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■ 自己実現とは

第1ステップ
: 自分の人生の使命を理解し、戦略的に目標設定をする。

(前略)

ともかく動くことが大切である。じっとしているくらいならば、間違った方向へでも動くことがましである。間違った方向へでも動いてさえおれば、それは動反動の法則によって、結局は正しい方向に動かされてくるのである。ある人が電車の停留所で待っていた。その人は近眼であったので電車に示してある、「どこ行き」という札の文字が見えないのであった。そのためどこ行きの電車だかわかるまでは乗れないといって、いつまでも停留所に立っていて、日がくれてしまったというのである。ところがもう1人の近眼は、来る電車がどこ行きかわからなかったけれども、早速それにとび乗って、自分の行きたい目的地をいって車掌にきいたのである。ところが自分の乗っていた電車は間違った方向に行く電車であったが、車掌は早速乗換え券を切ってくれて乗るべき電車を親切に教えてくれたので、もう次のコースでは彼は正しい方向にのっていたというのである。だから我々はまちがった方向へ動いてさえも、ただ大事をとって突っ立っているよりはましであることがわかるのである。ここにも行動主義ということが大切であるということがわかるのである。ともかく実行することが必要である。

第2ステップ: 設定した目標を全力で達成する。

(中略)

あらゆる方策がつき、すべての努力が失敗に帰し、いかなる試みも挫折し、万策ことごとく尽きてしまい、外交手段に訴えたがそれも無駄となり、熱情と理論をもって協力を得ようと試みたが無駄となったその時にも、なお解決の道はあり、なお前進の道はあるのである。その前進の道を称して「粘り強さ」というのである。粘り強き人は、いかなる失敗にも、いかなる挫折にも、いかなる困難にも、辟易することなく、極寒の雪をつんざいて薫り出ずる梅花のごときものがあるのである。我々は、この極寒の梅花の生き方に学ばなければならないのである。世の中の多くの成功者といわれる成功者で、多少とも困難に出くわさなかった人はないのである。しかも彼らが成功できた所以は、その困難と戦って屈せず、その困難を試金石とし、踏まれたる麦がいかに踏みにじられてもいよいよますます分蘖(ぶんけつ)してその株数を増やしていくように、粘り強き人のみがこの世界において勝利をえるのである。

粘り強き人は、人が失望落胆して投げ出してしまうときにも、その目的に粘靭(ねんじん)にしがみついて放すということがないから、失望落胆して放してしまった人のものまでも、自らが獲得することができるのである。粘り強き人は他の多くの人たちが気短く、いらいらし、すぐ興奮して相手との関係を不調和にしてしまうような時にも、感情の平静を失わず、泰然自若として常に相手の魂に食い入って勝利の道を発見するのである。そして普通の人が捨ててしまったところの大いなる機会を自分のみがつかむことができるのである。多くの才能ある人々が転々として最初の目的をすて、せっかく慣れかけて来た職業をすて、せっかく自分に好意をもちかけている協力者を気短く捨て去るような時にも、粘り強き人は遂に相手の心をとらえ、僅かなる機会を見逃さずとらえて、大いなる運命の機会とすることができるのである。

(後略)

谷口雅春 『青年の書』 1964年 日本教文社

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 2003 Yoshiaki Sugimoto