Boarding location
- 次世代デザイナーのリアリティ」





 そこに立つと どんなに目を凝らしても
 進まない限りなにも見えないということが見える

 Boarding Location とは、社会と切り離すことにできない
 デザインという分野で、既にあるものにとらわれず、新しい
 リアリティを見出そうとしているデザイナーの博覧会です。



・会期  2006年5月30日(火)〜6月18日(日) 11:00〜19:00 (最終日〜17:00)
       プレ・オープン 5月30日(火)〜6月2日(金)
       オープン 6月3日(土)〜6月18日(日)
        出展デザイナーが展示をリストラクションして、6月3日からフル・オープンとなります。

  6月3日午後、トークイベントとレセプションあり。
   白井良邦(Casa BRUTUS)× 廻はるよ(聞き手・京都造形芸術大学)
   テーマ 「次世代デザインのリアリティ」

・会場 海岸通ギャラリー・CASO C・D・X・Y室

・主催者 Boarding location展実行委員会
・企画者 椿昇(京都造形芸術大学)
      廻はるよ(京都造形芸術大学)
・後援  京都造形芸術大学
・協力  京都造形芸術大学空間演出デザイン学科
・協賛  (株)住友倉庫



次世代デザイナーによる作品展。
京都造形芸術大学の卒業制作を中心に、社会へ向けての新しい問いかけを持つ作品をプレゼンテーションしていきます。


 デザインという社会との深い関わりを必要とする分野で、可視化されている現状に依存せず、新しいリアリティを見出そうとしている次世代のデザイナーたちによる展覧会です。
 彼らは京都造形芸術大学の2005年度卒業制作展において、デザイン系学科の中から厳選されたメンバーであり、その作品を社会へと問いかけるために、開かれた場での展覧会を開催することとしました。
 デザインというのは既にあるモノに色やカタチを与えることではありません。例えば道端の段差がふとした瞬間椅子になったりすることがあるように、あらかじめ何かがあるのではなく、人との関わり方によってそのような現実が立ち上がること、あるいはそういった現実を仕組むこととでもいえるでしょう。
 ここに集まった作品は、次世代のデザイナーたちが自分たちの日常や生活の中で出会うさまざまな事態を受けて、意味とかたちを含むありかたそのものを立ち上げた作品です。彼らが仕組む何かによって、私たちはまだ見えていない現実に出会うことができるはずです。きっとそれは、旅に出るときのBoarding locationに立つような、これから開かれる何かへの、溢れるような期待を私たちに与えてくれるにちがいありません。 

■ 作品展示内容
 ファッションデザイン 4点 プロダクトデザイン 6点 
 立体作品 4点  映像作品 2点 平面作品 3点



■Boarding location展関連イベントトーク・イベント

 白井良邦(Casa BRUTUS) × 廻はるよ(聞き手・京都造形芸術大学)

 テーマ 「次世代デザインのリアリティ

  いま・ここからのデザインのあり方とその具体例を探りながら、次世代の
  デザインが切り開くリアリティはどのようなものとなるかを考察する。
  出展者や観客にもディスカッションに参加してもらい、テーマを共有していく
  イベントとしたい。

  開催日  2006年6月3日(土)
  開催時間 14:00〜16:00(トーク・イベント)
         16:30〜17:30 (交流パーティを行います。)
  開催場所 海岸通ギャラリー・CASO ラウンジ
  定員   30名(入場無料)




■出展者リスト
   空間デザインコース、ファッションデザインコース、情報デザイン学科より
北村祥子・宮地敬子・森あき穂 「COMMUNE MUSEUM の跡」
 COMMUNE MUSEUM は考える美術館です。このプロジェクトは展覧会を構成する要素を見直し、デザインする試みです。
 2006年の卒業制作展にて作品と作品の間を繋いだCOMMUNE空間。
 今、その軌跡をたどります。
梅田頼子・高岡麻衣・松原江里 「タワケン参上!」
 京都タワーリノベーションプロジェクト。紙面だけで終わらせたくない。
 あらゆる面から探求し、世の中へ発信するインターフェイスとしてのデザインを。
 タワーへの思いを伝えたい。その気持ちは私たちの体を動かした。
荒川香織 「HAYAKAKI」
 早描きの中でも一番得意なのは早描きトリです。
 早描きトリの最短は1.2秒!どんどん描いていくと、私の思惑とは別に、手が勝手にトリの形を描いていきます。
 期間中の土日に早描きをしに来ます。楽しい早描き私と一緒にやりましょう。


唐木誠司 「Touch'n Mac Player」
 京都一の恥ずかしがり屋さんによるiBook(G3)を叩いて、
 不思議な音を奏でるサウンドパフォーマンスインザボックス!?
 パフォーマンス予定日は会期中の土日、11:00〜18:30。

