平成24年11月分


11 月30日(金) お檀家さんから歌舞伎のチケットを頂戴する。関心はあってもなかなか行けない
  ところだけに有難いことだ。本当に感謝の気持ちでいっぱい。

11 月29日(木) 改装された阪急百貨店に初めて行った。むかしのデパートのようにそこにいけば
  何でもあるという夢のような部分はもう失われて、例えば本がありレコードがありおもちゃがあり
  屋上にいけばちょっとした遊園地みたいでまたペットも売っているというようなことはない。男が
  行って時間を過ごす場所がなく、ただ広場が上層階にあるのが珍しいといったところか。

11 月28日(水) この時期、風邪をひいている方が多い。それにノロウィルスも流行していて、
  近くのお寺さんが仕出しをお願いしているお店もノロウイルスにやられたそうだ。注意する
  に越したことはないが、罹る時はどうしてても罹るのでは。

11 月27日(火) 寺報の原稿書き。今月はこの時期までなにやらバタバタしていて遅くなった。

11 月26日(月) 今年の報恩講シーズンは昨日で終わったので、また通常に業務に戻った。

11 月25日(日) 午前中本山御正忌に楽僧として参勤。そのあと夕方からの御伝鈔を真宗
  学院生と拝聴。昼間逮夜法要の前のご法話を聞かせていただいたが、スピーカーの音量が
  小さいような気がした。しかも20分ではどうも感話程度のないようになってしまう。聴聞を
  中心とした報恩講ができないものか。

11 月24日(土) 午前中奈良の桜井で法事。それでも帰りは1時間で着いた。道が整備されて
  大阪から郊外へ行くのは便利になった。午後から組内の最後の報恩講。久しぶりの組内
  で、御無沙汰という感じ。まあ組内の報恩講が一番気が楽だ。

11 月23日(金) 助音方としては最後の報恩講。急に伽陀をすることになって、気合いが
  入りすぎて、喉が引っかかり、今日は一人だったのであやうく止まってしまうところ。なんとか
  しのいだが、始めは抑えておかないとスタミナ配分で無理が来る。

11 月22日(木) 本山御正忌に楽僧として参勤。まあ滞りなくいけたか。それにしても御遠忌が
  終わった翌年のせいか、助音方も少ないし参詣も少なかった。将来が心配。

11 月21日(水) 夜 シンフォニーホールで大フィルのコンサート。といっても新聞の購読者に
  向けてのサービスの一環で入場料は通常の半額以下。偶々お隣の席がご門徒の方で、他にも
  地域の方が来られていた様子。前半は「魔笛」の前奏曲や皇帝円舞曲など、後半は
  マイスタージンガーも演奏されたが、昔聞いた朝比奈隆の演奏のほうが厚み、ふくらみがあった
  ような気がした。最後はドヴォルザークの8番。これは良かった。最後の方はライブらしくテンポが
  上がって盛り上がった。だがそのあとのアンコールで「威風堂々」は折角のドヴォルザークの余韻
  が消えてしまった。まあ素人向けにノリのいい曲で締めようとしたのはわかるが、ちょっと
  残念な気がした。

11 月20日(火) 最近、どうも市内、郊外に関係なく、新築の住宅の建設が増えているような
  気がする。いつもお参りするお宅の前の土地が長らく空き地だったが、今月から建設に入った
  様子。福島区でもクレーンがたくさん立っているし、足元少しづつ経済は回復基調なのかも
  しれない。

11 月19日(月) 午後 報恩講、夜 楽の練習。この時期のルーチンワーク。

11 月18日(日) 青草人の会は「報土因果顕誓願」のところ。浄土という世界はわれわれの知恵
  で想像できる世界ではなく、本願が酬報した世界。はたらきが達成された世界ということ。そう
  いう話をさせていただいた。そのあと今日は法事3件。

11 月17日(土) また午前中から雨。今日は法事がなかったので、子育てサロンの片づけにも
  参加。さすがにこの天気では参加者は少なかったようだ。

11 月16日(金) 久しぶりに囲碁に行ったら、いつもは勝ち越せていた相手に負け越し。やはり
  実戦量が足りないと、大局感が悪い。

11 月15日(木) 午後から一時的に凄い雨。このところよく雨が降る。

11 月14日(水) 明日声明講習に伺う予定だったが、急用ができて他の人に変わっていただいた。
  申し訳ないことだが、講習に寄せていただく予定だったお寺の方からも、そういうことはおたがい
  あることで仕方のないことですから、と言っていただいた。ありがたいことだ。

