平成17年8月分


8月 31日(水) アメリカのハリケーンが猛威をふるっているようだ。こうした天候異変も地球温暖化の
       影響とすれば、京都議定書を批准していないアメリカにとって自業自得とも言いえるかもしれない。
       被害にあわれた方はたいへんお気の毒だが、地球規模での環境については楽観主義では
       いかない様な気がする。

8月 30日(火) 昼前から久しぶりの本格的な雨。そろそろ季節の変わり目か。夜もだいぶ涼しくなってきた
       ので、ようやくクーラーを休養さすことができるようになった。

8月 29日(月) 朝晩は少し涼しくなったが、まだ昼間は厳しい。ちょっとした言葉の行き違いで差別だ、
       という問題が。言った方には悪気はなくとも、言われたほうが傷付けば問題だろう。ただ
       言われた方も相手に悪気がないということを斟酌するゆとりがあれば、もう少し世間は
       穏やかになると思うのだが。

8月 28日(日) 昨日くらいから足が痛くなってきた。歩き疲れだろうが、二日くらいしてから症状が出てくる
       というのも情けない。

8月 27日(土) いつしか蝉の声はぴたっと止み、夜はコオロギの声が聞こえるように。いよいよ夏の終わり。

8月 26日(金) 豊田にもう一泊して妻の実家の四日市に向かう。伊勢湾岸に高速道が出来ていて1時間
       くらいで着く。去年の台風で車庫が壊れるなどの被害があったとのこと。台風では大きな被害の
       でた場所は映像に映されるが、それ以外のところでもかなり被害がある、それだけ自然の猛威は
       恐ろしいということか。夜車が空いた頃を見計らって8時ごろ出発したが、名阪国道は結構混んでい
       て、しかも工事渋滞もあって2時間半以上かかって帰り着く。

8月 25日(木) 再度愛知博へ。三好Pに車を置き会場へ。9時過ぎくらいに着いたが返って入場に手間どる。
       今日はインターネットで予約を入れた企業館も回る。三井東芝館はさすがにCGもストーリーもよく、
       楽しめた。あと三菱館では月の歴史を学ぶ。ガス館の炎を使ったショウはバックドラフトを見ている
       だけに迫力不足。夢見る山のさすらう方舟は評判通り、見終わった小学生の言葉
       「微妙に面白くなかった」が適切な評価。あと韓国館のアニメはよかった。短い時間で感動を呼ぶ
       のは優れた作品の証拠。子供はヨルダン館で死海体験をしたが、下の子が鼻に濃い塩水が入って
       帰ってから医者に行くはめに。台風が来るという予報だったがこちらは逸れていったようでたいして
       雨も降らず涼しくてちょうどよかった。全体の中でよかったのはやはりマンモスか。何とはなくただ
       置いてあるだけだが、存在感が圧倒した。二日間で満足度80%、まあこれくらいが丁度いいか。

8月 24日(水) 今年の家族旅行は愛知万博に。朝7時前に車で大阪を出て東名春日井インターから
       尾張旭に万博駐車場へ。三好インターの駐車場にしようと思ったが混んでいるという事だったので。
       バスで10時前ごろに会場へ。入口は少し並んだがスムーズに入場。並んでいる企業館はパスして
       外国館を回る。こういうのは本当にお国柄、国民性が出る。サウジのような産油国はスマートな
       展示でしかもお土産にDVDまでくれる。かと思えば展示よりもバザールよ化した国もある。結構
       こういうところではつい買ってしまう。アメリカ館の映像では楽観主義をうたえば、フランス館では貧困
       差別、環境破壊の現実を建物全体のスクリーンで映し出す。夜は池でのパフォーマンス
       を観る。TDLやUSJなどを見た目からするとレーザー光線があるわけでなく、花火が上がるわけでなく、
       今一の印象。そのあと退場して豊田のビジネスホテルで宿泊。