伊藤誠 「人+服=物+パッケージ」
 今回の作品は冒険してみました。何も考えず作品を見てください。
 そしてニコッと笑ってください。見る人の笑顔があってこそ良くなる作品だと思っています。
内木智美 「whereabouts」
 例えば体を考える ボタンを思う 跡を纏う
萩谷千春 「■」(←リボンのかかった箱の絵です。)
 人の歩く影がアニメーションに見えたとき、凄く感動した。
 この作品で、私が感じたその面白さが伝わればいいと思う。
前田麻利子 「POLATRUNK PROJECT」
 ポラロイドカメラをのせたトランクを人の手から手へとリレーしてゆき、
 いろんな人の「プチ平和」な写真を集めています。
 写真はここで見ることができます。 http://polatrunk.jugem.jp
伊藤梓 「Plants Planets」
 植物の種が埋め込まれたペンダント。
 身につけながら発芽させることで、その人の生活スタイルをデザインする。
 種を育てるこの環境が、光と水と酸素があり、重力のみ不安定な宇宙船のようであることからこの形となった。

今吉勇揮 「analytic view」
 違って
 見えるモノが
 見方によっては 
 同じだったりする
 また、
 その逆も
中野可奈子 「flyer」
 物のあり様とそれを見る感覚のあいまいさ、
 そんなことが伝われば、人はもっと自由になれると思った。
堀裕和 「文房具プロジェクト」
 一つの単位。
 A・B・C・D・E・F・G・H・I
 J・K・L・M・N・O・P・Q・R
 S・T・U・V・W・X・Y・Z
 が
 A・L・P・H・A・B・E・T
 を作る単位の要素の集合のような作品の単位。
勝山智子 「明日までのアイテムを飲む」
 1. なで肩でかばんが肩から落ちる
 2. いつもノートパソコンを持ち歩いているので左肩が膨らむ
 3. 座ろうとするとポケットからお尻が出る
 4. 寝転んでテレビを見ているとお腹が床に垂れる
 5. いつの間にか股下の膨らみが大きくなっている
 6. 怒り肩はたくましく見える
 7. ブラジャーを着けると背中の肉がブラジャーにのる
今泉央子 「音の軌跡」
 電話中に描いた線=無意識な行為とその軌跡
山口由希子 「paper life」
 インクが染み込み文字を書かれる人生、装飾品として着飾る人生。
 Paper life は二つの生き方を持っています。
小平麻衣子
 1. 「fantastic庭」
 明るくて、ファンタスティックな所。
 例えるなら、好きな人と一緒に食べる夕ご飯のような場所。

 2. 「福田先生」
 金木犀が好きだ。あの良い匂いも好きだし、木の下に落ちるたくさんの小さい花も、好き。
 私は思い出す。
 金木犀にこびりついた記憶はいつも、その匂いから湧き上がる。

KANAMO・森山加奈子 「KANAMO SHOP」
 毎日触れるもの、使うものに対して生まれる触覚の記憶。
 それは無意識のうちに、体の中に動作などと共に記憶として蓄積されている。
 
 再び感じるその心地。
 そのきっかけになるプロダクト。
正國 梓 「insignia」
 誉められて胸を張って歩いていた
 幼い頃の赤い羽根 胸につけたリボン
 キレイな夕日に笑顔になる
 今日はこんなことをしたんだってコト
 insignia [名][C] 勲章、しるし
西園淳 「water level」 (2階)「Leaves 2006」
 水位について考える。
 
 絶えず変化し続けるにもかかわらず、その表面は最も安定した状態、『水平』を保つ。
 
 僕の作品は、水面から出ている水草の全体を想像するような、またダムの水が完全に蒸発してただの巨大な溝になってしまった光景のような、コップの水を飲み干すような作品です。





北村祥子・宮地敬子・森あき穂 (空間デザインコース)
 「COMMUNE MUSEUM」
2005年度 京都造形芸術大学 卒業制作展 (2006年3月1日〜3月5日)

卒業制作展の空間デザインを企画から制作まで統括した作品。既存の展示室の中に空間を挿入し、別のあり方をした展示空間を出現させた。
中野可奈子 (空間デザインコース)
 「flyer」
2005年度 京都造形芸術大学 卒業制作展 (2006年3月1日〜3月5日)

積層されたA4上質紙の端部に、4色分解で人物の後姿をシルク印刷した作品。
印刷という単純な手法でモノの成立を見せつつ、一枚の紙に還元されると見えなくなる人の姿が、私たちの身体が統一体であるかのような幻想を抱かされつつも不連続な存在であることを示している批評的な作品でもある。
萩谷千春 (空間デザインコース)
 「■」(←リボンのかかった箱の絵です。)
2005年度 京都造形芸術大学 卒業制作展 (2006年3月1日〜3月5日)

実物の影とアニメーションの映像がコミュニケーションをとるインタラクティブデザイン。
正國 梓 (空間デザインコース)
 「insignia」
2005年度 京都造形芸術大学 卒業制作展 (2006年3月1日〜3月5日)

日常の中にある白いプラスチック製のモノに無数の穴を開けた作品。
コンテンポラリージュエリーの文脈での制作。


 今吉勇揮 (ファッションデザインコース)
 「『蜆ルリイロ』における衣装の記録」
2005年度 京都造形芸術大学 卒業制作展 (2006年3月1日〜3月5日)

演劇の制作過程で、身体の動きと着ている物が相互に関係するありようを捉えてつくられた衣裳とその制作記録。何度も繰り返し作り続けられるワークインプログレスによる作品。