平成16年7月分

7月  31日(土) 台風の接近で風が強い。今日は仕事はなかったので、明日の
          話の準備。「自灯明法灯明」のビデオを見てからの話だが、ビデオ
          の内容に引っ掛かる所がある。自灯明の話のところで、自分で善いことと
          悪い事を判断できる人間になろう、という内容だが、「わが心の善くて
          殺さぬにはあらず」のお教えからすれば、むしろ自分の真実のあり方を
          明らかにしよう、というような解釈の仕方のほうが納得がいく。
          そんなことを思いながら30分くらいの話の持っていき方に苦悶する。

7月  30日(金) 盂蘭盆会の花を入れる。槙を芯にしたが、なるべく水があがる
          ように根元に切り口を入れる。それでも今年の暑さで15日まで
          持ってくれるか。

7月  29日(木) 晴れていたが台風の影響で風があり、幾分過ごしやすかった。
          本堂での行事はそれでもエアコンを入れないと暑い。
          風が通らない構造のせいか。この春エアコンのクリーニング
          しておいてよかった。

7月  28日(水) お仏壇を購入されたお宅があった。形はシンプルなだが
          仏具はきっちり揃っていた。華瓶も備わっていたが、
          そこに入れてくださいとサービスで仏具屋が置いていった
          しきみが、寺に持って帰りたいくらいの立派な枝。
          どうして入れようか考えていた、入れて下さいと言われた。在家の
          お内仏の華瓶には数枚葉がついた枝で充分。もったいない
          からちょっと大きい目の枝を入れたが、肝腎のご本尊が
          隠れそうでバランスが悪かった。

7月  27日(火) 臨時の用事が入ったりして、朝から夜9時前くらいまで
          仕事。車で昼間なら簡単に方向転換できる道も、夜になると
          視界が悪く何度も切り替えした。車体間隔は未だに把握できない。

7月  26日(月) 広島で行われた非戦、平和法要に参勤。屋外での法要
          で汗が吹き出た。平和を誓う、あるいは祈るということが
          真宗の教えからは直接導き出すのは難しいように思う。
          宿業ということの重さ、あるがままをいただいていくという
          ことにおいて、痛みとして受け止めていくということしかできない
          のではないか。と思いながらパフォーマンスにつきあった。
          終ってから帰路の車中でのビールで生き返った気分。

7月  25日(日) 局地的に雨が強く降った様だが、市内はパラパラ程度。
          こんな季節になると、本堂に降った雨をタンクに集めて屋根に
          散水できる装置があれば、と思うが咽喉もと過ぎれば
          暑さ忘れる、ということで秋になったらやっぱりもったいない
          ということになってしまう。

7月  24日(土) 天神祭り。今年は土日にあたり天候にも恵まれ人出
          は多いよう。それにしても人いきれの中は暑い。熱気が
          漂うような屋台は人が寄り付かない。今年は花火の店が
          なかったような気がしたが、何か規制があったのか。
          祭りの楽しみでもあったのだが、近所迷惑でもあり、難しい
          ところだ。

7月  23日(金) お盆のお参りの変更が相次ぐ。まあそれも折込済み
          だが、11,12日に集中する気配。どこでもドアがあれば、
          というのは去年も愚痴ったか。まあこんな現実的なことに
          夢のあるアイテムを連想するのは冒涜に値するかも。

7月  22日(木) 夜 地域の会合。老人と言われる世代の人数が
          増え続けている。あとの講演でお年寄りを狙った悪徳
          商法の話があったが、だんだんたちの悪い事例が
          増えてきた。日本人の美徳であった恥の文化が失われ
          てきているのか。

7月  21日(水) 別院での内局懇談会を覗いてみる。はじめから
          けんかごしのような意見が飛び交い、与党の議員が
          おられるのに、攻撃されている宗務官僚を援護する気配
          もなし。日本の議会制民主主義はこの程度のレベルか。
          質問事項も考えていたが、発言する気が失せた。

7月  20日(火) 来年の1月の法事の予定が入る。仕事がある
          という事を生きる力にしなくては・・・。

7月  19日(月) 連休で午前中法事、午後からはオフだったが、
          出かける気にはなれず、自宅待機。ハンニバル戦記
          を読む。ローマというのは紀元前から戦時国債を発行
          していたというのにはびっくりした。

