岩城 直美 展

Naomi IWAKI


作品タイトル:Curtain
制作年:2001年
素材:Oil on canvas
サイズ:130.3 x 194.0 cm

photo by SAITO Tsuyoshi


2001.05.26-06.24
Space D


平面、oil on canvas 、8点

岩城直美は1969年京都市生まれ、京都精華大学卒、京都在住の作家です。
 今展は、今年2月に水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された「クリテリオム45」に出品した大作3点と新作小品数点により構成します。

 岩城直美は、近景と遠景の対比、直線や直方体で構成された物体の構成や配置、様々な色を混ぜて作る曖昧で微妙な色彩を意識して風景を描いています。
 風景を描いているのですが、輪郭だけで何かはっきりしない建物、横に伸びる海や地平など、記憶のどこかにあるようでないような曖昧な世界がそこにはあります。ひょっとするとそれは風景に見えて、実はまったく別のイメージ(なにかの物体など)なのかもしれない、と思う方もいらっしゃるでしょう。

 近年は「車窓」をイメージして、近景に窓枠やカーテンを、遠景に地平線や道、建造物 (さらに中間に電信柱、架線など) を描くシリーズを発表してきました。これらのシリーズは観る者に、遠近の対比や線の構成による強い印象と、窓の外を流れて行くどことも知れないくすんだ色の風景からくる、遠くへ連れ去られていくような感覚を与えています。
 「クリテリオム」や今回の個展では、これまでの遠近対比のほか、よく見ないと窓枠などの近景が見えない作品、あるいはまったく近景のない作品が出品されています。早く流れて行く中景の原っぱから、奥の地平までがひとつながりに広がる作品は、作家の新しい一歩といえます。


企画 ISHIKAWA (QZM03237@nifty.com
会期 2001年5月26日(土)〜6月24日(日)


岩城 直美  1969 京都市生まれ
1994 京都精華大学大学院美術研究科洋画専攻修了
現在京都市在住
主な個展 1993 オンギャラリー(大阪)
1995 ギャラリー16(京都)
1997 キュービック・ギャラリー(大阪)
2000 「窓外の眺め」 INAXギャラリー2(東京)
2001 「クリテリオム45」 水戸芸術館現代美術ギャラリー(水戸)
主なグループ展 1991 「タブラ ラサ」 京都市四条ギャラリー(京都)
1997 「絵画の方向’97」 大阪府立現代美術センター(大阪)
1999 Open Studio 石川亮+岩城直美 (大津)

 artscape 6月15日号に、岩城直美さんの展評が掲載されました。

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