8月 23日(火) 選挙について考え付いた事がある。裁判では近々一般から選ばれた陪審員制度が導入
       されるらしいが、政冶においてもそういう形を取れないだろうか。サンプリングの手法である程度
       わが国の現状を代表する人的集団を策定し、そこからランダムに抽出された人がある期間だけ
       代表者として議会を構成する。その人選はマザーコンピューターによる、となるとSFになってしまうか。

8月 22日(月) 世間ではすでに選挙モード。国政もそうだが、宗門も同時期というのがややこしい。
       だいたい正しい民意を反映する方法が現行の選挙制度であるというのは疑わしい。戦略的な
       広報によって権力を手にしたドイツ第三帝国の先例もあり、またわが国でも世論調査の支持率
       では一桁のパーセンテイジしかない政党が大きな力を持っている。まあ人間のすることだから
       どのようにしても完璧とはいかないのだろうが。

8月 21日(日) 夕方から親戚のお寺の方の結婚式。久しぶりに夫婦で出席した。一番驚いたのが
       新婦の父親の歌。コーラスをやっておられたのでお得意ではあるのだろうが、いろいろと
       お気遣いの多い席で、生のピアノ伴奏で古いシャンソンを原語でお歌いになったのには
       感心した。

8月 20日(土) 夜 地域の方と会食。前から行きたいと思っていた近くの中華レストランへ。コース料理
       だが工夫を凝らしたお料理で、満喫した。ただ上の階でクラシックのライブをやっていたようで、
       フォーレのお気に入りな曲を演奏されるのはいいが、階を隔てているせいか、バイオリンの音が
       背筋にきた。しかしまあ同じ町内にこういう店があるというのは嬉しい事だ。

8月 19日(金) 午前中に仕事が終ったので、また昼から高校野球観戦。昨日のヒーローがこの日は
       4タコ。変化球にもろさがある。投手も素質は図抜けているが、1イニングに大量点を取られる
       のは、メンタルなところか。しかし完全無欠という選手はこの年代ではそうはいない。結局
       最後には守備を含めた総合力で決まる。

8月 18日(木) 久しぶりの完全休養日。高校野球を見る。大阪桐蔭の4番平田が1試合3ホーマー。
       相手投手が外に外そうとする球が魅入られたように中に入ってきた。それでもそれを確実に
       捉えるのは天性のホームランバッターの本能。清原の時代はラッキーゾーンがあったが、今回
       のは文句なしのスタンドイン。ただ振りが大きいだけに内角厳しい所をどうこなすか。

8月 17日(水) 本堂の切籠灯篭や内敷を片付ける。お盆中に前卓の花瓶が倒れて、内敷と水引が
       濡れてしまった。ちょっと染みになってしまったが、まあ仕方がない。槙は太いし、上が重い
       ので安定が悪い。しばらく干しておいて、あまりひどいようだと洗濯に出すしかない。

8月 16日(火) 能勢のほうの墓地へ。今月初めに較べると風も秋めいて、夏の終わりを感じる。
       子供の頃はこのなんともいえない寂しさが嫌だったが、今ではほっとしてしまうのは、
       完全に年のせいだろう。

8月 15日(月) 今年のお盆もなんとか無事終了。遅いという苦情の電話も1件もなかったのは
       珍しいこと。ちょっと雨には降られたが、暑さはだいぶ例年よりましだったような気がする。

8月 14日(日) 最後は6時前に枚方で、これから帰ったら何時になるのか、と思っていたら、
       意外に魔の1号線が空いていた。この道はそれだけ普段は仕事関係の車が多いという事
       だろう。こちら方面はお盆休みに来させてもらうのが正解ということか。

8月 13日(土) 今日が親子ともどもお参りのピーク。ちょっと曇りがちで陽射しがない分助かる。

8月 12日(金) 今日位から世間でも盆休みに入ったようで、市内では車の量は減ったが、郊外に向かう
       道は混んでいた。30キロの渋滞とかラジオでは言っていたが、家族連れでこの暑いのにのろのろ
       運転ではクーラーの効きも悪いだろう。と同情しつつ心の中では違う思いが湧きあがる、この
       心の狭さに我ながらあきれる。

