5年後にどうなっていたいか、ですって?そんな無茶な!
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巷間のコーチングのサイトをのぞくと、

5年後にどうなっていたいですか?で、今は何ができますか?

のような問いかけが散見されます。

創業経営者なら答えられるかもしれません。創業経営者の多くは「立志」の
プロセスを経て、ライフ・ミッションに目覚めているから可能なのです。
しかし、よしんば答えられたとしてもそこに何がしかのハッタリがあるはずです。
5年といえば時代が変わってますよ・・・

「立志」を経ておらず、自分のライフ・ミッションに目覚めていない一般人に
こんな問いかけをしても、淀みなく答えられるご仁はまぁ、おらんでしょう。

いずれにせよ、「5年後にどうなっていたいか」という質問は感心しません。

私なら以下のような問い方をします:

半年後にどうなっていたいですか?

1年後にどうなっていたいですか?

曖昧なビジョンは持っても意味がないので、1年以内の短期で
明確なビジョンを語ってもらうことが肝要です。

そしてここからが大切なのですが・・・

1年後のビジョンを描いてもらったら、私は必ずその方のライフ・ミッション
(使命)を問うてみます。なぜならばパーソナル・コーチングの目的は
ライフ・ミッションに目覚めて、それを追求することだからです。

5年後のビジョンを問う、というのはとりもなおさず、あなたのライフ・ミッション
は何ですか、と問うていることではないでしょうか。

カウンセリングのサイト
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昨年末、コーチングのサイトのアクセスが下降気味で、体験コーチング
の依頼も少なく、クライアントが徐々に減っていく、という一時期が
ありました。

その折に知ったのが、ネット・カウンセラーなる言葉です。

今まで自分がやってきたのはまさにこれではなかったか、と
思いました。

で、考えたのは、カウンセリングという切り口のゲートウェイ
を持ってみようということでした。カウンセリングといっても
不登校や引きこもりは無理です。が、仕事・職場に限定するのなら
何とかなるのではと思いました。

これも「専門のない何でもカウンセラーは売れない」とあった
ところにヒントを得ています。

それでつくったのがカウンセリングのホームページです。ホームページ
そのものは3日で完成しましたが、SEO作業はまるひと月かかり、
年末年始はせっせとやってました。

その結果「カウンセリング」でグーグル5位まで来ましたが、
順位をSEOで上げるのはこのあたりで壁を感じます。

カウンセリングでも仕事・職場の悩みの方は、私のコーチングの
ホームページを見ていただけるようになって、私のホームページ
のアクセスは全体的に増えています。コーチングの依頼や問合せ
も確実に増えました。

ネット・カウンセラーをやるならゲート・ウェイのサイトをいろいろ作り、
自分のメイン・サイトにおいでいただくのがよいようです。

ただ次はどんなゲート・ウェイをつくったものか思案投げ首です。

人のご縁ででっかく生きろ
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標題の本の著者である中村文昭氏の講演会に行って来ました。大阪産業創造館主催で無料でした。

講演会であそこまで人の心をつかめる人はそうはいないでしょう。もう何百回となく講演しているとのことでしたが、それにしてもすごいです。ただ喋りで生きてるわが身としては、むしろ身近に感じてしまいます。

印象に残ったのは、2つ。

1.辛いこと嫌なことは人間力のネタ作り

究極の体験をするほど、人間力はパワーアップし、人を指導するときに、あるいは人前で話をするときに圧倒的な説得力、迫力となって現れます。究極の体験をしなければならない状況に追い込まれたときこそ逃げずに受けて立つのがよいのですね。

2.人は金で動くのではない。人間力に惚れ込んで動くのである

これは同感。まず肚をつくらなければなりません。

カウンセリング・コーチングも全く同じ。個人的には自分より人間力の貧弱な人に
間違っても助言を頼みたいとは思いません。が、カウンセリング・コーチングを
やってる人に人間力豊かな人はホント数少ないと思います。

