西川克二作品展「静・動・夜」

西川克二

NISHIKAWA Katsuji





・会期(年月日) 2007年11月20日(火)〜11月25日(日)
          休館日 なし
          時間  11:00〜19:00(最終日のみ〜17:00)

・展示スペース Y室


西川克二は1962年大阪府に生まれ、大阪芸術大学写真学を卒業後、大阪をベースに活動する作家です。
大学在学中より京都、横浜などで個展を中心に作品を発表、モノクロのファインプリント作家として
活躍、大阪を中心とした周辺地域の在り方をさまざさまなかたちで捉えた風景写真を主に発表して
います。

 80年代から90年代に手がけた「静・動・夜」では、ウォーターフロント開発が始まり変わりつつある
大阪湾岸の夜景を長時間露光で撮影、モノクロプリントで仕上げ、人の目では見ることのない独自の
世界を作り出し、90年代から2000年代にかけて制作された「在 - Sein」では、作家の生活する街の
中の少しずつ消えていく懐かしいような昔ながらの風景と今日的な新しい建造物を含む風景を等価に
捉えようとする試みに挑戦、また2007年に発表した大阪の周辺部、郊外を撮影した「distance」では、
都心からの「距離」、作家が子供の頃からの時間の「隔たり」、そして人間関係の「疎遠」を含む「遠景」
をあらわす作品を発表してきました。

 今回、海岸通ギャラリーCASOで発表する「静・動・夜」は、1980年代から、1990年代後半、ユニバー
サル・スタジオ・ジャパン(USJ)の着工が始まる直前までの大阪湾岸地帯の夜景を捉えた作品です。
子供の頃から臨海工業地帯への憧憬を持っていた作家が、カメラという装置を手にして憧れの場所に
向かうことから始まったこの作品は、その後、次々と休止、閉鎖されていく重工業の工場が、夜のとばり
に包まれた中、静かにダイナミックにその最後の雄姿をみせる日々の記録にもなっています。

 今回の作品展では、シルバーゼラチンプリント(白黒)の写真作品を展示いたします。これまで主に、
関東地方で発表してきたこのシリーズ、かつてのこのエリアの夜の姿を、大阪湾岸地帯の新しい顔で
ある海岸通ギャラリーCASOでご覧いただければ幸いです。

Gallery Kai   
        540-0014 大阪市中央区龍造寺町7-32
        Tel&Fax: 06-6763-1400
        http://homepage3.nifty.com/gallery-kai
        e-mail: gallery-kai@mbd.nifty.com
        13:00-19:00 火祝休廊


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西川克二 経歴
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1962 大阪に生まれる。
1985 大阪芸術大学写真学科卒業

個 展
1986 「Nothin' Unusual」ギャラリーDOT、京都
1989 「utakata-no-hibi」ギャラリーDOT、京都
1989 「うたかたの日々」ギャラリーTAKA、京都
1990 「静・動・夜」ギャラリーパストレイズ、横浜 ほか
1996 「静・動・夜」STスポット、横浜(横浜国際写真フェスティバル'96参加展)
2004 「在-Sein」ギャラリーパストレイズ、横浜
2007 「distance」ギャラリーKai、大阪

グループ展
1983 「黒/白」小西六ギャラリー、大阪
1985 「Comme je suis」ギャラリーDOT、京都
2000 「時とともに」ギャラリーDOT、京都

参考文献
1993 「グレープフルーツジュース」オノ・ヨーコ(講談社)p.69