平成28年11月分

11 月 28 日(月) 夕方京都の仏具店の方が届け物を持って来られた。もっと早く来る
  予定だったが大寝殿でのお斎の接待のお手伝いに行っておられたそうで、しかも
  今日は最後の日で参詣が多く、お斎も200名以上だったとか。それは大変だ。
  しかも最近の参拝者はバスでこられたりすることが多く、そうなると本山の中だけで
  買い物をされるので、本山の前の仏具屋まで足を運ぶ人が少なく、本山の門前の
  賑わいがないということらしい。本山ももう少しそのあたりのことを考慮して、もっと
  枳殻亭へ人を誘導するとかしないと、門前の店の人に手伝いばっかりさせて見返り
  がすくないのではやってられなくなるだろう。

11 月 26 日(土) 久しぶりの本山への団体参拝。7組での事業に参加という形。本遇寺
  からは8名の参加。各寺を回ってくるのでうちが最後だったが案外早く到着した。
  土曜日で車の混雑が予想されたが、これもスムーズにほぼ時間通り。まず大寝殿で
  お斎をいただく。百数十名くらいだったがひとつひとつお膳を掲げもって配膳される。
  野菜(シイタケ、こ芋、かぼちゃ、豆)の煮物にふろふき大根、これが大きかった。
  それからけんちん汁。これもごぼうがたっぷり入っておいしかったが、やはりこれだけの
  数だと料理が冷えてしまうのはやむおえないか。あと持ち帰りのお酒、ミカン、饅頭。
  本山だけでしかこのお酒は販売していないということで、出口のところでさらに1升瓶の
  販売もしていたが、本山でお酒の販売を積極的に呼びかけるのもいかがなものか。
  しばらく山内を散策というか売店をのぞいて2時からの法要に参詣。そのあとしんらん
  交流館で法話を聴聞し帰路へ。

11 月 24 日(木) 組内で最後の報恩講。なんとなく声の調子は絶好調な感じで、これで
  終わるのがもったいないくらい。まあ余力を残しておくほうが体にはいいということか。

11 月 22 日(月) 午前11時より福島区の民生委員の大会がリーガロイヤルホテルで。
  真昼間からあまりアルコールをいただくわけにもいかず、こういう時間設定はどんなものか
  と思う。ただひたすら食事をいただくことに専念。

11 月 20 日(日) ご門徒さんのお家の報恩講。今回の話の題は「五障三従」。五障は女性
  は梵天、帝釈天、魔王、転輪王、仏陀になれないという説。三従は幼時は父母、若い時は
  夫、老いては子供に従うという説。前者はバラモン教の教えを受け継いだもの、後者は
  のちには儒教の影響もあり、どちらも仏教本来の教えではない。むしろ仏教は女性の救済
  を釈尊も行いまた、女性の出家者も受け入れバラモン今日の教えでは差別されてきた女性
  に平等に救済していく道を開かれた。しかし出家の条件が男性より厳しかったり、釈尊後の
  仏教教団の中では女性にたいする差別が残っていました。大乗仏教の登場により女性も
  平等に救われていく道が開かれて、本願念仏の教えもその流れを受けて女性を積極的に
  救済していく教えになっている。ただし説かれたその時代は女性が救われないという教えが
  主流だったので、特別に女性も救われる教えということで、変成男子とかいわれたりして、
  現代の目から見たら明らかに女性蔑視の表現が残っている。それに拘るのか、教えの本質
  を見据えていくのか、それが問題となるという話に。

11 月 19 日(土) 今日地震があったそうだが車に乗っていたので全く気が付かなかった。
  先月の時は携帯も警報音が鳴ったが、今回は鳴らなかった。震源は和歌山の方とか。
  南海地震の危険が言われているのに、先月の地震と大阪の方の揺れは変わらなかった
  そうだが、警報音が鳴らないのはおかしいのではと思った。 

11 月 14 日(月) 前から悪いと聞いていた組内の前住職が亡くなられた。同じ年齢で、組内の
  活動から声明の練習、ゴルフに行ったり日本橋へPCを買いに行ったりと思い出は尽きない。
  同年齢の堂衆の方も最近亡くなられたようで、そろそろ順番が回ってきてもおかしくない歳に
  なったということか。

11 月13 日(日) 青草人の会。今日は正信偈のまとめ。最初の2行は名号、そこから
  無量寿経に書かれる本願の謂れ、仏の徳を十二の光で表し、次の4行で本願のすくい
  の道理、そこからこの経を説かれたのが釈尊の本意であること、さらにそこから本願
  念仏の教えの利益を説き、そのあとは七高僧の教えを順次紹介されていると、
  120行を1時間強で話し終えた。 

11 月 9 日(水) いつもお世話になっているお寺の報恩講で、例年は登高座されるのに、
  今年は足腰の状態がよくないので登壇を止められた。うちの報恩講でも住職が登壇すると 
  ふらふらして見ておれないと家人に言われるが、こういう所作ができるのもある程度の
  年齢までかもしれない。

11 月 3 日(木) 毎年報恩講のお手伝いに寄せていただいているお寺の今年もうかがった。
  今年は例年より寒い気がした。まあ下に着こんでいったので寒さは感じなかったが。
  こうして毎年うかがっているが参勤の法中の年代が一気に若返った。以前はたぶん自分
  が一番年下だったと思うが、いつのまにか年を重ねたということだろう。

11 月 1 日(火) 今年ももう年賀状の発売。なんか1年がせわしなく感じてしまうのは、こういう
  年末年始のイベントの告知が前倒しになってきているからのような気がする。おせちの宣伝
  といい、なにか急き立てられているような気がして、その時期の味わい、過ごし方を見失って
  しまいそう。