第53回芦屋市展(芦屋市立美術博物館)
2001 京展(京都市美術館)


タイトル「マル」
 線と色彩の重なりの中に切り取られたマルによって、
自分のいる空間と時間を意識する。



●井野戸 美華
1999 夙川学院短期大学美術科卒
2001 成安造形大学造形美術科卒
現在 夙川学院短期大学 研究生
 グループ展
1999 はずれ展 ギャラリー『モーク』(和歌山)
    ACRYLAWARD 1999 入選作品展(東京、大阪)
2000 第25回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館)
2002 ノーマークpart2 ギャラリー千(大阪)


タイトル「層」
紙の重なりと線の重なりによる時間差と奥行き。


上野 須賀子

1981 愛知県一宮市生まれ
2002 名古屋総合デザイン専門学校 グラフィックデザイン科
     アートコース卒業
     現在同校アートコース専攻科在学


タイトル「楽園」

 制作の動機は、”楽園に住みたい”という気持ちから、自分のイメージとしてある”楽園”を創ってしまおうと思いました。制作を進めるうちに楽園というイメージのもつ別の面を想い始めました。
 お伽噺や伝説では、主人公は、結局、楽園を去ることになるというストーリー展開です。アダムとイヴは追放されて殺伐とした現実世界に堕されてしまい浦島太郎も寂しい現実へと戻されてしまいます。つまり”楽園”というものはとても危険な怪しさも同時にもっています。故に、自身を半ば現実に向き合わせるためにもこの楽園は、未完成(完成されない)であるべきなのです。

 インスタレーション作品でギャラリーの床面の面積に合わせてインスタレーションします。


川嶋 守彦

1968  京都市に生まれる
1991  大阪芸術大学美術学科卒業

 グループ展
1989 12人展 (大阪芸術大学情報センター)
1990 LONGHOT SUMMER 90
    (ギャラリークオーレ/大阪)
1995 西脇市サムホ−ル大賞展
    (西脇市岡之山美術館)
1997 アトリエシリーズ展 vol.8 個展
    (西脇市岡之山美術館)
1999 京展1999(京都市美術館)

 個展
1993,1994,1995,1996,1997,1998,2002 信濃橋画廊(大阪)
1994,1996,1999 ギャラリーココ(京都)
1998 ギャラリ−アパ(名古屋)


タイトル「スクランブル日和」

 戦後、二発の原子爆弾の炸裂により歴史が気化した地、日本。
 すべてが、機能不全に陥った状況をインポテンツになぞらえ、「店舗」と「テント」の合成語でもある「テンポテンツ」。
 このばかげた、脱力する様な僕の作った造語とオブジェクトは、虚空に向かってスクランブル発進するオモチャを模した自衛隊機F-15Jと相まって、今、僕の立つこの地のスケッチでもあるのです。


平田 洋一

1936  尼崎生まれ
1957  大阪学芸大池田分校アトリエにて、同志2人と
     竹製マストの木製ヨットを制作。神戸港から夜間
     無灯火帆走し、入港中の汽船を40分停船させて
     叱責され、面目丸つぶれとなる
1964〜 アローライン展、京都アンデパンダン展、現代
      美術の動向展、毎日現代美術展、ジャパン・
      アート・フェスティバル等で「ムシ」の連作を発表
 京都ビエンナーレ展1972で「コレイガイノスベテ」発表、
 「可能性の実験」展(信濃橋画廊、大阪)等で生命体を
 オブジェとして呈出。

他個展多数、現在宝島造形汲主宰し現代美術の造形
などおこなう

パブリックコレクション 兵庫県立美術館


タイトル
  「ムシムシCASO うち 34°39′07N  135°26′27E」

作品環境の環境化。
今回は作品(複数の長円形の黒い物体・・・ムシ)を環境(CASO)に取り付け、環境(CASO)自体を作品化する。



















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