カウンセリングとコーチングの違い
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よくコーチングをやってる人のサイトを見ると

「過去に焦点」を当てるカウンセリングと「未来へ焦点」を当てるコーチング

という記述が見られます。ホンマか?というのが正直な気持ちです。
この程度の説明でカウンセリングが斬れるものでしょうか。
そんなもの後向きに過去を振り返らず、前向きに未来を見つめるのが
エエに決まってます。私はこの雑駁な説明を見聞するたびに、
昔キリスト教会で聴いた稚拙な仏教の解説を思い出してしまうのです。

私の定義は:

カウンセリングとは相手の言うことを傾聴して、相手の内面の
心の持ち方についてアドバイスすること、です。

心の持ち方を変えれば、その人の内面から問題解決をはかる
ことができます。その結果間接的に外的行動が変わります。

これに対しコーチングは直接的に外的行動を導くものです。

カウンセリングは過去というよりは「内面=心の持ち方」に焦点を当てていると
とらえた方が納得が行きます。

こう考えるとカウンセリングが完了して初めてコーチングが十全に機能すると
言えます。カウンセリングはコーチングより優先するものなのです。

だから私はコーチである前にカウンセラーであるべきだ、と思っています。
「将来どうなりたい?で、今何ができる」だけでは問題解決しません。

まず、今直面している問題に対して心の中を整理する必要があるのです。

天気なコーチング



パーソナル・コーチングは「なりたい自分になる」のが目的、と喧伝する多くのウェブサイトがあります。

否定するわけではありませんが、論調あんまりにも脳天気じゃないか、と言いたくなることがしばしばです。というのは「なりたい自分になれていない」ひいては「なりたい自分がわからない」という人はたいてい相当悩んでいます。自信をなくしている人もいます。ビジネス・コーチングならともかく、パーソナル・コーチングでただ単に困っているだけ、アッケラカンという人は少ないでしょう。

だからパーソナル・コーチングは絶えずカウンセリングと隣合わせなのが実情なんです。第九ではありませんが「苦悩を克服して歓喜を」がパーソナル・コーチングの実態だと、私は思っています。

こんなことはどんなコーチング本を見ても書いてないよ!
050 自分探しとコーチ業
049 自分探しのカウンセリング
048 ゆっくり、はっきり、きっぱり
047 要約と単純化
046 第3の世界

*
045 いろいろな価値観
044 迷いの払拭
043 今日は何をお手伝いしましょうか
042 「もうかりマンデー」その後
041 「もうかりマンデー」なるテレビ番組

*
040 アンコーチャブル
039 わからなきゃ、仕方ない
038 自分自身に忠実であれ
037 カリスマ
036 確信ある語調

*
035 セルフ・イメージを大きくするには
034 オーラとセルフ・イメージ
033 言葉の暴力
032 感情の爆発
031 味方になる

*
030 アタマが悪いのは
029 志とは
028 ニーズと価値
027 コーチングの合い間
026 転職

*
025 自分探しは自分で
024 目上から尋ねられたときに
023 考え方を変えるということ
022 求めているのはカウンセリング
021 どうありたいか

*
020 対人関係の問題を自分の問題に落とし込む
019 コーチングは教室だけでは学べない
018 コーチ紹介業
017 排他的男女感情と人類愛
016 ひどくなる人間疎外

*
015 求められるのは行動より発想
014 カウンセリングとコーチングの狭間で
013 難儀は節や。節から芽が出る。
012 コーチングの付加価値は要約にあり
011 セルフイメージと宗教

*
010 森を見ない
009 ライフワーク
008 落ち込んでセルフイメージが小さくなったら
007 セルフイメージの最も大きい人は
006 セルフイメージ

*
005 5年後にどうなっていたいか、ですって?そんな無茶な!
004 カウンセリングのサイト
003 人のご縁ででっかく生きろ
002 カウンセリングとコーチングの違い
001 脳天気なコーチング

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