平成21年5月分


5 月31日(日) 朝まず如信上人の墓所である法竜寺へ。大きな栢の大木と銀杏の大木が境内
   にそびえている。上人お手植えと伝えられるそうだが、その太い幹に長い年月を感じる。
   その笠間に移動して食事、今度はホテルで洋食。そこから西念寺へ。若い院代さんに
   お話しいただいたが、懇切にお話しいただき、さらに裏山に少し上ったところが親鸞聖人の
   草庵あとと思われるという話に感慨深いものがあった。そのあと板敷山に行ったが誰も
   おられず、鶯の鳴き声を聞かしていただくだけで失礼した。帰り道で牛久の大仏が見えたが
   かなり大きなもののようだった。帰り成田はかなりの雨だったので、飛行条件が心配だったが
   なんとか無事帰りついた。

5 月30日(土) 組の研修旅行。今年は関東方面へ親鸞聖人、如信上人の由緒あるお寺を
   回った。成田からまず大洗へ。海沿いのホテルで昼食のあと願入寺へ。如信上人ゆかりの
   寺で、善鸞義絶の書状の信憑性から、教義的にも義絶はおかしいという話。あと御茶のお接待
   もいただいて有難かった。それから水戸方面の報仏寺へ。ここでも唯円坊のお話を懇切に
   していただいた。それから袋田の滝へ。関西ではあまり知られていないが、せりだした岩盤
   のうえを左右に広がって落下する流れは壮観だった。そこから宿の思い出浪漫館へ。
   お風呂もよかったし食事もまずまず。渓流沿いで景色もよく、夜もお賑やかに楽しめた。

5 月29日(金) 夜駐車場協会の会合。年に一度の顔合わせだが盛り上がった。

5 月28日(木) 今年の阪神の悪いパターンの試合、つまりベンチの明らかなミスで
   試合を落とした。1点差で負けていて無死1,2塁で下位に向かう打順とはいえ誰が考えて
   も送りバント。それがいい当たりだったがセンターライナー。これではなんにもならない。
   そのあとヒットが出ても3塁止まり。8番に代打を出さずにゲッツー。負ける采配とはこの
   こと。

5 月27日(水) 作家の栗本薫氏が亡くなられた。長らく「グインサーガ」を楽しませて
   いただいたが、残念なことになった。さすがにあれだけの長編を書き続けるというのは
   もう作者の意思を超えて、多くの読者の期待や長さへの挑戦といったプレッシャーが
   大きかったことだろう。もうこんな作品はおそらく活字では出てこないだろう。

5 月26日(火) インフルエンザの話題が収まってきたが、あの騒動はなんだったのか、もっと
   冷静な対応が取れなかったのか、とある檀家さんで話が出て、盛り上がった。

5 月25日(月) 夜、声明の練習。いつまでたってもなかなか細かい節譜扱いができない。

5 月24日(日) 久しぶりにオークスをテレビ観戦。稀に見る一騎打ちのたたきあい。まあ府中
   だから本命が差し切れたが、中山なら脚を余して負けたといわれるところ。仮柵をはずした
   せいか、内側が走りやすいということになると、各馬が内に集中して危険な気がする。
   馬場の悪い内を開けて大外に振った加賀のミハルカスのさらに外を通って差し切った
   シンザンのグランプリ、あんなレースが印象に残る。

5 月23日(土) 法事でご親族の皆さん集まられる予定がインフル騒動で中止、ということで
   少人数での法事を勤められた。法事をお勤めの仏さまは、長らく薬剤師をされておられたので
   こういう状況のことはよくご存じだったはず、ということでそれはそれでよかったのでは。
   ただだいぶ状況は沈静化しつつあるような気もする。

5 月22日(金) 雨が降ったりやんだり。青草人の原稿書き。今月号からはまた新しいことが
   始まる。

5 月21日(木) 夕方別院で会議。本山から今度の御遠忌についてのご説明に。それに
   しても法要が勤まっていないときの讃迎期間の、参詣者が外陣で勤める勤行次第も
   同朋奉賛ではなかったのには驚いた。同朋会運動のある意味象徴でもあるこの勤行
   式を否定するということは、同朋会運動をも否定することにつながりかねない。再考を
   願いたい。

5 月20日(水) 神戸の方のお参りが、お家の方が気を遣ってくださってお休みということに。
   被害者的なお立場なのに、逆に気を遣わなければならないとは大変お気の毒なことだ。

5 月19日(火) インフルエンザ騒動が蔓延。症状はたいしたことないようなのに、報道が
   大げさすぎる気がする。それでもこういう状況なので、土曜日に予定していた7組の
   研修会は中止ということになった。まあ仕方がない。

5 月18日(月) 時間があったので読書。といっても最近よむのは恩田陸などのライトノベル。
   しかしこの辺の作風は似通っている。ホラーとミステリー風味で読み進むのは簡単だが
   パンチがないから、こちらにインパクトがない。まあ時間を潰すのにはちょうどいい。