7月  18日(日) 今日は幾分風があり、太陽も少しやさしかったので
          助かる。朝の話は弥勒菩薩について、半迦思惟像で
          表されるということは、満足されていない、常に問い続け
          られている、それが「弥勒に同じ」と言われる事に通じる
          といった話。マイトレイヤがメシアと共通の語源と言う話も。

7月 17日(土) 朝から子育てサロンの準備の手伝い。ようやく時間
          が取れた。用事を済ませ片付けに行くと、思ったより
          たくさんの親子連れが来られていた。月一では物足りない
          と来られた方は思っておられるかも知れないが、
          現状では精一杯のところか。

7月 16日(金) お盆のスケジュールを立てるが、なかなか難しい。
          やはり15日が日曜というのがネック。午後アベノへ
          久しぶりに出向く。

7月  15日(木) 午後4時から墓供養。快晴に恵まれ、シェイプアップ
          できた。今年は昨年より大勢のお参りがある。あと管理費
          のことで一部の方にご不満があるよう。もう少し言葉を
          尽くしたほうがよかったか。

7月  14日(水) 午後 消防の三年に一度の点検にくる。防火設備
          の点検ということだが、結構な費用がかかる。
          そんな故障しないと思うのだが、安全にはお金がかかる
          ということか。夜 別院列座さんとの懇親会。
          あとHニッコーでお茶。このパターンがいい。

7月  13日(火) 平日に法事。久しぶりにした法話のネタで、ちょっと
          つまる。やはり一年くらいは同じ話のほうが無難か。
          夜 また出かける。

7月  12日(月) 夕方より教務所職員の歓送迎会。森之宮の駅から
          大阪城方面に歩いていったが、ずっと坂道で参る。
          これからのかたはどこに軸足を置くのか、難しい所だろう。

7月  11日(日) 今週末は法事なし。早くも夏枯れ。朝の話は戦争の時
          疎開先まで持っていったたんすを、今も見るたびにその頃
          苦労が思い出されるということをお聞きした話をした。

7月  10日(土) 朝から久しぶりの雨。10時過ぎには止む。
          夜 高見のお寺で組会。会計報告をする。自転車で
          行ったが、会合中に激しい雨が降ったようだ。帰る時には
          あがっていてタイミングはよかった。帰り古本屋で
          「ハンニバル戦記」塩野作を衝動買いする。

7月  9日(金) 夕方 出かけたら激しい夕立にあう。西の空に虹が
          見られ、こうした自然の美しさに出会うと気分がいい。
          ミナミの中華料理店で楽僧の夏季楽会。紹興酒を少し
          飲みすぎた。明日からの事もあり早々に引き上げる。

7月  8日(木) この季節、花屋さんも大変だ。花屋にお勤めの方が
          話されていたが、菊などつぼみで仕入れても、花が開く
          までにしおれていくという事で、管理がたいへん。
          本堂の仏花もこの時期は緑一色にしているが、あの熱帯
          の植物であるソテツの葉ですら葉先が丸まってきた。
          夜 平野へ。

7月  7日(水) 暑い。午前中自転車で走っていても、空冷では
          おっつかない。水分が欲しくなる。信号待ちでもわずかの
          日陰に止るようにした。今からこれでは・・・。

7月  6日(火) 4時から教化委。そのあと節譜の点検。まだいろいろ
          不十分なところがあるが、きりがない。何か達成感を
          得たいのに得られないもどかしさを感じる。

7月  5日(月) そろそろお盆参りの予定をたてる。今年は15日が日曜で
          盆参り期間に土日が2回あるので助かる。

7月  4日(日) 寺で法事。花を入れたが、いつまで持つか。
          それにしても暑い。モーツアルトのウイーン弦楽カルテットを
          聞く。ハイドンセットに較べて評判は悪いが、聞いてみると
          軽やかでこの夏にピッタリ。心から涼を取らないとやってられない。

7月  3日(土) 骨あげまでのあいだに三田まで往復する。土曜ということで
          なんとかしのげた。日一日精一杯生ききるしかない。

7月  2日(金) 先月お参りした時には普通にお話させていただいた方の
          通夜。まだ50代半ばで何か信じられない感じ。老少不定と
          いってはみても、現実のこととなるとあっけなさすぎる。

7月  1日(木) 蒸し暑い。建替えをされるお家で、古い雛人形とかを
          捨ててしまうのが気が引けるというお話。しかし役割を終えた
          物は寿命を全うした事だから、処分してもいいのでは、という
          話をした。これだけ物があふれる時代、捨てるという行為が
          不可避であり、その決断力が現代人の必須条件となる。