8月 11日(木) 奈良方面に寄せていただくと、地域的なものをいただく。三輪素麺もそのひとつ。
       この頃はあまりお中元でもお素麺はいただかなくなったので、素麺好きとしてはありがたい。

8月 10日(水) 今年は比較的上手い具合に行程を組めたようで、昼食が食べられないということが
       ない。一度寺に帰れるということは、身体的にも精神的にも楽だ。一日中車の中では、
       いくら乗り心地がよくても、疲れる。

8月  9日(火) 宝塚から西宮の移動中激しい雷雨にあう。ところが宝塚では降っていなかったし、
       苦楽園でも少しも降っていない。ちょうどその中間だけが豪雨になっていたことになる。
       局地的とはよく言われるが、地形にもよるのだろうがこれだけ近いところで天候が違うと
       ちょっと驚かされる。雨の降っていた場所は、阪神間の名門ゴルフ場があるところだが、
       ゴルフ場があるということはその土地に元から住んでいる人が少なかった、ということは
       昔からその土地は局地的豪雨に襲われやすい場所だった、ということになるのではなかろうか。

8月  8日(月) 本格的なお盆のお参り。年に一度しか行かない所もあり、方向音痴の自分としては
       去年あたりはよく住宅地の中をうろうろしていたのだが、今年はナビに住所が入れられ、番地
       まで入れるときっちりその家が表示されるので助かる。

8月  7日(日) 盂蘭盆会。暑い中十数名の参詣がある。勤行のあと1時間ほど話させていただく。
       神通第一といわれた目連尊者の話。釈迦国がコーサラ国に攻められた時、目連尊者が
       神通力でもって釈迦国を守ろうと申し出られたのを、お釈迦さまが「国としての業を引き受けて
       いかなければならない。」とおっしゃって断られたという話。これに「仏の顔も三度」の由来を
       交えて話させていただいた。具体的な出来事に関する話はやりやすい。

8月  6日(土) 朝から生駒、服部、箕面と霊園回り。最後の時は、激しい雨と雷で少し時間をおいて
       勤めた。墓地ではかんかん照りも嫌だが、雷はもっと怖い。

8月  5日(金) お盆の手伝いを頼むため、長男が帰ってきた。京都で下宿させている。京都という
       街は、学生生活を送る上でいろいろ楽しい事があり、また人生経験の上で得るものがたくさん
       ある。何ヶ月ぶりかで帰ってきて、成長しているようにも思えるし、少しも変わっていないようにも
       見える。いずれにしてもこの時期嫌がらずに仕事を手伝ってくれることに感謝。

8月  4日(木) 夜中のBSの映画でウッデイ アレンを久しぶりに見た。魔術師がらみの犯罪に巻き込まれる
       おなじみのラブコメディー。ストーリーは単純だが、セリフが粋というかしゃれている。
       結構最後はホッとする暖かい感動がある。これが映画の醍醐味でもあろう。スターウオーズみたいな
       大仕掛けなものよりも、こういった少ない予算でグッと来る作品が好きだ。

8月  3日(水) いよいよお盆モードに入る。引っ越される事になったお宅のお仏壇の移動
       について相談。ご本尊が立派なものでこれはそこらの運送屋に任せとくわけにはいかない。

8月  2日(火) 4時から7組組会。一応会計ということで会費を集めたり、交付金を渡したり不得手な
       仕事をこなす。支払終えるまでゆっくり食事もできず、家に帰ってからようやく精算し終え、
       なんとか欠損を出さずに済んでほっとした。

8月  1日(月) コンサートの余韻か昨晩はなかなか眠れなかった。「ア ラブ シュプリーム、ア ラブ 
       シュプリーム、ア ラブ シュプリーム、シュプリーム シュプリーム」というフレーズが頭を駆け巡り
       興奮が消えない。サックスがふぬけていてまだ助かった。これがもしコルトレーンが降臨して
       がんがん吹きまくったとしたらえらいことになったかも。