平成18年 12月分


12月31日(日) 今年の大晦日はおだやかな時候になった。恒例の除夜の鐘も
     おかげさまでたくさんの方に来ていただいた。またお手伝いいただいた皆様
     にはお忙しいところを夜遅くまでおそばの接待をしていただきありがとう
     ございました。また「清八そば」のご主人にはお疲れのところをまた夜中に
     たくさんのおそばを湯がいていただきありがとうございました。おかげさまで
     お参りいただいた皆様にも大変よろこんでいただきました。

12月30日(土) 今夜の夜警で本当の火災と遭遇した。といっても家屋の火事で
     はなく、ゴミの収集車のゴミから火が出たようで、車が止まってそこから下ろ
     されたゴミから炎があがっていた。初めは近くのマンションから持ってこられた
     消火器で消火作業されていたが、消化液の量が少なくかけているときは火が
     鎮まっても、なくなればまたすぐ炎があがるという状態。ちょうど寺の前の交差点
     のところだったので、うちから水まき用のホースをひっぱっていって水をかけ
     てもらってようやく炎はおさまった。ホースはところどころ水漏れしていて水圧は
     低いようだったが、量の多さでなんとかなったようだ。もっともホースを持って火に
     水をかけていただいていたのは地域の若いかたで、こちらは水道の栓をひねった
     だけ。ともかく早く消火できてよかった。ゴミの収集も大変危険な仕事ということ
     が実感された。

12月29日(金) 今夜から地域の夜警。昨日あたりから寒さが厳しくなり、完全防備
     で出かけたが、風があまりなかったので助かった。

12月28日(木) 午後から正月用のお荘厳。いよいよ正月が近づいてきた事を実感。
     それにしても松は枝ぶりを生かすのが難しい。それに葉牡丹は正月らしいもの
     だが、花瓶の小さな径にいけるにはだいぶ葉を刈り込まなくてはならず苦労
     した。ともかく正面さえ形がまとまっておれば、脇は多少おかしくても目立たない。
     そんなことを考えているようではいけないのだが。

12月27日(水) クラシックがお好きなお檀家さんに、クラシックのCDをいただいた。
     いままで聞いた事のなかったショスタコービッチの5番はムラヴィンスキー、
     レニングラードのかつてのソ連の華の演奏だったが、思っていたほど重々しく
     なくよかった。なにせショスタコの5番といえばかつての「部長刑事」のテーマの
     部分のイメージが強烈で、鉄のカーテンがはためいているような気がしたが、
     通して聞いてみれば情緒的なところもあり、唯物論では達し得ない味わいも
     感じられた。

12月26日(火) 少し雨模様。押し詰まってきて車の量も多い。今年は暖冬で信州でも
     雪が少ないという話。例年正月はスキー三昧で大阪に帰ってこない息子さんが
     今年はスキーが出来そうもないので家に帰ってくるらしいとあるお檀家さんが
     話されていた。

12月25日(月) 最後の忘年会。普段は顔を合わせていてもゆっくり話すことが
     なかったような人と、いろいろな話ができるのが楽しい。こういう場を作って
     いただく幹事さんに感謝。

12月24日(日) 第四日曜日だったが年末に行事もあるのでお掃除にきていただ
     いた。大晦日の除夜の鐘のときの役割分担を話し合ったりして、いよいよ
     年の暮れの大きな行事が迫ってきた事を実感。

12月23日(土) またやってしまった。お参りに行くのをすっかり忘れていて電話を
     かけていただいてあわてて飛んで行った。カレンダーに書いてあったのに
     もう法事もないという気の緩みからか、確認作業を怠ってしまった。平身低頭。

12月22日(金) この前買ったクレンペラーのベートーベンの4番を聞いた。晩年の
     ライブ盤だったが、実に迫力があって感動した。元々4番は好きだったが、
     ここまでめりはりの効いた演奏はこの曲の魅力を再確認した。

12月21日(木) 昨日最終回だったTVドラマ「14歳の母」を録画で見た。最後は
     まあシャンシャンだったが、このドラマでは結構泣かされた。まあこういう
     筋書きは泣かせの手筋だが、それをきっちり演じきった若い俳優とベテランの
     コンビネーションがよかった。

12月20日(水) 久しぶりにマージャンをした。もう何年ぶりかで役もかなり忘れ
     かけていた。特に二ハンしばりになった時は頭がこんがらがった。たまには
     頭の体操も必要だ。

12月19日(火) 寄る地域の福祉関係の講演会へ。いろいろ事業はされている
     ようだが、それを広く周知させていくことはなかなか困難。説明の時にノート
     PCと小型のプロジェクターでを使われていた。女性の方が持参されたようだが
     こうした機材もコンパクトになっていろいろな使い方が出来そうだ。