11 月13日(火) 夕方から眉村氏原作の「謎の転校生」のアニメを友人と映画館で見た。観客数
  のことは置いておいて、少しも色あせない青春SFの心にギュッとくる結末。まあ50代後半の
  おっさん二人では、今更というところだが、そのあとお決まりのコースで痛飲。

11 月12日(月) 能勢の方へ行ったらもう紅葉がかなり進んでいた。箕面の奥の方の住宅地
  では鹿が夜にたくさん山から下りてくるとか。まだまだ自然が残っているとも言えるし、鹿の
  領域に人間が侵入してきたとも考えられる。

11 月11日(日) 小学生の男の子が持っているプラモデルのことを一生懸命に話してくれた。
  本当に好きなものは人に伝えずにはおれないということだろう。その瞳は輝いていた。

11 月10日(土) ご門徒の方のお家の報恩講。今年いただいた講題は「やすくに神社」。難しい問題
  ですが避けて通れないことでもあるので、まず元々の日本の神社と明治時代以降に作られた
  神社は本質が違っていること。国家の施策を行うための宗教であり、靖国神社は太平洋戦争
  にいたる戦争を美化する役割を果たしてきたこと。その時代状況のなかで真宗も戦争協力して
  きた歴史があるが、中には真実信心のある人は戦争に反対してきた。その一人が植木徹誠師、
  あの植木等氏のお父上。それから親鸞聖人の神祇観、「天神地祇も敬伏し」と言われるように
  念仏者を神が敬う、というお考えだったのが覚如上人以降、本地垂迹説の考えで神も仏の同じ
  というようになってしまった。というような話に。

11 月 9日(金) 夜 楽の練習。今年は本山の当番で伽陀も十淘や十二淘となるのでその練習
  をした方がいいだろうと思うが、そうなるとこちらの声の消耗も大きく辛いところ。

11 月 8日(木) 報恩講に助音として参勤。ご調声がそれぞれのご住職によって微妙に違うが
  そのあたりを助音で調整する技は多少身についてきたかもしれない。そのかわり声の伸びは
  悪くなってきているが。

11 月 7日(水) 本来は今日は組内の報恩講の日だったが、そこのご住職がこちらの報恩講の
  日が御都合が悪かったので、今日はこちらが休ませていただいた。これから連日続くので、
  1日でもゆっくりできるのはありがたい。

11 月 6日(火) 民生委の研修旅行。滋賀県で障害者支援施設の見学。成功例だろうがハーブを
  売り物にしたレストランなど経済的に自立して、モンベルとかの企業とも提携されている。入所者
  の生活空間も見せていただいたが、広い温泉旅館のようなお風呂や憩いの場所などかなり充実
  している。こういう施設がこれからどんどん出来ていければいいが、土地とお金と時間と才覚が
  主宰者にないと難しい。

11 月 5日(月) 夕方歯医者に。別にどこといって痛いところはないが、定期的な健診。どこも悪い
  所はないと言われて安心。

11 月 4日(日) 今日は楽僧として御遠忌参勤。庭儀もあったがよいお天気でちょうどよかった。仕事
  としては気分的に楽僧のほうが文字通り気楽だ。

11 月 3日(土) 御遠忌法要に助音方として参勤。伽陀の附物が低い中途半端な音で附けにくかった
  といわれた。自分では平調出しているつもりでも、そこまでいっていないということだろう。寄る年並み
  にはあらがえない。

11 月 2日(金) 組内の報恩講参勤。今年は初重の巡讃が当たることが多い。以前は初重の高さ
  は苦しかったが、最近は無理なく低めの音が出るようになった。その分高い声はしんどくなったが。

11 月 1日(木) 高層マンションにお住まいのかたに先日の風の強い日の様子を伺ったら、やはり
  風の音、とくにそこのお宅は角の部屋なので風切り音がすごかったとか。まあそれでも現代の建築
  はすきま風が入りこんでくることは全くないようになっているのだから心配はないのだろうが。