シュテファン・ピエトリガ - デトレフ・ヴァシュカウ
  「彼方にて-東洋で、此方にて-西洋で」


Stefan Pietryga and Detlef Waschkau
"In the distance-in the East, nearby-in the West"







Stefan Pietryga Detlef Waschkau




日時:2006年4月5日(水)〜4月16日(日) 会期中無休
    11:00〜19:00 (最終日は17:0まで)
    パーティー 4月5日(水) 17:00より CASOにおいて

場所:海岸通ギャラリー・CASO A・B・C室

主催:海岸通ギャラリー・CASO
共催:大阪ドイツ文化センター
協賛:鰹Z友倉庫




「日本におけるドイツ 2005/2006」参加事業

 



ポツダム在住のシュテファン・ピエトリガと、ベルリン在住のデトレフ・ヴァシュカウ、この二人の
美術家の絵画及び彫刻作品展。
ドイツと日本それぞれの文化的風土における伝統を見つめ、二つの文化の触れ合いや隔たり、
そして重なり合う部分を探りつつ創作した作品を展示します。「日本におけるドイツ年」の事業として
開催されます。


今回のプロジェクトは以下のとおり、一連の展覧会のひとつとなるものです。

 ・2005年10月 エッセン炭鉱関税同盟・廃坑XII、第12展示室、ピエトリガのアトリエ。
 ひとつの展覧会の枠組みで、最初の構想と作品が紹介される。

 ・2006年2月 ケルン芸術見本市「ファインアート ケルン」 ベンゲルシュテーター・ギャラリー
 にて、「日本におけるドイツ」のための作品が紹介される。

 ・2006年3月 カールスルーエ芸術見本市「アート カールスルーエ」 ティール・ギャラリー
 にて、シュテファン・ピエトリガとデトレフ・ヴァシュカウによる、「日本におけるドイツ」の
 ための作品のみが紹介される。

 ・2006年4月 大阪・CASOにて二人の作品が紹介。

 ・2006年8月 ポツダム・アートハウス(ポツダム)にて、シュテファン・ピエトリガとデトレフ・
 ヴァシュカウによる、「日本におけるドイツ」のための作品が、個展の枠組みで出品される。





素材としての木、対象としての人物像

 素材としての木や色に対するこだわり方や、人物像へのアプローチなど、制作する作品群は似ている二人だが、創作への着手はまるで違っている。
 シュテファン・ピエトリガは、構想を定めてから作品の制作を進める。彼は空間を表現すべく、絵や彫刻の構想を練る。
 一方、デトレフ・ヴァシュカウは絵や彫刻の創作に独自の表現法を用い、様々な色が独立した空間を作り出す中に作品の構想を表象している。
 この創作姿勢は共に、二人の人生の歩み方と重なっている。人生における自分自身の体験や、目撃した出来事をわが身に内在化したものが、創作を通して常に分析され、絵と彫刻という伝統的な媒体を通して表現されている。
 ここ2年の間に、ダルムシュタット・ノインキルヒェン・エッセン・レニンの各地で、二人の最新の創作活動における作品が、空間的コンテクストのもとに展示された。この対話・交流式の展示様式からさらに、日本で作品展を行うという、野心的ともいえる今回の構想が生まれた。
 作品を展示する空間として位置づけられた日本は、芸術的な創作意欲を刺激してやまない。目や耳から入る情報と、ハイテク製品によるイメージのみが先行する国としての日本。この国を旅することで、素朴な好奇心がいくつも湧いてくる。それらを果敢に問いかけることは、展覧会企画のいわば芸術的戦略にもつながる。これが真っ先に当てはまるのは、展示場所としての土地とその土地が秘める歴史に目を注ぐピエトリガの創作方法である。ヴァシュカウにおいては、日本訪問の経験、
日本語及び文化についての知識がすでに人生の一章をなしており、それらが今回の合同展での重要な基礎となっている。
 創作への取り組み方が異なる二人の、芸術家としての歩みが「遥か彼方の地において」より直接的に、細部にわたって浮き彫りにされる。