5 月17日(日) 青草人の会、今回は「能発一念喜愛心」のところ。この文は大経の異訳で
   ある「如来会」の本願成就のところから引用された、というところから話し始めて、法の
   上から見れば、たまわりたる信心だが、機の上から見れば私たちが発するということ、
   「念仏申さんと思い立つ心のおこるとき」となる。その発心の根源は善導さまの二種深心
   というところから生じるということを、歎異抄の言葉をたずねながら話した。

5 月16日(土) イタリアに在住の方が帰っておられたので、地震はどうでしたか、と聞いて
   みたら、全く揺れも感じられなかったそうだ。日本でも中越や東北の地震は大阪では
   全く感じられなかったから、そういうことなのだろう。

5 月15日(金) このごろ高音の伸びが著しく悪くなってきた。声質が太くなった気はするが
   どうも自分でも気持ちよくだせる声が出せなくなってきた。曲がり角を曲がったか。

5 月14日(木) 天気は良かったがさわやかな時候で、遠方まで自転車で行ったが、汗を
   かくこともなく気分よく坂道も行けた。もっとも電動サイクルでだったが。

5 月13日(水) 野田のほうにある大手のチェーンの古本屋へ行ったが、マンガとDVD
   ばかりで、活字の本はわずかしかなかった。さみしい気分。しかし数年前のベストセラーが
   1冊105円で売っていたので購入。

5 月12日(火) 一番忙しい日に5時から別院で会議。しかも微妙な問題についての討議で
   たいがい疲れた。

5 月11日(月) 夜 知り合いと会食。近所の店がみな休みで、ほたるまちのベルギービールの
   店に初めて行ったがさすがにビールはおいしかった。ちょっとくせになりそうだが、値段も
   相当なので、あまり暑い時に行くと大変なことになるかもしれない。

5 月10日(日) 夜 組会。報告事項が多かったが、特に話し合うようなこともなかった。
   ただ組内での儀礼的なお付き合いのことについていろいろ意見が出た。たとえば葬儀
   の時の装束について、ということも話題に出た。なかなか一律にということも難しそう。

5 月 9日(土) 不景気の話題はこのところよく聞かせていただくが、製造業の厳しさは
   今まで経験したことのないほどらしい。今日お参りさせていただいた方の会社は週休3日
   で、しかも平日も9時から午後2時くらいまでの勤務体制。雇用を守るためにワークシェア
   されてのことらしいが、いつまで続くのか不安とおっしゃっていたがその通りだ。

5 月 8日(金) ようやくよいお天気になり、5月らしいすがすがしい時候に。奈良の方の高速も
   ETCが導入されて、現金で払うことがなくなった。便利なようで知らない間にお金を使って
   しまう不安もある。

5 月 7日(木) 連休明けも雨で寒い。午後から高島屋で開かれている「東本願寺の秘宝展」
   を見に出かける。難波へ出るのは久し振り。展示されてある襖絵や屏風は、平素は
   大きな建物に置かれている物だけに、こうした展示場では迫力ありすぎの感もあった。
   いくつかグッズを買って帰った。

5 月 6日(水) 「ガリア戦記」読了。この連休中、といっても休みではないが、雑事から
   解放されるので、じっくり時間がとれた。カエサルの自画自賛の書とはいえ、ローマから
   イギリスまで転戦して、連戦連勝の指揮官となるとやはり天才ということになる。

5 月 5日(火) 5月にしては冷たい雨が降った。しかしこの寒さはどういうことだ。

5 月 4日(月) 郊外の高速は混んでいるようだが、市内の道はガラガラ。それにしても環境とか
   CO2とか言いながら、高速料金を値下げしてガソリンを消費さす。景気対策とはいいながら
   人間のご都合主義では温暖化は止められないだろう。

5 月 3日(日) 今月中頃に韓国への旅行を計画されておられる方が、どうしようかと迷って
   おられた。確かにこのところの豚インフル騒ぎでは、マスクをしての観光というのも辛い
   ものがある。もっとも今騒がれているから心配になるだけで、もし今回の騒動がなかっても
   海外ではどんなウイルスが飛び交っているやもしれず、心配しだすときりがない。

5 月 2日(土) お墓の建て替えに立ち会う。1時間くらいかかるのかと思っていたら、20分
   足らずで古い墓石を撤去して、新しい墓石が立ちあがった。さすがにプロは手際がいい。
   僧侶ももう少しいろいろなことで手際よくいかなければ。

5 月 1日(金) あるご門徒の方が本山まで新しくできた京阪中之島線で行ってこられた。
   どうしてもJRの方が早いという感覚はあるが、ゆっくり座って行けるし、七条から歩けば、
   15分くらい。きれいな電車でよかった、と言っていただいた。お勧めした甲斐があった。