Fantasyend


松本昌之+川嶋守彦 MATSUMOTO Masayuki + KAWASHIMA Morihiko



会期 2004年4月28日(水)〜5月9日(日) 11:00〜19:00 (最終日は17:00まで) 休館日なし
会場 海岸通ギャラリー・CASO D室

川嶋守彦 松本昌之


死後の絵画(ファンタジェンド展における)

 近代美術史において、「絵画」は幾度となく殺された。
 もちろん、ここでいう「絵画の死」とはディスクールにおけるものであることは自明であるが、キャンバスに
描かれた平面作品はどこででも目にするし、現在も数多く制作されている。
 では、現在、この日本で目にする「絵画」とは何なのか。
 死してもなおそれに気づかず、彷徨うゴーストか。はたまた墓場より蘇り、徘徊するゾンビの様なものなのか。
おそらく、そのどちらもが当てはまるのが現在の絵画の姿ではなかろうか。前者においては日展系に代表される
著しくリアリティを欠いた作品に、後者は著しく経済性を欠いた現代美術系に例えられる。
 しかし、考えてみればこの日本においては「絵画殺し」の歴史はないのかもしれない、殺すそぶりを見せても
殺せているわけではない。なぜなら、それはあらかじめ死んでいるからである。

 絵画の死したる体に生前の姿を偲ばせる死化粧をした姿や、検死による解剖で解体しつくされた体を前にして、
もはや僕達にできることは多くはない。歴史の頂上に立つという時間的優位性、日本という場の持つ特異性、ただ
それだけをもって、解体された体を繋ぎ合わせた継ぎはぎだらけの身体に、最小限の物語を立ち上げたいと思う。

松本昌之
 1968 北九州市生まれ
 1991 大阪芸術大学 芸術学部美術学科 卒業
 グループ展
 1989 12人展 (大阪芸術大学情報センター)
 1990 LONG HOT SUMMER 90 (ギャラリークオーレ/大阪)
川嶋守彦
 1968 京都市生まれ
 1991 大阪芸術大学 芸術学部美術学科 卒業
 グループ展
 1989 12人展 (大阪芸術大学情報センター)
 1990 LONG HOT SUMMER 90 (ギャラリークオーレ/大阪)
 1995 西脇市サムホ−ル大賞展 (西脇市岡之山美術館)
 1997 アトリエシリーズ展 vol.8 個展 (西脇市岡之山美術館)
 1999 京展1999 (京都市美術館)
     "colors"展 (ギャラリーココ/京都)
 2002 現代美術インディペンデントCASO展 (海岸通ギャラリー・CASO/大阪)
     川嶋守彦・元永紅子展 (祇をん小西/京都)
     元永定正80歳とその家族展 (堤側庵/三重)
 2003 現代美術インディペンデントCASO展 (海岸通ギャラリー・CASO/大阪)
 個展
 1993,1994,1995,1997,2002 信濃橋画廊(大阪)
 1994,1996 ギャラリーココ(京都)
 1998 ギャラリ−アパ(名古屋)