 作品展企画「彼方にて-東洋で、此方にて-西洋で」は、エッセン市にある旧「炭鉱関税同盟」の12番廃坑にあるピエトリガのアトリエにて行う作品展を、日本での作品展として公開することで始まる。今回の企画は芸術家にとってまさに本領発揮で創作に挑むべきものであり、そのキーワードは「未知の空間」、「彼方なる土地への旅」、「二人の芸術家の対話」、「古い文化風土における新しいもの」である。




デトレフ・ヴァシュカウ
 デトレフ・ヴァシュカウは、制作の方向付けと、作品制作のプロセスを同じコンセプトで構成する。
 彼の持つコンセプトによる成果は、多数の絵画的な、そして立体的な制作の間中、緊密に響きあい続ける。
 彼は絵画と彫刻の制作を同時に行う。手仕事のテクニックは他方に影響を及ぼしあう。造形のプロセスは
 互いに誘発し合い、作家が一つの仕事を終える時点まで補い合う。
 彼の作品は彫刻であるが、しかし絵画をも誘発する。
 絵画と三次元造形の間に、その成果が生み出される。

ベルリンで生活・制作
1961年 ハノーファーで生まれる。
1985/92年 アーヘン専門大学でデザインを専攻。専攻における重点は造形と彫刻。
1992/95年 ベルリン芸術専門大学で造形美術を学ぶ。
1995年 マイスターシューラーになる。
1996年 文化基金財団より奨学金を受ける。
1999年 プロセス制作の発展に着手する。
2002年 日本に滞在する。

個展
1991年 彫刻展、アーヘン専門大学の展示会場。
1992年 上から開ける、アーヘン専門大学の展示会場。
1994年 木彫展、彫刻ギャラリー メッサー=ラドヴィグ、ベルリン。
1995年 ギャラリー ラッテマン、ダルムシュタット。
     美術振興協会、ダルムシュタット。
     ギャラリー クリストフ・ヴェーバー、ベルリン。
1996年 空間の接合、The Boston Consulting Group、ミュンヘン。
1997年 ギャラリー クリストフ・ヴェーバー、ベルリン。
1997/98年 木−空間−色、キュンストラーハウス ベルリン。
1998年 美術振興協会、ダルムシュタット。
1999年 キュンストラーハウス ベルリン。
     美術振興協会、ダルムシュタット。
2001年 ホルツハウゼンシュロッスヒェン、フランクフルト/マイン。
2002年 Development、共同建築、大阪・日本。
     In the Room、ギャラリー H. O. T.、大阪・日本。
     レリーフ・彫刻・ドローイング、ファッフェンホーヘン
2003年 彫像とレリーフ、ヴィラ・オッペンハイム、ベルリン。
     レリーフ、ダイムラークライスラー、ポツダム広場、ベルリン。
2004年 “von Kopf bis Fuss”ノインキルヒェ市立ギャラリー。(ステファン=ピエトリガ氏と共に)
     “von Kopf bis Fuss”ギャラリー ラッテマン、ダルムシュタット。
     “von Kopf bis Fuss”ASPERGER GALLERY、ベルリン。
2005年 “zwischen Malerei und Skulptur”ヴァイブリンゲン市立美術館。
      “zwischen Malerei und Skulptur”ギャラリー ティール、アンスバッハ。
      コペルニクス、グラフィック工房、アルフター。
     “zwischen Malerei und Skulptur”ギャラリー ベンゲルストレーター、イーザーローン。
2006年  ASPERGER GALLERY、マウルブロン修道院、
      CASO Contemporary Art Space Osaka、日本。

