Pilot Plant
-CASに集まるアーティストたち






会期: 2004年11月3日(水)-28日(日) 11:00-19:00 会期中無休

会場: 海岸通ギャラリー・CASO (A室および C室) 入場無料

主催: 特定非営利活動法人キャズ
協力: CASO
展覧会URL: http://pilotplant.net

CAS(キャズ)は1998年、アーティストの笹岡敬を始めとする有志数名により設立され、大阪市内のマンションの一室を非営利のアートスペースとして用いながら、主に実験的作品を紹介する国際交流展を含む数々の展覧会、講演会、シンポジウムなどを開催してきました。
2001年にはNPO法人として認証され、アーティスト、ギャラリーや美術館、観客の間に存在する「造る人」「見せる人」「観る人」という硬直した関係を排し、様々な人々が自由な立場でアートの現場に関わる機会を生み出すとともに、アート本来の力を取り戻し、広く社会貢献することを目的に掲げて活動しています。

今回の展覧会、「Pilot Plant-CASに集まるアーティストたち-」では、CASのアーティスト9名による展覧会を通じ、CASの活動を紹介します。
これは2004年5月29日(土)〜6月20日(日)に東京・向島の現代美術製作所において開催いたしました、「Pilot Plant-CASに集まるアーティストたち-」展を、一部メンバーと内容を一新して行うものです。

Pilot Plant(パイロット・プラント)とは、日本語では「実験工場」を意味します。
大阪のマンションの一室で生まれ、さまざまな試みを続けてきたCASとそれに関わるアーティストたちが開催する本展は、文字通り、新たなアートのための魅力的なPilot Plant(実験工場)となると思います。

なお、本展覧会の開催に合わせて、参加アーティストによるギャラリートークや作家によるパフォーマンスなど、様々なイベントも開催いたします。
また11月3日に新しい国立国際美術館とも結ぶ「アートバス」を走らせる予定です。

* 関連イベント
   o オープニングイベント 11月3日(水・祝日) 16:00〜 
**終了**
    + パフォーマンス:稲垣智子『Sea』16:00-16:30
    + アーティスト・トーク 17:00-18:30
    + オープニング・パーティー 18:30-20:00

   o クロージングイベント 11月28日(日) 18:00〜
    + パフォーマンス:澤登恭子『HONEY, BEAUTY AND TASTY」』 18:00-18:30

   * (いずれも)入場無料


参 加 作 家

稲垣智子 INAGAKI Tomoko



1975年大阪府生。2001年英国国立ミドルセックス大学美術学部彫刻科卒。ロンドン留学中よりパフォーマンス、インスタレーション作品を精力的に発表。帰国後CASでの個展、神戸アートアニュアル、水戸『こもれび』展などで立て続けに紹介される。
パフォーマンスには直径8mのレースを黙々と編み続ける『SEA』など。『Dream Island』などのインスタレーションでは人工物と自然とが倒錯する世界を見せた。「Ray Finnis Award 1999」受賞。資生堂ADSP入選(2002)。


大田高充 OTA Takamitsu



1980年大阪府生。 2004年成安造形大学デザイン科卒。卒業制作においてジャガイモを用いて電池として発電しLEDを点灯させると同時に、植物としての栽培を試みる。



笹岡敬 SASAOKA Takashi



1956年富山県生。1980年愛知県立芸術大学美術学部中退。 在学中よりパフォーマンス集団『狂転体』として活動。その後『WATERシリーズ』などのインスタレーションで水や光、熱など捉えにくい素材を操る作家として知られる。また有地左右一とのユニットでも活動。『Luminousシリーズ』『Reflexシリーズ』では蛍光管や投光器など都市生活で日常の素材を違った形で見せ意表を突く。 特定非営利活動法人キャズ運営委員長。



澤登恭子 SAWANOBORI Kyoko



1973年東京都生。2000年東京芸術大学大学院美術研究科修了。レコードに滴り落ちる蜂蜜を舌で舐めDJを演じる『Honey, Beauty and Tasty』を大学院修了制作として発表。その妖しげなパフォーマンスはCASで再演の後ヨーロッパ各地で賛を浴びる。エロティシズムと幼児性をないまぜにしたような彼女の表現は、ビデオ作品『献花─花を産む』に至って生命を産み出す女性性と向き合う。

