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夏の終りの北アルプスへ行った。 北アルプスとは富山県、岐阜県、長野県に跨る標高の高い山々が南北に連なる飛騨山脈の通称で、その中の乗鞍岳の北側を、岐阜県高山市側から、国道158号線を車で東進した。
途中、乗鞍スカイラインへも入り、料金所横の駐車場から西側を見ると、遥か下のほーに曇があり、今登って来た山裾はその曇の中。 天界状態なのである。 天気は良かったものの、高山の市街地方面は、その雲海の下になっていて見えないが、雲海の上に見える遠くの山々が素晴らしい眺めだった。
その後、もとのR.158へ戻り、東進。 平湯から先は、トンネルで山を貫く新道(安房峠道路)があるのだが、今回は景色のいい旧道で越えることにした。 |
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岐阜県と長野県の県境である安房峠に到着。
標高は1,780m。 峠を吹き抜ける風も強いので、市街地では20℃以上あった気温も、ここでは一桁。
しかし、獣化したヒョウのオンサには、体感的に心地良かった。
オンサはこの峠で、新たな獣仲間と出会った。
 風に乗ってやって来たのは、大きな目と黄色いくちばしが可愛い、グリフォンのグリファだった。
グリファとは峠で少しの間一緒に過ごた後、後日また会う事を約束して別れたのだった。
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県境を越えて長野県内へと入ると、急な下り勾配のヘアピンカーブが10個所以上続いた後に、トンネルを抜けて来た新道と合流。 上高地方面から流れて来た梓川に沿って下る。
途中、いくつかのトンネルを抜けると、突然片側が湖、反対側が断崖絶壁の谷になっている所に出た。
実はここ、梓川をせき止めた奈川度ダム(ながわど)で、谷底を覗き込むと東京電力の発電所設備があった。
この後、国道158号線で松本市内へと向い、北アルプス横断を終えたのだった。
(さらに…、諏訪湖周辺までドライブして、温泉にも入りました。) |
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