12月18日(月) 2,3日前のことだが、JRの学研都市線に乗って寺へ帰る途中、
     四条畷の駅でアナウンスが入り、「人身事故のためしばらく運転を停止する」
     というお知らせ。すると乗っていた恐らく私立の小学生が「また人身か。」と
     言って携帯電話で「塾に行くのが遅れる」と連絡していた。人身事故という
     ことは人の命に関わる事なのだが、どうもそうした捉え方ができていない
     様子。まあ実際には見ていないわけだし、電車が遅れるということが現実なの
     だから仕方がないのかもしれないが、何か割り切れないものを感じた。

12月17日(日) 朝のお話は、「聖道門のひとはみな」の和讃。聖道門的な生き方
     の限界は、名利を捨て難いこと、というところから、完全にそうした生き方と
     訣別されたのは親鸞聖人が最初、という話に。

12月16日(土) 午後 親戚のお寺の法事。話は今年発行された教化センターの
     機関誌に掲載されたお寺の記事の紹介から寺の由緒、前住職の功績、
     それからお寺に古くからある石碑に刻まれた「特留此経」の教えについて
     話させていただく。

12月15日(金) 忘年会。中華だったので紹興酒がでた。翌日のことを考えて
     ひかえめにとは思ったが、場の雰囲気でそうもいかず、それなりに飲んだ
     ようだ。金曜日の寺関係の忘年会は考えものだ。翌日休みの人はそうは
     いないだろうし、サラリーマンはハナキンでどこも混んでいる。

12月14日(木) あさって親戚の寺の法事で導師とあとの話を頼まれて、その
     内容を考える。お西のお寺さんも多く、しかも法話の先生もおられるので
     緊張しそう。

12月13日(水) 今日も雨。夜はまた宴。ただしこの席も一次会で失礼する。
     終ってから本屋とCD屋で買い物。アルコールのせいで気が大きく
     なっているので、普通だと躊躇する高い雑誌を購入。二次会に行った
     と思えば安いものだ。

12月12日(火) 朝から雨。子供のPCが急にOSが立ち上がらなくなった。
     原因はわからないが、入れなおすとデータが消えてしまう。データの
     バックアップの必要性がこういうとき思い知らされる。とりあえずメーカー
     に送って調べてもらう事に。

12月11日(月) 昨夜の忘年会が椅子席で、それが3時間くらい盛り上がった
     のが原因か、それとも昨日の法事の時椅子席でお経を読んだのが原因か
     朝から腰が痛い。日本人は長年畳の生活をしてきているので、身体の構造
     上椅子での長時間の姿勢には無理があるのではないだろうか。

12月10日(日) 朝の会での話は、今年来た年賀状を見ていると、この一年に
     亡くなった方からいただいたものもあり、感慨深い。年賀状の習慣は
     面倒な事もあるが、いろいろ教えられる所もある、ということを話す。
     夜組内の忘年会。日曜ということで一次会で散会。

12月 9日(土) 10階にあるお家でお参りが終った直後、工事ということで
     エレベーターが止る寸前だった。なんとかエレベーターで下に下りられた
     が、もし少し遅れていたらひざが笑うところだった。高層住宅がはやりなのは
     機械にもしものことがあったら、いい足の鍛錬になるからだろうか。

12月 8日(金) 涅槃会。真宗では特別な行事をされる所は少ないが、仏陀が
     この世の命を終えられたということは、実は尊いというかありがたいことだ。
     覚者が永遠の命を保たれたり、死んでから復活されたりすると、やはり
     普通の方ではなかったということになる。真実の法を覚られた仏陀も
     われわれと同じように病気になられ、還浄されていかれたということが
     その道をわれわれも歩んでいけるという証明になる。

12月 7日(木) 午前中から冷たい雨がしょぼふるような天気。こういう日が
     一番滅入る。午後から出かける用事もないのでそろそろ年賀状の準備。

12月 6日(水) 今年は北攝の紅葉もきれいだったようだ。箕面の方が久しぶり
     に滝道の紅葉も真っ赤に色づいていたとのこと。自然は自然に正直だ。

12月 5日(火) 甲子園のあたりで阪神高速から3トンの重量の積荷が下に
     落下する事故が。道路上で追突して亡くなった方もおられたようだが
     下には人がいなかったようだ。もし野球をしている時だと大変だった。

12月 4日(月) 久しぶりに天満別院に。新しいからきれいだが、それだけ
     きっちりそうじもされているということだろう。

12月 3日(日) 夜組内の青年会の声明のお稽古が寺である。法事のお勤め
     ということで「先請」伽陀や経後短念仏など。

12月 2日(土) 久しぶりに友人と飲食。福島はこのごろこじんまりとした
     居酒屋風の店が増えた。単価も手ごろでちょっと飲んだり食べたりする
     にはちょうどいい。

12月 1日(金) さすがにだいぶ寒くなってきた。今日からカレンダーを配る。
     もうこんな時期。夜 声明のお稽古。