しばたゆり SHIBATA Yuri



1960年兵庫県生。1983年京都市立芸術大学美術学部卒。それぞれの関係深い物を掌に乗せ撮影する『わたしのモノ、わたしとモノ。』のアートプロジェクトを各地で展開してきた。埃を時間と場所の作る顔料とする『DUST PRINT』、モチーフを粉砕して顔料にした『MATERIAL PICTURE』なども手がける。彼女の作品は一貫して自己と外界である他者、ひいては人とモノのありかたや関係を見つめている。


つかもと やすこ TSUKAMOTO Yasuko



大阪府生。2002年プラット・インスティテュート大学院芸術修士。インスタレーション、映像からアーティストブックまで、様々な形態の作品を制作。
「Visible/Invisible シリーズ」では、空間、時間などを体験を通して問いかける。私達の認識する力、感覚と思考の繋がりを疑いながら作品に取り込み展開しようとしている。


豊嶋康子 TOYOSHIMA Yasuko



1967年埼玉県生。1993年東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程修了。まだ学生であった1990年、長さ180メートルにおよぶ『エンドレスソロバン』で鮮烈なデビューを果たす。たとえば鉛筆、定規などの学用品にわずかに手を加えてその本来の意味をなくしてしまう、ユーモアとも皮肉ともとれる作品群を発表。『口座開設』、『ミニ投資』のシリーズでは社会システムの中での個人、賞状や通知表を展示しては制度と自己との関係を見つめるなど、物としての「作品」を超えたアート・ワークを展開する。


宮永愛子 MIYANAGA Aiko



1974年京都府生。1999年京都造形芸術大学彫刻コース卒。2004年〜東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻。衣服をナフタリンで形取った卒業制作で学長賞を受賞。彼女が創る作品たちは哀しいかな空気に触れるとしだいにその形を失う。ナフタリンやシリカゲルを素材に選ぶ彼女の視線は移ろいゆくもの、儚きものへ注がれている。京都造形芸術大学卒業制作展学長賞(1999)、京都府美術工芸新鋭選抜展優秀賞(2004)。

山本香 YAMAMOTO Kaori


1975年兵庫県生。1996年ビジュアルアーツ専門学校写真学科卒。ラブホテルを舞台に「理由アリ」の女たちを演じたセルフポートレート『愛の部屋』シリーズで注目を浴びた。その後も『あまい生活』、『Costume Play - Bride series』で「愛とは何か?」、「性とは何か?」を追求し続けてきた。写真の中の彼女の目は観客にもその同じ問いを投げかけて挑むかのようである。第6回『写真新世紀』特別賞(1997)。




 アートバスが走ります!

11月3日、大阪では国立国際美術館が中之島に移転し、その柿落しというべき企画展『マルセル・デュシャンと20世紀美術展』が始まります。
同日、海岸通りギャラリー・CASOにおいて、大阪のNPO、CASに集まる作家による『Pilot Plant』展が開幕します。
また、大阪府立現代美術センターでは『gallerism』展(旧『画廊の視点』)が開催されています。
これらを巡回する乗り降り自由、無料の乗り合いバスが、11月3日の午後一日限定で運行されます。
この巡回バスは鑑賞者の立場から鑑賞に便利な環境を用意するという趣旨で美術愛好家有志がお金を持ち寄り実現させるものです。

大阪Artバス概要

* 運行日時: 2004年11月3日 12:00-18:00
* 運行区間:
大阪府立現代美術センター←→国立国際美術館←→海岸通りギャラリー・CASO
のシャトル往復
* 運行本数: およそ1時間ごと1本
* 利用料金: 無料
* 運行主体: 大阪Artバス実行委員会
* 協力: 国立国際美術館、大阪府立現代美術センター、海岸通りギャラリー・CASO
* Webページ: http://paper.cup.com/artbus/ (携帯対応)
* 問合わせ先: 四宮(しのみや)
o TEL: 06-6941-3230
o FAX: 06-6945-4709
o Email: shino@pos.to
運行当日は電話でのお問い合わせはできません。各停留所での掲示をご覧ください。

拠金のお願い
上記趣旨に賛同し拠金いただける方を募集しています。
上記の問合わせ先(四宮)までご連絡ください。1口1万円。
バスのレンタル費用と広報費,経費を含め総額10万円程度で実現します。

大阪Artバス実行委員会 呼び掛け人 岡崎邦夫,四宮雅樹

協力者募集
お金はともかく広報や3ヶ所の停留所の準備や案内など
本計画の推進に協力していただける方を募っています。
上記の問合わせ先(四宮)までご連絡ください。