「赤絨毯 / Red Carpet
岡本光博

"Red Carpet" OKAMOTO Mitsuhiro





・会期  206年12月1日(金)〜12月24日(日) 会期中無休

・時間  11:00〜19:00 (最終日〜17:00)

・会場  海岸通ギャラリーCASO(B、Y室)

・協賛:(株)住友倉庫、キリンビール(株)
・協力:成安造形大学・情報メディアセンター

岡本光博氏は京都を拠点とし日本の日常生活の身近な商品や習慣などをテーマに作品を制作してきましたが、現在は台湾や沖縄も拠点とし、沖縄の置かれた状況を見ています。
今回はCASOの二室を使用し、大きな部屋では沖縄本島南端の「平和の礎」から赤鉛筆で写し取った戦没者碑文による「赤絨毯」のインスタレーションを、小さな部屋では平面作品や小さな立体作品の展示を行います。


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作品展示内容 

・B
 沖縄の南端、摩文仁の丘には、戦没者23万人の名前が刻まれた「平和の礎」が建つ。
 作品「赤絨毯」は2006年4月から10月にかけて、その死者の名前を赤鉛筆で
 フロッタージュした約2万人の名前の写した赤い紙を床に敷き詰めるインスタレーション。
・Y
 2004年から継続している沖縄をテーマにした作品群から空間構成。


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「戦時中、米国は、京都を特別に攻撃対象から外してくれた」
子供の頃、祖母から聞いた一言である。京都生まれ、京都育ちの私は、それを聞いてからというもの、
京都の立派な歴史的建造物や文化財を見る際、そこに戦争との関連を感じるようになった。
その意識は、京都とは逆の立場であった、つまり最も激しく攻撃対象となった沖縄を感じ取りたいと
いう気持ちに変わっていった。
 戦後60年以上経過した沖縄でも、戦争の記憶は薄れていく一方である。しかし間違いなく今も、
その痕跡は至る所に見出すことが出来る。沖縄の南端、摩文仁の丘に建つ、戦没者23万人の
名前が刻まれた「平和の礎」もその一つである。2006年4月から10月にかけて、時間の許す限り、
その戦没者の名前を赤鉛筆でフロッタージュし続け、約2万人の名前を写し取ることが出来た。
石碑に刻まれた死者の名前をフロッタージュする行為は、米国では「死者との接し方」として遺族に
よって一般的に行なわれており、それほど特別な行為ではない。
 作品「赤絨毯」は、その写し取った赤い紙を床に敷き詰め、「赤絨毯」に見立てるものである。
「赤絨毯」とは、国会議事堂の廊下の床に敷かれていたり、ハリウッドスター達が闊歩する"赤い絨毯"
の事であり、言うまでも無く世界共通の「権威の象徴」である。私の敷き詰める「赤絨毯」の上を、
誰が歩くことができるのだろう?しかし、無意識の内に我々は、その上を歩いているのではないかと感じる。

沖縄にて 2006年10月9日

岡本光博ウェブサイト http://www.d2.dion.ne.jp/~oka69/





岡本光博

1968 京都市生まれ
1994 滋賀大学大学院教育学修了
1994-96 アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク 絵画コース
1997-99 CCA北九州にて研究・制作
2001-4 ドイツでのレジデンスを中心に活動(インド・スペインほか)
2005- 台湾・沖縄・京都を拠点に活動