グループ展
1988年 ヨーロッパの芸術大学ビエンナーレ、アントワープ。
1989年 arte fragile、Kunst auf Zeit,
     ダルムシュタット分離派、マティルデンホーヘ。
1991年 die anderen Zehn、新アーヘン芸術協会。
1992年 若い芸術家の為のダルムシュタット分離派展 4×4、
     フルックス芸術協会、リーゲ。
1993年 特別展、芸術振興協会、ダルムシュタット。
1994年 ギャラリーソフィエン エディション、ベルリン。
1996年 若い芸術家の為のダルムシュタット分離派展。
1999年 垂直と水平、ヴェストエンド駅、カールホーファー協会、ベルリン。
2002年 南へ、オランジェリーガーデン、ダルムシュタット。
2003年 プラシーボ エフェクト、ギャラリーH. O. T.、大阪・日本。
2004年 “無名の名作”クンストハウス、ポツダム。
     ノインキルヒェ市立ギャラリー、エッセン関税協会。
     “フェア プラシーボ エフェクト” ギャラリーH. O. T.、大阪・日本。
     “ギャラリーの芸術家” ASPERGER GALLERY、ベルリン。
     “自由、しかし孤独”ギャラリークロースターゼー、レーニン。(ステファン=ピエトリガ氏、クロード=ヴァル氏と共に)
2005年 “オブジェの悪意”ギャラリー グルッペ・グリューン、ブレーメン。
    “無名の名作”キュンストラーハウス、ハンブルグ。
2006年 ASPERGER GALLERY、ベルリン。

アートフェア
2006年 “fine art cologne”ギャラリー ベンゲルストレーター、イーザーローン。
     “art Karlsruhe” ASPERGER GALLERY、ベルリン。
   ギャラリー ティール、アンスバッハ。




ステファン・ピエトリガ
彼は、ポツダムとエッセンで居住・制作活動をしている。地域のさまざまな芸術活動や芸術制作専門委員会のメンバーである。

彼の芸術作品の重点は、空間の構成を発展させることにある。
それは彫刻や絵画の中に特有の空間、そしてその周囲の空間との依存に新しい関係を
作り出し、鑑賞者と空間の間に作用させる。

1954 イッベンフビューレンで生まれる。
1975-1980 ミュンスターのエルンスト・ヘルマンス教授のもとで大学入学資格試験を受ける。デュッセルドルフ国立芸術アカデミーに進学。
1980 デュッセルドルフ国立芸術アカデミーのマイスターシューラーになる。
1975-1983 ミュンスター大学で哲学を専攻。
1985+1991 ウェッカー教授とオパルカ教授のもとで、国際夏期アカデミーの助手を勤める。
1994 ギーセンのユストス・リービグ大学の客員教授を勤める。
1995 デュッセルドルフ造形専門大学で代理教授を勤める。

賞と表彰
1981 “Forum Junger Kunst” 入賞。 デュッセルドルフ美術館、クンストハレキール、クンストハレマンハイム。
1984 ミュンスターのアトリエ、授与。
1984 奨励賞受賞、”Studiogalerie” ヴェストファーレン・リッペ地域連盟。
1990 奨学金、“Werk Stadt Schloss“、ヴォルフスブルグ。
1991 奨学金、芸術基金バーデン・ブユッテンベルグ。
1994 奨学金、Cite Internationale des Arts・パリ。
1998 最優秀賞受賞、バットヴィンツハイム療養と中央議会。
2000 国際彫刻家シンポジウム、Hui’jan・中国。
    色彩空間、21世紀の教会空間の為の絵画コンセプト
    最優秀賞受賞、パダボーン司教美術館。
2001 優秀賞受賞、“Kunst in Stadtraum”、ルドヴィクスルスト。
    フレンスブルグ大学キャンパス内に制作中。シュレスヴィグホルスタイン(2003年迄実施)
2002 最優秀賞、マリアマグダレーナ教会の天井絵画。ブルッフハウゼン
2004 最優秀賞、野外彫刻。ギーセンテクノロジーセンター
2005 プロジェクト、コンテストへの現実化。セント・ディオニシウスのアプス側
    リッペンシュタット − ヴョーケンフォルデ・巡礼教会。
    “21世紀の交差“第二段階、狭き選択(手続き中)フライジング司教教会。
    講演の構想、セント・ヨアヒム教区教会からゾルン-ミュンヘンの為の提案。
2005/06 D.Waschkau氏と共にCASO(Contemporary Art Space Osaka大阪・日本)での展覧会に招待される。

数々の私的、公的なコレクションに収集される。


会場風景