展覧
1990個展「無きにしも有らずんばやむを得ず」 ギャラリー射手座/京都
1991 個展「人面譜」 アート・オブ・トリコロール/大阪
1992 個展「FACE YOU!」 ボイス・ギャラリー/京都
1992 壁画「人面曼荼羅」 占屋敷/京都
1993 個展「有題」 秋山画廊/東京
1994 個展「十年再現」 地蔵院・千本ゑんま堂/京都
1994 「BENEFIT」 165 EAST BROADWAY/NY Judy Lynn curated
1994 「UNDER SURFACE」 GALLERY 128/NY
1994 GROUPE SHOW ASL GALLERY/NY
1995 Kazuko Miyamoto curated 「FANKTIONAL」 GALLERY 128/NY
1995 「SPRING OVERVIEW」 GALLERY 128/NY
1995 Toyo Tsuchiya curated 「KAKEJIKU」 GALLERY 128/NY
1995 Okamoto curated 「FOUR JAPANESE ARTIST」 GALLERY 128/NY
1995 「95 REDUX」 GALLERY 128/NY
1996 個展「FUJIYAMA GEISHA series」 京都四条ギャラリー/京都
1996 「PHOTOGRAPHY UNBOUND」 GALLERY 128/NY
1996 「AUSTERITY MEASURES」 214 LAFAYETTE/NY
1996 「OF MODEST MEANS」 OMNY GALLERY/NY
1997 個展「多元文化主義の肖像」 シティー・ギャラリー I・M/大阪
1997 「ConversAsia」 Open House Exhibition in Soho/NY
1997 個展「HINOMARA」 ギャラリーココ/京都
1997 個展「Goshinei」 ストリートギャラリー/神戸
1997 個展「Japanese minimal Painting」 〃
1997 「KIRIN CONTEMPORARY AWARD '97」 キリンアートスペース原宿・キリンプラザ大阪
1998 個展「日本画」 MOMAコンテンポラリー/福岡
1998 「ALTERNATIVES IN ART '98  異なる視界 」 大阪府立現代美術センター
1999 「CCA OPEN STUDIO '98」 現代美術センター・CCA北九州
1999 「HEAD/HATE」 CCA Kitakyushu PROJECT GALLERY
1998 個展「Fenochio!」 ギャラリーココ/京都
1999 個展「ディアスポラマン」ギャラリーココ/京都
1999 個展「Mirror/Paintings 1991-1999」MOMAコンテンポラリー/福岡
1999 「CCA OPEN STUDIO '99」 現代美術センター・CCA北九州
1999 「Noise Garage」 ラフォーレミュージアム小倉/北九州
1999 「Kitakyushu」 rum46/デンマーク
1999 「Seven's Door」ラフォーレミュージアム小倉/北九州
1999 「CAFE coffee break」Gusto House/神戸
1999 個展「Sports/Sex/Screen」複眼ギャラリー/大阪
2000 「DREAM ON」 ラフォーレミュージアム小倉/北九
2000 「アートで学ぼう アートを遊ぼう」広島市現代美術館/広島
2000 「六甲アイランド現代アート野外展」六甲アイランド/神戸
2000 「キッズ・アートワールド・あおもり2000」青森県立美術館・芸術パーク/青森
2000 個展「Myself/Mandara/Multiple」ギャラリーそわか/京都
2001 個展「OM」Sanskriti Kendra/New Delhi
2001 個展「OM」ギャラリーココ/京都
2001 個展「minimal/metaphor/meditation」gallery ARTE/丸亀
2001 個展「Angya 4」ストリートギャラリー/神戸
2001 個展「Sports/Sex/Screen 2」複眼ギャラリー/大阪
2001 個展「Binding Your Own Blood」gallery ARTE/丸亀
2001 個展「法 angya6 Kanazawa」 金沢市民芸術村
2001 「nebelleben」Neuen Kunsthaus Ahrenshoop & Galerie Pankow
2002 「artgenda 2002 HAMBURG」Hamburg/Germany
2002 「Simple Beads and Cultured Seeds」Schloss Gustow etc
2002 「HOSOMI TO CONTEMPORARY 000‐READYSTARTED‐」細見美術館/京都
2002 「167c Fernsucht」Schoenhauser Allee 167c, Berlin
2003 個展「Schwarzer Regen」Prima Kunst Kiel/Germany
2003 「A.G.」Schloss Plueschow/Germany
2003 「Taking Picture」Berliner Kunstproject
2003 個展「自分で蒔いた種」レベル1/ 北九州
2003 個展「furuikeya・・・」ギャラリーTAF/京都
2004 個展「Euro Ring Project」La Cosa/バルセロナ、スペイン
2004 個展「Pajarita」Can Serrat/バルセロナ、スペイン
2004 「コピーの時代」滋賀県立近代美術館
2004 個展「furubik」gallery ARTE/丸亀
2005 個展「落米のおそれあり」前島アートセンター(那覇)
2005 「views from abroad」 キール市美術館 (ドイツ)
2005 「目白アートプロジェクト」雑司ヶ谷旧宣教師館(目白・東京)
2005 「展覧会の穴」ギャラリーwks.(大阪)
2005 「Peace Project Power of Art」こどもの国ワンダーミュージアム(沖縄)
2005 「非常至Q-設計中的藝術,藝術中的設計」台北現代美術館(台湾)
2006 「春去村又回」南海画廊(台北)
2006 「新甘蜜時代」台湾糖業博物館
2006 「春去村又回」高苑芸術センター(台湾)
2006 「縄文と現代」青森県立美術館
2005- 橋仔頭神社境内再現プロジェクト(台湾)

ワークショップ・レクチャー
2000(ワ) 「My Relationship -心の地図 1-」青森県立美術館・芸術パーク/青森
2001 (ワ) 「Police drawing -心の地図 2-」 京都市美術館/京都
2001 (レ) 「What have they done?」 ギャラリーTAF/京都
2002 (レ)「Works1999-2002」Etela-Karjalan Koulutuskuntayhtyma /Lappenranta(フィンランド)
2002 (レ) 「Works1999-2002」 Estonia Academy of Arts /Tallinn(エストニア)
2002 (ワ) 「ドイツの味 -心の地図 3-」金沢市民芸術村/金沢
2003 (レ) 「新しい美術教科書を作る会」 KIGUTSU/名古屋
2004 (ワ) 「ソフラン」ナノグラフィカ/長野
2004 (レ) 「アート・ドラゴンスクリュー」ギャラリーSOAP/ 北九州
2005 (ワ) 「橋頭毒品」橋仔頭糖廠藝術村 / 台湾


舞台美術としてのアートワーク
1995 「ROOM DNA」 EIGHTH FLOOR GALLERY/NY
1995 「SPIRIT」 450 BROADWAY GALLERY/NY
1995 「SUN」 PARQUE LOS COLOMOS/MEXICO
1995 「LUNA」 CASA FUERTE/MEXICO

Ω trouble(高木哲とのユニット)
1998個展「100万円の美」 GALLERY SOAP/北九州
1999 個展「Jean-Luc Moulene with omega trouble」GALLERY SOAP/北九州
1999 「器市/oriental bazarr」candy factory/横浜
2004 個展「hero」 gallery coco/京都

奨学金など
1993 ホルベインスカラーシップ
2001 ユネスコーIFPCレジデンスプログラム+サンスクリッティ・ケンドラ グラント(インド)
2002 プルショウ城滞在制作アワード(ドイツ)
2003 野村国際文化財団
2003 シュレースビッヒ・ホルスタインハウス・ロストック レジデンスプログラム(ドイツ)
2004 カンセラット フルスティッペンド・レジデンスプログラム(スペイン,バルセロナ)
2004 メクレンブルク・フォアポルメルン州・アーチストアワード(MV州・ドイツ)